ジョジョリオン 第72話 【ネタバレあり】 あらすじ 感想

ウルトラジャンプ 2018年 01 月号 [雑誌]

前回までは・・・
なんとか岩人間と岩動物を倒した定助たち3人。ロカカカの接木へ向かう前、康穂はふと昔の記憶を思い出す。それはフリーマーケットで高値で買った髪留め。それをつけるようになってから彼女に異変が起き始め・・・。
ネタバレをかなり含んだ、72話本編のあらすじ+プチ感想です。
#72 プアー・トムとオゾン・ベイビー その①(1)

参考:前回、第71話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/jojolion71.html )

今回はウルトラジャンプ表紙もジョジョ。同日発売の最新17巻とセットになったようなデザイン。(最下部のAmazon商品リンクを見ていただくとわかるかも) あっちは真ん中の定助が主人公感出ていいですが、こっちの躍動感ある康穂もいい感じ。ちなみに72話の扉絵も同じ画像。近くは絶望が収穫かーというアオリ、いよいよ新ロカカカが手に入る!?

ページをめくるといきなりカウントダウン。ロカカカ収穫まで「あと2日と4時間33分」と書かれています。今月のウルジャンも最終回を迎えた漫画がありますし、『ロカカカを手に入れる⇨ホリーさんを治す』=[ 呪いを解く]が最終目標だとすると、もしかしてジョジョリオンももうすぐ終わってしまうのか。そのカウントダウンでもあるのかー?なんて不安も過ってしまったりします。
床に置かれたバッグにつまずく憲助さん。これは常敏がプアートムから埋めるように言われた「オゾンベイビー」(の発動の為のドールハウス)が入ってるアレですね。まだ埋めてない、ということは前回ラストの見開きより少し前の時間ということですね。

食卓には常秀、鳩、大弥がすでにおり、次男は魚肉ソーセージとにらめっこ。お得用と銘打たれているものの、実際は微妙に1本あたりの量が減ってるんでは?というケチ臭い調査に勤しむ微笑ましい姿(?)が見てとれます。そのことを説明されても常秀を無視してみんな勝手に食べはじめるところがなんだかんだ愛されてますね。平和。チラと虹村さんも映ってます。

そんな家族を尻目に一人バッグを持って移動する常敏。おもむろに監視カメラの場所に行き、ここから回想がスタート。おそらく彼がもう少し若かった頃。父・憲助と共に野球観戦をしています。
彼はチケットを優遇してくれなかったり、トラサルディという名前のレストランに満席だと断られたという不満を口にしながら、ずっと全国1位をキープし続けていた東方フルーツパーラーの力も弱まっているのではと父に相談します。価値観がお坊ちゃんだ。商売の規模が大きいから強くて、強けば周りに忖度してもらえる。それが当然だという価値観。具体的には輸入ルートを拡大しもっと手広くやるべきだと進言。しかしきっぱりと断る父。フルーツ屋に「強い」なんて必要ない、っていう背中がクッソカッコ良かった。自分たちのできることを精一杯やって、看板を守り続けてきたんだなぁって。なんかドラマ陸王と重なってしまいました笑

納得できない様子に声をかけたのが岩人間の夜露。新築のご依頼を受けたと自己紹介してます。これが出会いで、後に今の繋がりが出来たんですね。近くには愛唱やエイフェックス兄弟の姿もあります。
回想が終わって果樹園でドールハウスを埋める常秀のカット。なるほど先に監視カメラをオフにしておいたのか。「東方家の為にやってるんだ」自分に言い聞かせるように呟きます。これがダモカンチームと連んでいた最大の理由か。

舞台変わって定助チーム。時間は「あと2日と2時間11分」まで経過。かなーり昔に出てきた、東方邸の敷地内にある地下通路にいる二人。狭い隙間から果樹園を覗き込むと、礼はすぐにロカカカの接ぎ木を判別。定助に教えますが、全く見分けがつかない様子。この前登場した、植物の成長を促す虫をその枝にもぐりこませます。枝までは結構な距離がありますが、スタンド「ドギースタイル」で指をロープ状にして飛ばしてました。
これであと2日でロカカカが収穫できると言います。それまでは彼らは身を隠すと。これがカウントダウンの意味か。
ちなみに康穂は家に帰って前回思い出した「髪留め」について調べるそうです。彼らには同行しませんでした。

再び常敏の場面。指示通りに動いたものの、未だプアートムを信じきれない様子。彼の様子をどこかでうかがっているのか。しかも射程内に入ったら死ぬって、どれがロカカカか判断する前に死んだらどうするの?という疑問が浮かびます。
この時ロカカカ実るまで「あと2日と2時間2分」。常敏の背後に現れたのは、つるぎと岩助。彼が何かを埋めていたところをバッチリ見られていた上、夜露と知り合いだったのかと問いただされます。いずれ病気が発症するだろうが、必ず治すと宣言。やっぱり父親ですね。東方家とお前の為にあれを埋めたんだ、と。

そんな会話の中、いきなりポリタンクが音を立てて潰れはじめます。さらに謎の音と、耳の奥の痛み。そして鼻血が。これはまさか!岩助も苦しそうに扉を引っ掻きます。我慢できず、部屋を飛び出す二人。
そこにはオゾンベイビーと思われるスタンドビジョンが。小さな車輪で動く、全体的には犬のような姿のスタンド。顔はカカシというか、紙袋を被って目のところに穴を開けたような感じ。映画にもなった「予告犯」のシンブンシをイメージしてただくと近いかも。

岩助を外に出すな!という制止も意味なく、岩助、つるぎ共に目や耳、鼻から出血して気絶してしまいます。いきなりの状況に動揺を隠せない常敏。全てワナ、というアオリ。もしかしてプアートムは常敏自身さえ標的だったのか。というところで今回はおしまい。
さらに残念なことに次回休載のようです。続きが読めるのが2ヶ月後。年明けも挟みますし、すごく遠くに感じます。

オゾンという名前で何がくるかと思ったら、気圧、ですか。これは結構強力だし、範囲が決まってるのも納得。外に出たらアウトな感じですね。劇中の時間ではあと2日とか言ってますが、何話分になるでしょうかねー。さらにはこのまま常敏VSプアートムになるのか。あるいは定助たちも参戦するか。身を隠すという方針の彼らですけど、個人的につるぎ君は助けて欲しいです。

今回もいろんな場面展開があったり、カウントダウンというギミックのせいかテンポよく読めつつもボリュームあって良かったです。

そんな72話掲載のウルトラジャンプ1月号は12月19日本日発売。

ちなみに3回目となる、ジョジョスピンオフ小説が付録になってます。その為また紙の書籍で購入しました。


付録なしですが、電子書籍はこちら


少し触れましたが、最新コミックスも本日同時発売です。
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