凶悪なスタンド「ブルーハワイ」に追い詰められ、ついに体を乗っ取られてしまう定助。間一髪、康穂に助けられ形成が逆転し、ドロミテから話を聞き出すことに成功。彼によると「ロカカカ」はさらに進化しており、関わらない方が身のためだと助言されるが・・・。
最新64話のネタバレを含んだ、あらすじ+プチ感想です。
#64 植物鑑定人 その①(1)
参考:前回、第63話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/jojolion63.html )
今回はジョジョ30周年を記念してウルトラジャンプの表紙もジョジョリオン。ビシッっと真上を指差す定助と、それにしがみつくような形のソフト&ウェットが描かれています。一方で扉絵は定助&康穂、そしてそれぞれのスタンドという4人を正面から描いたもの。安穂のペイズリーパークは何かを調べたり探し出す能力もチート級でしたが、前回のピンチはマジで彼女がいなかったらやばかった。第8部・完になるところでした。
ページをめくるとつるぎ君のモノローグが始まり、何やら回想が始まる気配。「憲助には彼が11歳の時に"それ"が起こり」「彼の母が身代わりになった」らしいということ。岩人間との戦いですっかり忘れがちですが、東方家の長男が代々罹ってしまうという奇病のことを指しているのでしょう。身代わり、っていうのが今まで具体的に出てきませんでしたが、もしかして現在の壁の目の不思議な力(二つのものを埋めると混ざる)が関わっていそうですよね。
髪型ですぐ分かりますが、子供時代の鳩さんと、お腹の大きな花都さんが家の敷地内でピクニックをしている場面。当然このお腹の子が常秀ですから、常敏は一体どこに?あたりを見回すと松の木に登っちゃってます。必死になって静止する母・花都。次のコマでは普通にしているので、何事もなかったのでしょう。よかった。しかし注目すべきなのはその松の下。盛り上がった部分に小さな洞穴のようなものがあり、祠(ほこら)らしきものが見えます。
今の雰囲気からじゃ考えられないですが、常敏はかなりおとなしい、また手のかかるこのようで、花都さんかなりの過保護っぷりを発揮。ボーイスカウトのような、子供達での短時間の森の散策のようなものに参加する様子ですが、いろんなことをメモしてやったり、靴を結んでやったりしてます。小学校中学年くらいかな、常敏。
森の中に入ると、先ほどは丁寧に話していた先輩メンバー(?)の態度が激変。前髪に小さいコロネがいっぱいついてるこの悪ガキですが、日常的に色々と命令してる感じで、こともあろうに花都さんの下着をとって来させたり、シャワーシーンを隠し撮りさせたりしています。ゲスい。体格差もあり、言いなりになるしかない常敏ですが、その様子を学級院長タイプの女子に見つかってしまいます。なんとかその場は解放されたのですが・・・。
予想通り彼女が大人に報告したことでいじめっ子が逆恨み。先生だけでなく警察にもチクったそうで(ザマミロ!)その怒りは当然常敏に向いてしまいます。俺はまだ中学生なんだぞ、とのことなので、やっぱり年上でした。で、そんな彼が次にとる行動がすごい。密告した女子の家にいき、常敏に火をつけさせようとするのです。
この部分の悪ガキの表情からセリフがなかなか酷くて、まず放火の時点で相当ですけど、断ったら母親を池に沈めるとか、かなりの悪役。ただただ泣くしかない常敏ですが、抵抗しようとして首に手を伸ばした瞬間スタンドが発言。血管の温度をあげて、やっつけてしまいます。今でこそ調節できるみたいですが、子供時代だし、全力で温度上げて、あやめてしまったのかなぁ。気絶しただけじゃないよな、と思うんですけど。
花都に相談すると黙々と作業し、「死んでないから救急車を呼ぼう」とする常敏に対し、決意した顔で「あなたは何もしていない」と言い聞かせます。「あなたのためなら生きられるわ」なるほど、これで罪を被って服役したのですね。
「ジョニィジョースターの伝説」や「土地の呪い」のこと、そして「祠」について考えていたという彼女は祠の奥にある穴に常敏と悪ガキを一緒に埋まるように支持します。みんなそうしてきた、という言葉から察するに、
長男が奇病に罹ったら誰か身代わりと共にこの場所に埋まり、片方におっ被して治すという予想で間違いないっぽいですね。そして、つるぎくんのためにロカカカを手にしようとしてた憲助さんですが、常敏はどうだったの?っていう謎もとけました。この時におっ被してたんですね、きっと。
次ページでは舞台がさらに進み、、高校生くらいになった常敏に「健康診断行ってるか?」と質問する憲助。このことを知らないと、「なんであの症状にならないんだ?」って思いますよね。ちなみにこの時の花都さんは大弥ちゃんを抱いてました。その年の秋についに遺体が発見され、殺人犯として花都さんが逮捕された、という説明があり、つるぎ君のモノローグは終了。
ページをめくると現代の定助&康穂コンビがバスで今回の一件を振り返っており、ドロミテは終始何かに怯え「自分は無関係」だと何者かにアピールするような口ぶりだったそうです。彼の口から常便が関わっているものの、ただの使いっ走りだという事実がわかりますが、それ以上にやばい別の存在があるってことですかね。
しかも操られていた時にその「ドロミテを監視する存在」にも植物鑑定人のことがバレたのではと焦る定助。次の瞬間バスの運転手がおもむろに立ち上がり、こちらに近づいたかと思うと突然倒れてしまいます。
それでも走り続けるバス。何が起こったのか覗き込むと、運転しているのはあの「植物鑑定人」やはり定助から情報が漏れてしまったようで、彼のところに「奴ら」が来た模様。危険と判断し、代わりにバスを運転することを買って出たようですが、果たしてこれからどこに向かうのか。そして他の乗客はどうなる?
気になるところで今月はおしまいです。
最新64話掲載のウルトラジャンプ5月号は4月19日<本日>発売。
今回の付録はジョジョ第1部のステッカー。この感じだと順番にくるんですかね。
付録はつきませんが、例によって僕はキンドル版で購入しました。
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