ウェディング・バトル アウトな男たち / 最愛の娘の恋人は、ぶっ飛んだIT長者。堅物親父にとって全くの予想外だった彼氏の発覚。しかもクリスマス休暇を一緒に過ごすことになり。ジェームズ・フランコ、ブライアンクランストンで送るドタバタコメディ。

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自身の誕生日会が開かれ、盛大に祝われてていい気分だったネッドだが、大学進学で離れて暮らす娘ステファニーとビデオチャットで会話していると、なんとお尻丸出しの男が。それがこっそりと付き合っていたチャラ男レアードだった。あまりの出来事に怒りよりも混乱が勝るほどだったが、知ればきっと好きになると娘に言い負かされ、その年のクリスマス休暇を彼と過ごすことになってしまう。
ジェームズフランコがまたしてもブッとんだ役を演じ、汚いワードを連発。一方堅物親父はブレイキングバッドで有名なブライアン・クランストンが好演。
父母、娘とその彼氏、息子、さらにはサポート役(執事っぽい)を中心に、ドタバタなクリスマスを描く。
あらすじ
小さな印刷会社を営み、自慢の娘ステファニーを名門スタンフォード大に入学させた頑固一徹の父親ネッド。だが彼の65歳の誕生日、遠方から祝福のビデオ電話を寄こしたステファニーの後ろに見知らぬ青年の姿が。バレてしまっては仕方ないとステファニーは恋人レアードを両親に紹介することに。レアードはゲーム会社を経営する気鋭の青年社長で大金持ちだったが、ネッドは奔放というより変人のレアードの何もかもが気に入らず……。(WOWOWより)


劇中何回「クソ」って単語が出てきたか。単純にチクショウって意味でも使いますし、オアシスのあの人やワンピースのサンジばりに、形容詞として使うのでもうめちゃくちゃ。思春期の弟スコッティがいるんだから気をつけてって序盤こそ注意されますが、ほとんど意味をなしてません。おバカ、お下品のオンパレード。当たり前のように影響受けまくって、「ゲームオブスローンズ、ドラゴンとおっぱい!」って叫んでて笑います。

この手の構図だと割とありがちですが、父親的にはもう全て悪い方に考えるけど、母親=妻が、「あら、案外いい人よ」ってスタンスでいるせいで余計にネッドの堅物感が増してますし、よく見ていくとレアードはおバカだけど色々考えてて、確かに悪い奴には思えないんですよね。あらすじの通りめちゃくちゃ金持ちだし、娘への愛は本物だし。しかも面白いのが、「父親というものがいなかったからぜひ親しくなってほしい」と、レアード側から懐いてくるところ。むげにも出来ないし。結果的にかなりの期間二人のやりとりが見れて笑えました。若者言葉についていけなかったり、下ネタを間違って覚えて恥をかくっていうお約束もありましたし、珍しく興奮したら伝わらなくてポカーンとされたり、相性いいのか悪いのかわからない凸凹コンビって感じ。クリスマスツリーのシーンは特によかったなぁ。

Blu-rayレンタルだったのですが、まず削除されたシーンだけで31分もありまして。これの「プレゼント交換」は本編にぜひ入れたほうがいいグッとくる流れでしたね。ただあまりにもレアード>ネッド になっちゃうからかなぁ。最後にオチがついてますけど、普通に感動するプレゼントでしたよ。この手のコメディに限らずよくある、最後の盛り上げのために一旦シリアスなムードになる、ってのがありまして。気がつけば家族がみんなレアードの味方になって、ネッド一人悪者っていう流れてくんですけど、そこが案外少なめで、一気に最後の大団円に向かっていくのもよかったです。ネッドに感情移入してたので、空回りする姿はあまり見たくなかった。

小ネタとしてはSiriのようなAIアシスタントが家中にいて、その声がケイリークオコという設定。大ヒットドラマ、ビッグバンセオリーのヒロインなのですが、吹き替え版もその時と同じ新谷良子さんだったのがとても良かった。声の感じが本当にドラマそのもので。Siriとは考えられないくらいフランクに話しかけてくる彼女は毎回ニヤニヤでした。劇中日本製のウォシュレットが登場してネッドらが戸惑うシーンがあるんですが、故障した際に空気を読んで換気扇オンにした流れは特に笑いました。

もう一人の脇役、グスタフもとても個性的で、一応常識人なのか、暴走するレアードを影で見守り「あんなんじゃドン引きされますよ!」ってたしなめてくれるのが微笑ましい。何回も出てくる「不意打ちからの攻防」は意外な形で伏線回収されますが、あれを見るとなんだかんだで彼もやばい人なのかな、と思えてきました。まあレアードの世話が務まるんだからなぁ笑 容姿がふざけて、若干出オチ感あります。

そうそう、両親がアーティストのKISSの大ファンという設定なのでクリスマスソングと同じくらい彼らの楽曲が流れます。そして映画終盤に……。


第一印象だけで人を判断せず、その本質のいいところをちゃんと見ようっていう説教めいたことは一切なく、ぶっ飛んだキャラに翻弄されていく普通の人のドタバタを見つつニヤニヤさせられ、でも最後にはどこか心温まる、僕が大好きなタイプのコメディでした。
ま、前述の通りお下品なワード、シーンが出てくるので人を選ぶとは思いますけども……。

レンタル割引クーポンを使おうと、「今すぐ借りられる」「Blu-ray」をざっと眺めててなんとなく選んだ1本でしたが、満足いく結果になりました。
ちなみに10月現在「準新作」料金でした。

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