アンフレンデッド:ダークウェブ / Macbookを拾っただけなのに。カフェで落とし物ノートPCをネコババした主人公。そこにあった隠しファイルを覗くととんでもないものが。そして持ち主からメッセージが届き……。画面越しホラー第2弾。

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SNSの友達登録を解除したり、あるいはグループチャットから退室させられない謎の存在によって苦しめられる様をほぼPC画面越しに描いたホラー作品「アンフレンデッド」その続編、であるものの主人公も別ですし、同じホラーでもジャンルが少し変わります。なんたって今回の相手は凄腕ハッカー。軽い気持ちで「落とし物パソコン」を拝借してしまった若者マタイヤス。興味本位でその中のファイルを見てしまったがために元持ち主らにターゲットにされ、とんでもない悲劇が引き起こされることになります。例によって画面越し、基本的に主人公とその仲間たちとのグループチャット(テレビ電話的)で物語が進行。実態はわかるけどまったく歯が立たない敵にどう対処する!?
コリン・ウッデル、ベッティ・ガブリエル、レベッカ・リッテンハウス共演。ジェイソン・ブラム、ティムール・ベクマンベトフが引き続きプロデュースを担当。
あらすじ
中古パソコンを入手したマタイアスは、鎖につながれ監禁された女性やドラム缶の中に入れられた人など、ぞっとする動画ファイルの数々が保存されている「UNTITLED」という名前の隠しフォルダを見つける。その内容に戸惑っていると、見知らぬアカウントからPCを返さないとお前らは死ぬ、というメッセージが届く。(シネマ・トゥデイ)


1作目も試聴しましたがここで紹介してなかったようで、一応ネタバレなしでさらっと書きますと、そちらは「死んだ女性の亡霊!?」という感じで進むため、ジャンル的にも心霊ホラー。正体がわからない恐怖だったり、タイトルにもあるように「友達解除」ができない不気味さがあってかなりゾクゾクさせられました。

今回はすでに触れていますし、上記予告動画にあるように相手は人間。ただ正体不明という部分では共通してますね。副題にある通り「ダークウェブ」がテーマなのですが、ざっくりしすぎなんで補足すると、「表には出てこないネットでやりたい放題やってるガチやばなPC上級者(いわゆるフィクションの凄腕ハッカーのイメージ)の世界に迷い込んじゃった」という感じ。先に言ってしまうとこのハッカーたちがものすごい技術を持ってまして、こっちのパソコンに侵入したり、SNSの利用歴なんかであっという間に身元を特定してくるのは絶望しかないです。一応仲間の一人に特にネット/PCに詳しいメンバーがいるので、何が起きてるのか逐一説明しくれる親切さ。

Macbookというappleのノートパソコンをネコババした、という設定なので主人公が見ているそのパソコン画面がほとんどのシーンで映っているのでMacユーザーにはかなり馴染みある画面だと思います。僕はamazonプライムビデオで、そのMacbookで試聴していたのでものすごくシンクロしてました。マタイアス本人の顔も画面下に小さい枠で表示されてますので、どんな反応してるのかも含めて楽しめます。友達同士でつないでいるチャット、恋人とのやりとり、そして犯人グループとの個人通信→チャットにも参加する犯人という3つが同時に展開していきまして、結構サクサク切り替わるのでなかなか全部追うのは大変。頑張ってほとんどの表記に対して字幕をつけてくれてますけど全部となると網羅しきれないので、ある程度SNSサービスとかチャットの見方、そして英語のある程度の知識があった方がより把握しやすいのは間違いないです。

マタイアスの恋人が耳が聴覚障害者なので、彼は送った文章を即座に手話で表示してくれるソフトを活用しようと試み(いやいや自分で手話覚えようよ、というのは劇中でもツッコミ入れられていました)その処理が早くなるために自分のより性能の良いパソコンを盗んでしまったという設定。仲間とのチャットには入られたものの、なんとかして彼女だけは救おうと、必死で犯人を出しぬこうとします。この手話っていうのがミソで、二人だけで暗号のように指示を送れるのは賢いなぁと思ってたんですけどね。そんなソフトがあるということは当然……。

1作目もそうだったのですが、仲間たちは物理的にやられていきます。まずあいつがやられて、次にこの人、という風にだんだメンバーが少なくなっていくのも恐怖を煽られます。主人公は最後なのです。やられたくなければ要求をのめ、とまるで人質のようにつきつけてきます。恋人同様、彼らの事も巻きこないように必死に嘘ついたり誤魔化したりしたんですけど、あっけなくバレていきます。音声を合成して犯罪計画を立ててるように仕向けるとか、直接犯人たちが手を下さずに攻撃したりとほんと敵ながら感心しちゃいましたよ。ただ、チャットのカメラに犯人がうつる時だけノイズがかかって顔が見えなくなるっていう演出がちょっとチープすぎたかなぁと。謎めいた男の方が犯人として不気味で盛り上がるかもしれないけど、そこだけ一気に嘘さく見えちゃう気がします。

圧倒的な力を持つ犯人たちか、それとも主人公が機転で切り抜けられるのか、その戦いは最後まで縺れるんですが、決まるときはほんと一瞬って感じでしたね。そもそもホラー作品なので他ジャンルに比べて後味よく終われない確率も多々あるんでそこは覚悟して見てたんですけど、あっけない。その分そこに至るまではずっと緊迫感ありましたし、主人公の焦りがこっちにも伝わってきてかなり面白かったです。前作もそうですけどやっぱりPC画面をずっとうつし続けてると自分自身で見てるような錯覚(要は主観映像のような効果)になって、より感情移入しやすいんだと思います。ハラハラを求める方に特にオススメする1本。

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