定助、康穂、そして植物鑑定人・礼の前に立ちふさがる岩人間&岩動物。スキーリフトの周辺で繰り広げられる極
限バトル。侵食し体に穴を開けていくブロック状のウイルスと、地中を這うコンビネーションに苦しめられる3人だったが・・・。
最新70話の本編ネタバレをがっつり含んだあらすじ+プチ感想です。
#70 岩人間と岩動物 その③ (3)
参考:前回、第69話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/jojolion69.html )
扉絵はキャタピラを背後に定助+S&Wのショット。この決意は埋もれないというアオリも、そのキャタピラ野郎、岩動物のドレミファソラティ・ドに地中に引きづり込まれた定助の現状をかけている言葉です。
ウイルスで穴だらけになった礼も何もできず、キャタピラに巻き込まれいく彼を目の当たりにし「定助ェェーーーーッ」と叫ぶ康穂。地中で完全にキャタピラ(とそれに包まれる形の岩人間アーバンゲリラ)の下敷きになっているだけでなく、ウイルス攻撃がなおも続いています。
「吉良吉影は新しいロカカカに導いてくれたが、田最環の方が誤りだった」"あえて泳がせていたが、ダモカングループは欲で金儲けしかしなかった、ただのヤクの売人"とのことで、アーバンたちに比べて彼らが小者なのでは、という予想はある程度合っていたようです。ただ、アーバンやもっと大きな存在かというとそれも違う感じしますよね。
「ロカカカの等価交換、手に入れるのが本当に楽しみだ」とのセリフ。以前、新ロカカカは岩人間にとって人間以上の価値を持つ(活用の仕方がある)ようなことを匂わせていましたが、どういう目的何でしょうか。一方それを聞いていた定助はアーバンの口調から「医者だな」と予想。なんでわかった、と口走っちゃうものだからバレバレ。それを指摘されると「このクソガきやぁあああ さっさと溶血崩壊しろ」と激昂。あれ、一気に小物臭がしました。これ今回倒されるな。
そんな折地面にあいた隙間から礼の声が届きます。「定助はわたしが何をしようとしてるかわかった上で、お前のところへ向かった」勝利を確信した静かな語り、かなりかっこいい。彼の腕から伸びる投げナイフの先がリフト支柱の燃料タンクにあることを見て、康穂やアーバンゲリラも何が起きるかを察します。
スタンド能力で包帯状にした体から燃料を伝わらせ、さらに絞って地中に流し込みます。焦ってソラティ・ド(名前長いなと思ってたけど、こういう呼び方があったか)を発進させて距離を取ろうとしますが、それを逃さず定助がシャボン玉で燃料を運んできます。彼ら二人を取り囲むシャボン玉。ライターで火をつければ当然・・・。
粉々に砕け散る岩人間と岩動物。定助は生かしておいて情報を聞き出したいようですが、新ロカカカの鑑定と収穫だけが仕事で、それ以上の危険を残すわけにはいかないと言い切ります。というか礼さん「勝った。よし東方邸へ向かおう」っていう勝利宣言してそのまま普通に勝っちゃうが何気にすごい気がする。生存率が下がったぞ、という「逆・死亡フラグ」みたいなセリフが多かったですし、強キャラ感は十分ありましたけど、見事刺客を倒しました。
今までにないタイプの「岩動物」といいう存在に困惑し、さらにアーバンの普段の姿が医者という点と、吉良が船医、ホリーさんは闘病という事柄に関連性はあるのかと思いをはせます。一方残っていたシャボン玉を指で割ってみる礼さん。すると何と、小さい糸のようなものが残ります。「線が高速振動してシャボン玉のように見えていたのか、能力はひも」「俺のと同じだな」と分析してます。え、ここでまさかの新情報が。
S&Wのシャボン玉、ひもだったの!?そうなると、例えば大量のシャボン玉で定助の体を浮かせたりっていう強度の問題が、今までよりもすんなりと受けれられるような気もします。僕らの思うシャボン玉じゃ結構無理があるってちょっと思ってましたから。
休憩する間もなく礼さんは次の行動に移ります。定助が撮影した写真によってすでにどれが新ロカカカの「接ぎ木」か特定できたという彼は、実を収穫する為、8番に収納したあるものを手に入れようとします。それは蛾の幼虫。「栽培理論もあるが説明しない」とのことでざっくりとしか教えてくれませんが、どうやらこいつらの習性によって本来よりも早く実らせることができる、という感じ。"維管束に潜り込む""三角形のうんこをする"ってのがキーワードっぽいですけどね。
場面変わって、とある駐車場にいる東方常敏。そばにいた子供を追い払う彼ですが、誰かと待ち合わせの様子。姿が見えない相手に電話をかけると、何と着信はその子供。のように見えただけで、顔つきをよく見ると少し老けていて、さらにタバコを吸っています。「時間どおりぢゃろぉ」とおじいさんぽい口調。驚きつつも、相手が自分を呼び出した「プアー・トム
2週間に渡りファートムと表記したまんまでしたが、正しくはプアー・トムでした。申し訳ありません。Poor Tom/Led Zeppelinです。
前方のベンツにいる女性がわざと彼にお尻を向けている、などとなかなか本題に移らないプアー・トムに苛立ちつつ、もう危険なのでダモカンらの資金洗浄には関わらないぞと告げると、タバコを一服し、プアー・トムが真面目な顔つきに変わります。アーバンゲリラとソラティ・ドからの連絡が耐え、もう植物鑑定人の確保に失敗した今接ぎ木を見つけられないこと。さらには、"ならばその枝に定助を近づけなければいい"と、プアー・トムのスタンド「オゾン・ベイビー」で果樹園ごと封印しろ、と支持します。
いきなり自分のスタンド能力を明かしたことに困惑しますが、どうやらこの能力を発動するためには彼の持つドールハウスというか模型をターゲット近く、今回なら果樹園に埋めなけらばならず、それを常敏にやらせるわけです。よく見るとその模型か鍵のようなものが出てきていますが、解除するにはこの鍵が必要ってことですかね。雰囲気的に常敏には渡してない感じですから、解除するためにいずれはプアー・トムと戦うことになるのかな、定助たち。
気になるのはトムが常敏に向けた「我々はお前を大切に思っているから」というセリフ。前述のアーバンの件を考えると、プアー・トムやアーバンたちのグループと、ダモカングループは別であり、複数形ということから、トムの他にも仲間がいるって考えられますよね。とりあえずダモカンたちだけで常敏とのやりとりがあったが、彼らが再起不能になった今、違う(おそらく岩人間の)グループが本格的に接触してきた。そしてその目的は新ロカカカ。最初の印象よりも岩人間たくさん出てきますね。
緊迫したムードの中、ベンツから投げ捨てられた紙切れで今回はおしまい。先ほど「誘惑してる」というのは勘違いではなく、何と彼女の電話番号が記載されていたのです。プアー・トム、モテモテか。すでに彼女がいてデートの予約があるけど迷うなぁとニヤける彼と、「こいつを信頼して大丈夫なのか」という常敏とのギャップが笑えます。
今回は大きく分けて二つありましたし、前半はアーバンゲリラ&ソラティ・ド戦の決着、後半は新キャラとその能力お披露目ということもあってページ数以上にかなりボリュームを感じました。しかもシャボン玉の性質について新しい情報が明らかになったし。
吉良が爆発するシャボン玉、仗世文が吸い上げるシャボン玉でしたが、どちらも定助のように高速振動でそう見えるだけ、だったのか。あるいは・・・。なんにせよ、この設定が今後意外な形で生きて、新しい使い方とか出てきそうで期待大です。
そんな最新70話掲載のウルトラジャンプ11月号は10月19日本日発売。
電子書籍版はこちら。例によって僕はこちらを購入しました。
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