リドリースコットがメガホンをとり、マット・デイモンが火星にただひとり取り残された宇宙飛行士を好演して描かれるSF
あらすじ
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。(シネマトゥデイより)
僕の好きな映画ランキングでもかなりの上位にくる作品ですが、なぜかブログに書くのを忘れておりまして。今更感も強いのですが、マリオオデッセイ発売、そして欲しくてたまらない記念(?)としてご紹介。
ジャガイモジャガイモ書いてしまってますが、すでにこの映画の設定を知っているかたも多いと思いますし、このくらいは許してください。取り残されたワトニーの目下のピンチは、やはり食料がないこと。調査する間だけの食料しかないし、他のクルーは宇宙船ごと飛び立ってしまったので、滞在するための施設に残ったわずかなものしかないわけです。現実を知るのはとても辛いけど、ためしに計算するとどんなに早く救助がくるとしても到底間に合わない数です。それも彼が生きていると伝わらないと始まらないですし。
そこで諦めないのがすごいんです。それがジャガイモ。元は植物学者だったと言う知識と経験が生き、彼は水を精製し、ジャガイモを育てるための「畑」を作るのです。もうこの辺りの展開はとてもワクワクしました。TOKIOの人気番組「鉄腕ダッシュ」が好きな人とかたまらないと思います。今そこにあるものだけでなんとか現状を打開していく。主人公のたくましさもそうですし、着々と実現に向かっていく姿はとても気持ちいです。
そして同時平行で行う「俺は生きてるぞ」って知らせる行為。このあたり、地球上だったり、かつての仲間だったりの様子を描きつつも、少しずつワトニー生還への道筋が出て来ていくながれも手に汗握る展開でとてもよかった。勘違いしてしまったことで自分を攻める人もいるし。でも救出作戦を実行に移すのが他でもないかつての仲間っていうのがこれまたグッと来ました。
中盤に畑がとんでもないことになったり、基本的に「いつ最後の糸が切れてもおかしくない」っていう悲壮的な状況なんですけど、全然そういうのを感じさせない作りになってるんですよね。それはワトニーの明るい、ある種カラ元気というか、開き直った感でもあるのですが。「ちくしょー絶対に帰ってやるぜ」っていう生きる意志の強さがビンビンです。そしてもう一つは「古いディスコの音楽しかなかった」という設定でバンバン流れる挿入歌。例えば寒くてやばい時に"Hot Stuff"が流れる遊び心。熱いのが欲しい〜♪爆笑しました。
終始そういう雰囲気なので、ハッピーエンドは間違いないと確信しながら見てはいたんですけど、最後のシーンがちょっと意外で、ああいうところで終わりにするのか、と。セリフ的にはちょっと説教くさくなりそうなものなんですが、これだけのものを見せられたあとだとすごく実感のこもった言葉になってて。最後により一層作品が好きなりました。
スターチャンネルにて吹き替え版を録画&視聴&ブルーレイにダビング済み。定期的に見たくなる作品です。いずれソフトも買おうと思ってます。
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