【Netflix映画】オールド・ガード / 大昔より人類のために戦い続けてきた不死身の特殊部隊。その秘密が知られ、悪用しようとする企業から狙われてしまう。200年ぶりの新入りも加わり、生死を超えた極限バトルが繰り広げられる。グラフィックノベルをシャーリーズ・セロン主演で実写化。

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作家グレッグ・ルッカによるグラフィック・ノベル(≒漫画)を原作にした、シャーリーズ・セロン主演のアクション映画。Netflix映画。不死身の体を持ち、何百年、下手すれば何千年より昔から人類のために戦ってきた特殊部隊を主役に、彼らの能力を悪用しようと企む組織との戦いを描く。子供たちを救うという依頼が入りアンディ率いる部隊は現地へ突入し敵を全滅させるも、人質はなし。全ては彼女のたちの情報を得るための罠だった。秘密を知られたことでこちらから敵の組織を見つけだなければならない状況の中、200年生まれなかった新しい「不死身のメンバー」の存在を感知。まずはその少女ナイルと接触することにするのだが……。
シャーリーズ・セロンが今回も華麗なアクションで見せる他、不死身を活かした=死をもろともしない極限バトルが展開していくアクションムービー。共演はキキ・レイン、マーワン・ケンザリ、ルカ・マリネッリ、ハリー・メリングら。
あらすじ
永遠の命を持つ傭兵(ようへい)たちで構成された謎の特殊部隊は、大昔からひそかに人類を守り続けてきた。ある日緊急任務のために召集された彼らは、自分たちが不死身の存在であることを何者かによって暴かれ、その能力を複製して兵器に悪用しようとたくらむ謎の組織から狙われてしまう。部隊を率いる女性兵士・アンディ(シャーリーズ・セロン)は、人類の命運をかけた戦いに挑んでいく。(シネマ・トゥデイより)


いやーカッコ良かった。事前情報あまり調べずに、シャーリーズセロン主演でアクションということしか知らなかったので一番最初の任務でボロボロにされてからの復活シーンはものすごいインパクトありました。不死身ということで、要は「すぐに傷が治っていく」わけですが、映像表現が進歩したことでここまで自然になるのかと。吸血鬼とか、能力者バトル系でこういうのは割とポピュラーですけど、主人公チーム全員がその力を持ってるわけですからね。「不死身の傭兵軍団」ってだけでものすごくロマンある設定。ワクワクします。「亜人」の実写版もかなりのクオリティでしたけど。

そしてさらに引き込まれるのが、新メンバー・ナイルの存在。まるで夢をみるかのように、ナイルも、リーダーのアンディ含め軍団メンバーも全員がお互いの存在を感知。アンディがスカウトというよりも拉致して仲間にします。ナイルの「不死になりたて」の困惑だったり、致命傷をおったはずの彼女がピンピンしてることで周りがどういう扱いし、彼女が味わう疎外感、孤独。他のメンバーたちが例外なく過去に経験したであろう辛さを想像して補完できるのがいいですよね。いちいち回想シーンやらなくても理解できる。もちろん彼ら自身の口から出会った頃とか、不死身になった当時のことが語られますけどね。もう歴史の教科書で聞くような世界なんでなかなか処理が追いつきません。ナイルにとってはこれから経験するであろう「不死だからこそ」の普通の人間との別れや、孤独感にも言及されますし、それが特に後半の展開にも関わっていくという……。

全体的な展開としては、子供救出作戦、ナイルの加入、敵組織との攻防、敵本拠地に囚われてからの奪還という風にテンポよく進み、その都度バトルシーンがあるのでかなり見応えあります。もちろん映画の最大ポイントである「死んでも生き返る」ことを利用した死をも恐れぬ戦いっぷりもすごいのですが、文字通りの「歴戦の勇者」たちなので基本の身体能力が凄まじく、ドンパチや独特の武器による以外のシンプルな肉弾戦も魅力的でした。特にナイルと共に仲間に合流しようとしている飛行機内でのサシでの殴り合いは年季の違いを見せつけてて超クール。一応ナイルも軍隊ということで弱くはないんですけどね。アンディが強すぎた。

劇中で「ある日突然不死身の能力が消えた仲間がいた」というエピソードが挿入。ネタバレになってしまいますが、予想通り(?) 映画の中でもメンバーの一人がそうなってしまい、次に致命傷与えられたら復活できない、という緊迫感がいいスパイスになってくのも良かった。普通だとそこで守るように動くと思うんですが、決して怯まないって部分がかっこいい。ラスボスの倒し方としてはある意味ギャグみたいな方法で不死身を最大限に利用してましたけどね。自分が死なないから奢るというよりかは、多くの死を見送ってきてるからこその命を大切にするし、強くいられる、そんな気がしました。

しかもグッとくるのが、アンディたちがしたことが巡り巡って世界を良くしてることが判明すること。別に宗教チックなことではないですが、彼女たちなりの信念を持ってやってきた行動が、ちゃーんと結果として残っていたというのは燃えます。やってることを見れば一目瞭然で正義のヒーローなんですけど、実際にものすごい貢献してたのは泣けます。こういう「人知れず人類のために戦う者たち」ってツボです。途中で倒れていった仲間も浮かばれるってものです。

そのかつて仲間の新事実が映画のラストで判明。おー、これは続編期待していいのかな?とここでもテンション上がりました。おそらく敵対する流れになっていくと思いますので、次回は不死身VS不死身が見られるかな?

シャーリーズセロン以外、例えばナイルやくのキキレインもかなりアクション頑張っていて、全体的に期待した通りのド派手な映像で楽しませてもらいました。ジョン・ウィック3を見た直後なんで、割と正攻法で戦う今作と比べてあれがいかに普通じゃないことやってたのか改めて実感します。どっちにもカッコ良さあると思いますけどね。
アクション好きも、漫画のような設定が好きな方もオススメできる作品。ネット配信作で、不死身って題材ですけどそこまで過激なグロ描写はなかったです。ご安心を。


ネトフリにて吹き替え版で視聴。

シャーリーズセロンのアクションというと最近はこちらもありましたが2020年10月現在Amazonプライム無料対象ですので会員の方はぜひ。

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