【海外ドラマ】ネトフリオリジナルドラマ『デアデビル』好評発売中。【marvel】: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2016年11月12日 15:00

【海外ドラマ】ネトフリオリジナルドラマ『デアデビル』好評発売中。【marvel】

PCから見てくださっている方は最下部のコメントでご存知かもしれませんが、数ヶ月前、ネット動画配信サービスのネットフリックス(Netflix・以下ネトフリ)の1ヶ月お試しをしました。昨年の日本でのサービススタートからずーっと気になっていたので、ようやくといった感じですが、その中で一番楽しみにしていたのが、このドラマ「デアデビル」です。

ネトフリには他のサービスでは公開されていない、「オリジナル作品」というものが多数存在し、それだけでもかなり加入の価値があるわけですが、デアデビルもその一つで、この他にもmarvelのドラマはいくつも配信＆製作予定、最終的には彼ら全員がチームを組んで活躍する『ディフェンダーズ』という作品につながっていくそうです。

そう、あのmarvelなんです。今のところ、具体的にこれまでのキャラクターがクロスオーバーして登場こそしていませんが、NY決戦に関する新聞記事が出てきたり、あのアイアンマンやソーなど、アベンジャーズがいるのと同じ世界を舞台にしているんです。ドラマと映画がコラボ、というとこれまた僕のお気に入りの「エージェントオブシールド」で既にやっているのでこちらは控えめですが、映画シリーズにこのデアデビルたちが登場してほしい、という声もあるので、サプライズ的なカメオ出演はあるかも。

前置きが長くなりましたが、デアデビルがどういうヒーローかと言いますと、バットマンに似た、私刑タイプ。昼間は庶民の味方の弁護士をする傍ら、法で裁けない悪人たちと戦って懲らしめる、というダークなヒーロー。過去にもベンアフレック主演(一番新しいバットマンの人)で映画化されておりまして、そちらでその存在を知っている人も多いかも。その強さの秘訣は何と言っても研ぎ澄まされた感覚で、事故で視力を失った代わりに彼が得たのはものすごい聴覚で、とある師匠(シーズン２に本格的に登場します！)からの稽古や訓練によって、「目が見えないいこと」などまるでハンデにならないような凄まじい戦闘を見せてくれます。

この11月に発売されたのはシーズン１の全13話が収録されたコンプリートボックス。ネトフリでは現在S２まで、３も製作予定ということですが、S１は主人公のマッドマードックがデアデビルとして本格的に街に認知されるまでの物語で、アメコミヒーローっぽいスーツも最終話まで登場せず、黒ずくめ＆ニット帽で顔を隠してるというヒーローらしからぬスタイル。だけども己の信じる正義の為にボロボロになりながらも悪と戦う姿はとてもかっこよく、見入ってしまいます。映像のクオリティも映画レベルなので、見ごたえありました。ちなみに4Kで視聴しました。

ヘルズキッチン、という街を舞台に、主人公のマードックは親友のフォギーとともに小さな法律事務所を設立。そこで虐げらている市民を助けながら、街を牛耳ろうとしている悪者たちと戦います。この街にはいくつもの勢力があり、それぞれが違う犯罪を担当することでその力は均衡状態にあるのですが、キングピンことウィルソンフィスクが街を乗っ取ろうと暗躍。次々に勢力図が変わり、最終的にデアデビルとキングピンの直接対決ということに・・・。

そういう夜の戦いも見ものですが、昼間の弁護士パートも負けておらず、知恵を絞って法に乗っ取り戦っていく姿も見ごたえあります。法廷ドラマ顔負け。傍聴人に向けてのスピーチのシーンとか聞きいってしまいます。それでもどうしても解決できないことのために、デアデビルとなって戦うんですね。

いつぞやツイッターでも少し触れましたが、このパートナーであるフォギーも弁護士としても人間としてもとてもできた人間で、よくある和ませ担当に終わらず、「主人公の完璧っぷりを際立たせる為の存在」でもないっていうのがすごい。同じような頭脳、そして同じように市民を救いたいという正義の心があるからこそ親友になれたんですよね。王手事務所をけって、弱小事務所として独立するという人柄も、ドラマを追っていくうちに納得できます。

序盤のある事件を経て、事務所のメンバー入りしたカレンという女性。このヒロインとの恋の行方もドラマの見どころの一つです。この手のお話で同じみ「いつデアデビルだってバレるのか」とかね。他にも無茶をする彼に呆れながらも怪我を治療してくれる看護師さんなど、魅力的な登場人物がたくさん。

そんな感じでなるべく本編の内容に触れずに思ったことをザーッと羅列してみましたが、これまでネトフリに契約しないと見られなかったのがソフト発売として手に取りやすくなったので、レンタルを含め、ぜひ視聴してほしいです。ヒーローものと言っても少し毛色が違うので、純粋な海外ドラマファンとしてもとても楽しめると思います。