過去作も数回手がけてきたブライアンシンガーがメガホンを取り、ナンバリング(?)ウルヴァリンなどの派生作品を含めなくてもついに6作目となった今作品で、ついに過去編終了。ファーストクラス(ジェネレーション)、デイオブフューチャー&パストに続き、若き日のチャールズたちの戦いが描かれる。
最古から君臨する最強のミュータント「アポカリプス」他のミュータントのパワーを増幅し、さらに自身は他人に乗り移ることでいくつもの能力をえてきた彼が、数百年ぶりに復活。仲間を増やし、プロフェッサーを狙うが・・・。
あらすじ
1983年。文明が誕生する前から神として君臨していた、ミュータントの始祖でもあるアポカリプス(オスカー・アイザック)が、突如として長い眠りから覚醒する。数千年ぶりに目にした人間とその文明が、誤った方向に進んでしまったと考えた彼は新しい秩序が必要だと判断。マグニートー(マイケル・ファスベンダー)など、4人のミュータントを率いる。彼の存在と考えを知ったプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)は、ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)らと共にその行動の阻止に挑むが……。(シネマトゥデイより)
6作という多さから、躊躇してしまう方もいるかも知れませんが、前述の通り、先に公開されたX-menの3部作と、後から作られた新3部作で大きく二つに分けることができ、このアポカリプスも含めて最近の3つは「過去」具体的に言うと60年代、70年代、そして今回の80年代を舞台にしており、登場人物などに関し、ファーストクラスやデイオブフューチャーパストのあらすじさえわかっているだけで世界観の理解がより深くなると思います。
が、例によってこれ単体でも問題ないとは思いますので、いきなりここからでもいいかも。
イメージ的には、スターウォーズのエピソード公開順456123を想像していただければと。ちなみに今回は3。
なので、どう言う風にX-men1作目に繋げるのかな、と言う部分でもかなり興味があったんですが、違和感なくまとめていて、どの作品も否定せずにシリーズが一区切りになったのはとても良かったです。おそらく一番人気であるあのキャラクターもちょっとだけ登場するのですが、矛盾がないように、ちゃんとは出会わないようにしてました(面識があったのか?ってならないように)
ストーリー自体は、これまでと同様に、人々と違う=ミュータントだからこそ「その良さをわかるミュータント同士でだっけつして、人の役にたとう」と言うプロフェッサーX(チャールズ)と、「強さゆえに迫害される、ならいっそこっちから攻撃してやれ」のマグニートー(エリック)の考え方の違い、そしてそこにつけ込まれてしまってミュータント同士で戦うことに、と言うような感じで、前述のミュータント「アポカリプス」とその部下たちVS正義のミュータント(のちの旧三部作X-men)のバトルがメイン。
TV放送とかで旧3部作を見てるとそのCGのちゃっちさ、もとい近年の技術力の進歩にびっくりさせられますが、アメコミ映画だってしみじみ思うくらいド派手な演出がバンバンあって、それがものすごい迫力で表現されてるのですごかった。特にアポカリプスによってパワーアップしたマグニートーの凄さとか、あとはサイロックの武器とか。あと大爆笑したのはクイックシルバーの見せ場。初登場の時も笑いましたけど、今回はあれを超えてます。もう反則だろって思いますし、見ていてスカッとします。やっぱあの能力が一番欲しい。
BvSと被りますが、今回ついにプロフェッサーがなぜ禿げたかが明らかになりましたし、ミスティークに想いを寄せているビーストだとか(ちなみに今回青いキャラが多いです。)時系列的に、ここより以前とここより後を知っていると色々と思うことが多く、アクションだけじゃなく見所もたくさん。毎回そうですけど、マグニートーの気持ちもわかるんだよなって。あんなことがあったら闇落ちするのもうなづける。
ちょっと触れたスターウォーズ同様、見終わった後に他の作品も見ていくとより味わい深く感じるんじゃないかなぁと思います。シリーズではありませんが、次に公開されるウルヴァリンの最新作へ繋がる描写がいくつかありましたので、そちらもご注目。
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今日午後のロードショーでバイオハザード「アポカリプス」放送されたようなので、なんとなくこの映画にして見ました。
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