2月1日付でついにU-NEXTにお試し加入をしました。他サービスにはない海外ドラマも結構網羅していて嬉しい驚きなのですが、その中に気になっていたドラマ「ヤング・シェルドン」があってさらにびっくり。小躍りしたい気持ちになりました。
このドラマは惜しまれつつもシーズン12にてフィナーレを迎えた長寿海外ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」というシットコムのスピンオフで、劇中に出てくるキャラクターの幼少期を描いたもの。ただ少し違うのはそのシェルドンはIQ187という超天才なため、9歳ながら高校に通うことに。両親、兄、妹(シェルドンと双子)、そして祖母など家族や学校での日々を描いています。
そもそもビッグバンセオリーはカリフォルニア工科大で研究している博士たちオタク系4人と、その恋人たちを中心に広がっていったドラマであり、科学ネタ、オタクあるある、そしてラブコメと複数の要素が絡んでいてめちゃくちゃ面白いのですが、シェルドンは「天才だけど変わり者」っていうキャラ設定がされているために、融通の効かなさとか、人の本心を読み取れないことで起きるドタバタなんかもコミカルに描写されています。一応製作側は単純な「アスペルガー」とかではなく、あくまで「シェルドニー」(Sheldony シェルドン的な振る舞い)って描いてるのだそうですが、極論を言えばそういうと似たタイプの「生きづらさを抱えた人」なんだな、って理解でいいと思います。
そんな彼の特性はもちろん子供の頃からあったようで、このスピンオフでもバンバン出てきます。例えば1話では高校初日に校則違反を指摘しまくったり教師に喧嘩を売ったり(本人は教えてあげてるだけで悪意ゼロ)というドタバタが出てきました。ビッグバンセオリーでも母親や妹ミッシー、兄ジョージー(S11でやっと登場!)など家族との話も複数回ありましたし、いわゆる「手のかかる子」である彼とどういうスタンスで付き合ってきたかは知ってましたが、子供が主役のドラマなのもあって全体的に優しい世界になってるのかな、と思います。特に父親のことはあまりいい思い出がないようなイメージでしたが、典型的な「俺は面倒ごとはごめんだ」タイプなだけで、悪意は感じません。
このブログで紹介してなかったと思いますが、お気に入りの海外ドラマに「それいけ!ゴールドバーグ家」というのがあって、80年代の家族を舞台にしたコメディなのですが、スタイルが似てるなぁと思いました。今は大人になってしまったその家の末っ子君が当時を思い出してるというスタンスで描写され、本人がナレーターという設定。このヤングシェルドンも、モノローグという形で本物のシェルドンの声が出てきます(もちろん本家と同じ人が担当!) 空気読めない言動とかで十分すぎるくらい説得力あるのですが、こういうのがあると改めて「ほんとにあのキャラクターの幼少期の話なんだなぁ」って実感させられます。個人的に4人の中で一番シェルドンが好きなので、こういう形でスピンオフが見れて嬉しいです。
とはいえ「ビッグバンセオリーを知ってるとニヤリとできる要素」があるだけで、基本的には前述のように天才少年とその周囲の人間のドタバタコメディなのでこれのみ、あるいはここから見始めるのも断然ありだと思います。「家族向け」とまでは行きませんが、内容も比較的穏やかですし(まだS1序盤ですが、下品orアダルトすぎる会話とかも出てないです)本家より多くの人に安心して紹介できるかな、と
(あっちはある程度オタク文化に通じてないと面白さ半減だと思うので)
これも本家と共通しますが1話あたりが20分ちょっとなので軽い気持ちでさらっと見られるところもいいですね。普通のドラマの約半分なので、S1、S2ともに全22話ですが、多くは感じません。でもその中に笑いと学びや家族の愛情とかちょっとした感動が詰まってたりして満足感はしっかりあります。期待を裏切らない面白さでした。
今のところ見放題はU-NEXTだけっぽいので、会員の方や検討中の方はぜひぜひ。ビッグバンセオリーは最近huluでS11がきまして、僕も先週あたりに最後まで見終わったところです。その他、各配信サービスでもやってますので、ぜひ強烈キャラを体験してほしいと思います。
ビッグバン★セオリー(吹替版)
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