ボロボロになった康穂の前に現れた救世主、東方常秀。すぐそばでワンダーオブUの本体に監視されているのを感じながら、この状況を好転させる唯一の方法として選んだのは新ロカカカを摂取すること。下心があったものの助けてくれるという常秀の提案をのみ、使うことに。するとみるみる彼女の体は回復し、逆に常秀の腕は萎れていく……。
「ジョジョリオン」最新103話・本編ネタバレを含むあらすじ+プチ感想です
#103 終わりなき厄災 その(8)
参考:前回、第102話の感想はこちら( http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/jojolion102.html )
扉絵は今回のウルトラジャンプ表紙やコミックス最新刊と似ている、バルーンにも思える大きめのシャボン玉に囲まれている定助のカット。そのシャボン玉は線 そして回転している という、未だ明かされてない秘密について言及するアオリコメント。ついに明かされるのでしょうか。
ページめくるといきなり上空1万メートルの飛行機からの映像。新千歳を飛び立ち、S空港へと向かう機体にトラブルが起き、脱出用スライドパネルが外れて落下してしまいます。その重さ3キロ。こういった事故の年間542件のうち、重量が1キロを超えるものはたった3件。ものが上から落ちる時に高ければ高いほど加速し、そのエネルギーは大きくなりますから、これが激突することを考えたら恐ろしいですよね。
いわゆる、観客にだけわかっているタイムリミット。その直後に康穂と常秀の場面に移りますし、彼らが屋外にいるっていうことを考えても、厄災という形で「今この状況では」彼らが犠牲になってしまうのでしょう。それまでに敵を倒せば、あるいは……。
漢気ある行動を見せたのの、後悔しっぱなしの常秀はそれを使って元に戻ることを考えているのか大事そうに新ロカカカの鉢を確認。なおも離れたところで様子を伺う透龍ですが、いつの間にかスタンドビジョン(院長)が康穂の目の前に。前回ラストで虹村さんに電話したことが「攻撃/追う」とみなされ、厄災のターゲットの順番がさらに早まってしまいました。前からわかってましたが、やはり同時に複数の場所に出現できるんですね、このスタンドは。
焦りつつも電話越しに虹村さんとの会話を継続しますが、向こうもことの状況を大方理解してくれているようで定助を助けに現在進行形で向かってくれています。半分は吉良吉影。そういう意味では定助はある意味彼女の兄ですし、母を助けるための行動、また母も彼を救おうとしてるわけですから、力にならないわけがないです。序盤の頃は戦ってたのにね。こういう展開、あつくて好き。
当の定助も院長を前に緊迫状態が続いており、礼が瀕死の今、1VS1の状況に。彼が言った「見えてないシャボン玉の秘密」を考えようとしますが、「柔らかくて濡れている線が」「回転している」という性質が何を意味し、自身も気がついてない真価はどういったものか未だわからず。
院長を攻撃しようとしてもターゲットになって結果厄災がぶつかり自分にダメージが来る事から、相手に行動させようと、旧ロカカカから作った薬を破壊しだす定助。ちょっとこの作戦子供っぽい。怒らせて向こうから動くのを待つわけです。
試験管1本2億、故障に悩むアスリートから予約がたくさんあると告げる院長に対し「俺のスニーカーはナナキュッパだ」と一蹴する定助。無視してバンバン薬を破壊し続けます。院長は「私の方から近づけというのか?」とした上で、康穂が東方邸にいて、まもなく死ぬと脅します。これにはたまらず冷静を失った定助はオラオララッシュを叩き込んでしまい、逆に破片が首に刺さって負傷。やはり攻撃したらこっちがやられる「究極のジレンマ」です。
「私を追跡にしなければ幸せに過ごせたのに」「たったそれだけの事もできないのか?」煽る院長。定助自らの脚で顔面目掛けて蹴りを食らわせますが、罠のように仕掛けていた『削りとるシャボン玉』が彼を遅い、体勢を崩した結果逆さまになっていた机に倒れ込み、その足が体に突き刺さってしまいます。これは痛い。しかもこれ自分の力だけじゃ抜け出すことすら難しいんじゃないでしょうか。
絶体絶命、というタイミングでやってきたのがスタンド「ボーン・ディス・ウェイ」突然壁を破ってバイクが入ってくるっていうシチュエーションもめちゃくちゃ映えますよね。同時に能力のおかげでシャボン玉が凍りつくのも、一気に場の雰囲気が変わって気持ちい。最近見た「ジェミニマン」でジュニアというキャラが主人公をバイクで追い詰めるシーンがありましたが、あれを思い出します。
凍ったシャボン玉を勢いに乗せて院長にぶつけまくり、相手は杖でガードせざるを得ません。バキッと折れてしまうくらい、かなりのダメージが出てる模様。これは予想外だったようで「攻撃してきたのか、この私を」と漏らしますし、なんと頭部に傷が。本体である透龍にもフィードバックして彼も少し出血しています。すげぇ、押してる!
希望の光がまた見えてきた中で、この流れに乗ろうと定助はまたシャボン玉の秘密について考えをめぐらしますが……。というところで今回はおしまい。前回ラストの時点で虹村さんが参戦するはわかってましたけど、やっぱりバイクはカッコいいですね。院長にとっても完全な不意打ちだから成功したし、頑張ってくれてる間に定助が気がつければなんとかなりそう。とはいえ「さらなる秘密がある」ってなってからかなり引っ張ってますよね。これはもう「判明したらそれで院長を倒せる」って思って間違いなさそう。こっちで倒せたら康穂のピンチも解決だし、いやでも本体直接叩けば一気に解決か……?
昨日このブログではお知らせしましたが、コミックス最新刊が発売中。102話まで掲載されていて、今回が103話なのでそのまま続きが読めちゃいます。まあこれを読んでくださってるであろう、ウルジャンでも追ってる皆さんにとってはあんまり関係ないと思いますけど、コミックスだけっていう人も今月は手に取りやすいかなって思います。
そんな103話掲載のウルトラジャンプ1月号は12月19日本日発売。
僕は電子書籍版で購入。今回の物理版の付録は露伴のカレンダーですので、よくご検討の上購入をおすすめします。
ウルトラジャンプ 2021年1月号 Kindle版
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