小さなバイキング ビッケ / アニメ化もされている冒険ファンタジーの実写版第1弾。タイトル通り、北国にすむバイキングの子供ビッケが、自慢の機転で家族や仲間と共に大活躍する物語。

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ワンピースの尾田栄一郎さんも「海賊ビッケが冒険漫画の原点」と名前を出すほどに影響を与えたという児童文学シリーズ。過去にもアニメ化もされているビッケが、ついに実写版で登場。その第1弾。
力はそれほど強くないものの、頭がとてもいい子供ビッケ。バイキングとして家族や仲間とともに暮らしている彼ですが、ある日悪い海賊たちが彼らの集落を襲い、子供たちを誘拐。ビッケだけは難を逃れるものの・・。

2018年のセンター試験の問題に、ムーミンと共に登場。
あらすじ
今から千年ほど昔。北の国に住むバイキングたちは、恐れられ、またその勇敢さを称えられていました。しかし、そんな屈強な男たちのなか、ちょっと変わった赤い髪の男の子がいました。彼の名前はビッケ。ビッケは力こそ弱いもののとても知恵にすぐれ、優しい心を持っていていました。そんなある日、ビッケが凧で空を飛んでいると、悪いバイキングに村が襲われ、こどもたちが誘拐されてしまいます。(Amazon商品ページより)

日本語版の予告編がなかった。代わりにアニメ版のOPがあったのでこちらもどうぞ(1/14追記)


バイキングという言葉でイメージする通り、マッチョな海賊たちの中なので、力も強くないビッケは別段もてはやされる訳でもなく。なんか突拍子も無いことを思いつく変わり者、みたいな扱い。それは実の父親であっても例外ではなくて、自分のように力強い男になってほしいっていうのがすごく伝わります。
そんな状態だったのに、劇中の様々なピンチをビッケの機転、知恵によって突破していくことで認めざるを得なくなっていく、一目置かれていく様は本当にスカッとします。力強さも大事だけど、頭のよさで勝負したっていい、それぞれの個性をのばせよ!っていう印象を受けて見てて気持ちよかったです。

他のキャラクターも魅力的で、残念ながら僕自身はアニメを含め原作に触れたことがなかったのですが、Amazonのレビューなどでも「世界観そのまま」「イメージ通りの配役」という声も多く、ちゃんと考えられてるようです。この映画版はドイツ製作なのですけど、僕の中の勝手な「平和なバイキングの暮らし」という想像通りでした。ちなみにアニメ版もドイツと日本の共同製作なんだとか。
「図体は大きくて力持ちだけど優しい心の持ち主」みたいなベタなキャラクターと美人との恋模様なんかもあってそっちにも注目してました。全体的に子供むけ作品なのでラブロマンスと呼ぶレベルではないですけど、いい所見せようと頑張る、みたいなのはありましたし。

そう、これ結構テンポよく進みますし、色々な場面が登場するので小さい子供とかも飽きないでしょうし、ビッケが活躍する冒救出劇なのでお話もわかりやすくて楽しめると思います。ギャグシーンとか演出もアニメっぽい感じですしね。

ということで知らない僕も面白く見れましたが、アニメを知っているとその再現度などからより楽しめる作品になっているようです。興味がある方はぜひ。

一昨年?あたりに東京MXで放送された吹き替え版を録画しての視聴でしたが、Netflixにもあったような・・・Amazonでは字幕版しか見つけられませんでした。

センター試験の題材として(ムーミンの方が取り上げられていますが)登場したそうなので、急遽ご紹介しました。

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