敵の正体を知るため地面に落とされピンチになった康穂だったが、リフトに備えつけた水でなんとかブロック攻撃をやり過ごすことに成功。礼がスタンド能力で地中へとナイフを投げ込むが、姿を表した敵は、なんと2体。キャタピラのような異形の存在と、それに守られるように隠れるもう一人の岩人間。依然として窮地には変わりないが・・・。
最新68話本編のネタバレを多分に含んだ、あらすじ+プチ感想です。
#68 岩人間と岩動物 その① (1)
参考:前回、第67話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/jojolion67.html )
今回もウルジャン表紙からしてジョジョリオン。黄緑色の水兵服をきた定助ですが、その服には康穂やS&W描かれています。小さい画像の時はよくわからなくて、ツイッターでも小脇にフィギュアを抱えているのでは?と書いてた相互フォロワーさんの意見もすごくよくわかります。なんかこう、立体にも見えるんですよね。結構な大きさだし。このエントリの最上部や最下部のAamzonリンクを参照してもらえると意味がわかると思います。
扉絵は一転して敵側、岩人間たちのイラスト。キャタピラが装備された方は改めて上から見るとカメっぽくもあります。今回のタイトルの岩動物ってワードにびっくりしましたが、敵2体のうち、片方はやっぱり人間ではないんですかね。こんなにも異形だとさすがに。
先ほども触れたように水をかけることでなんとかやり過ごした康穂。3人とも、敵が2体いたことに驚きますが、読者だけにしれっと名前が公開。キャタピラ野郎は「ドレミファソラティ・ド」、そしてブロック野郎は「アーバン・ゲリラ」で、スタンド名は「ブレイン・ストーム」らしいです。
キャタピラ野郎はそういう”生物”で、スタンド能力じゃないってことですね。人間には見えないからペット「岩動物」かも、と礼は命名してます。シンプルですね。一方でブロック野郎はスタンド能力を持った岩人間。劇中では「細菌のようなスタンド」と表現してます。ブロック野郎改め細菌野郎にしますか。アーバンゲリラ。
礼の投げナイフ攻撃でやられたアーバンゲリラは激昂し、最優先で彼を攻撃し、むごたらしい拷問すると宣言。『「殺す順番」を考えた方が仕事効率がいい』と言ってますから、この2体は別の存在から送り込まれた刺客と考えて良さそう。その後も「順番」を連呼してます、こだわりがあるやつなんでしょう。
礼は特に反応するわけでもなく、再びナイフを投げます。能力ドギースタイルで体をひも状にしてナイフに繋いでるので、鎖鎌のように、いやそれ以上にコントロールし、キャタピラ野郎で防御する合間を塗って足に突き刺します。
方や康穂は「順番」というワードで自分が真っ先にやられると危惧し、走り出します。その直後岩コンビはまたしても地中へ。礼はキャタピラ野郎の能力は土をかき分けると同時に自身と同体化し、その土を後方に送ることができるので地表からではその動きを判断しにくいと分析。クリオコナイトと同じようなものだと言ってます。ググったらシアノバクテリアとか出てきました。周りの岩石とかを巻き込んで成長する生物というイメージ。
予想していた通り地中からリフトの支柱(の土台)を攻撃し倒してくるため、真っ先に隣の柱まで向かうことを提案。7番には燃料があるため、地中に染み込ませれば火をつけられるかも。たしか双子の岩人間は火だるまにして倒しましたから、有効な手段ですよね。液体には弱そうだし。
なおも逃げようとする康穂と、それを見守る定助。散々訴えたように、生存率を上げるため、礼を最優先して助けろという話を続けますが、定助はじっと黙って考えています。最後のだめ押しで「まずわたしを守れ」と言ったにも関わらず、リフトを降りて康穂の方へ走り出す定助。それに対し礼は
「気に入った」ええー、やっぱり今までの態度は定助を試していたのか?彼を「信頼できる男」だと評価した礼ですが、一人になってしまったので、自分の身を守るため隣の柱へ。腕の先を再びひも状態にし、リフトのロープに引っ掛けてウンテイ?のように進んでいきます。マウンテンティムはまた違う移動方法。
この間安穂はP・Pで打開策を考えており、岩盤地帯まで逃げられればキャタピラ野郎の進む速度もゆっくりになるはずだと伝えて二人で逃げることに。そんな中キャタピラはすぐそこまで近づいてきており、追いつかれそうに。
地面に人差し指を突き刺し、地中に向かって「爆発するシャボン玉」を打ちますが、なぜか敵後方に飛び出し爆発。周りの地面全体がある意味でキャタピラ野郎の体の一部のような状態なので、タイミングをずらされてしまいます。振り向いたせいでさらに距離を詰められ、足が巻き込まれそうになってしまいます。
あと20メートルで岩盤地帯というなのにどんどん巻き込まれ、例の爆発もやっぱり防がれ、かなりのピンチに。そこで彼は今度は前回康穂を浮かせた「割れないシャボン玉」を使い、ベルトで引っ掛けて少しでも地面から離れようとします。康穂の伸ばした手になんとか捕まり、ギリギリで岩の上に到着。スピードが緩んだとはいえなおもキャタピラ野郎は追ってくるので、どんどん岩の上に逃げます。顔がすぐそこまできていてかなり怖い。
その様子を見つつついに7番の柱に到達できそうになる礼。リモコンを使い、燃料を用意しようとすると、そこにはアーバンゲリラの姿が。「おまえからが良い」ロープ伝いにブロック細菌を食らってしまい・・・。
逃げ場ナシ!!という終わりで今月はおしまい。
と、思いきや、最後の見開きで礼さんのロマノフの作り方講座が載ってました。そして16巻は来月9月19日発売という情報もドヤ顔で教えてくれてます。やっぱりこの人好きだ笑
明らかに人間とは違う形だ、って驚いてましたが、キャタピラ野郎を「岩動物」と表現するとは。確かに人間とはいえない。漫画の中とはいえ、漠然と「そういう存在」として一応納得してた岩人間ですが、動物もいるとなるともっと色々なタイプが出せそう。というか「岩助」はなんだったんだろう。多分本編じゃもうこれ以上は触れなさそうですよね笑
今回も「爆発するシャボン玉」を使っていて、これは定助の中にまだ吉良がいる(一部が混ざってる)って感じがして、あの過去編の友情エピソードを思い出してグッときます。指一本だけ伸ばして撃つようなイメージなので、ジョニィのタスクぽくもあって好きです。
前回はページ数少なめでしが、「きっといいやつ」な別冊マーガレットの露伴スピンオフと、ジョジョリオン本編と今回がっつりと読めて得した気分です。先月に続いて小説も付録ですし。
そんな最新68話掲載のウルトラジャンプ9月特大号は8月19日(本日)発売!
露伴のスピンオフ小説は紙媒体のみの付録なので、今回も紙で。来月はシールのみなので、また電子書籍での購入予定です。8号連続企画のジョジョシールもついてきてますのでそちらもチェック。今回は5部がテーマ。
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