ライオン・キング (2019) /ミュージカルやアニメでお馴染みの名作をフルCGで映像化した動物スペクタクル映画。サバンナで王の息子として生まれたライオン・シンバに起きる悲劇と、王としての自覚。可愛さとカッコ良さで見せる成長物語。

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最近だとアニメ映画同様にミュージカルでその名を知ってる人も多い名作「ライオンキング」を、実写版「ジャングルブック」も手掛けたジョン・ファバローが全編フルCG(1カットだけ例外あり)見事に実写化(?)した動物ドラマ。王の息子として皆に祝福されつつも、それを疎ましく思った叔父の策略によって父を殺され、悲しみにくれて1度は群れから去ったシンバ。成長した彼は、新しい仲間と共に、家族を守ためにたちがる。
オリジナル同様、シンバの父ムファサを大和田伸也が担当したほか、江口洋介、賀来賢人、佐藤二朗、亜星(ミキ)ら芸能人キャストも好演。
あらすじ
アフリカのサバンナに君臨する偉大なる王、ライオンのムファサが息子シンバを授かり、さまざまな動物たちが誕生の儀式に集まってくる。動物たちは、ヒヒの祈祷師ラフィキが皆の前にささげた将来の王シンバに深くこうべを垂れる。だが、自分が王になれないことに不満を募らせるムファサの弟スカーだけは、シンバの誕生を苦々しく感じていた。(シネマ・トゥデイ)


僕自身ライオンキングはちょうど幼稚園から小学校くらいなので当時たくさん見たんですが、それからかなり間が空いていて内容はざっくりとしか思い出せなくて。でもこの作品はオリジナルとほとんど変えずにきちんと作ってくれてるので、こんな展開だったな、とかこんな曲あったな、って懐かしみながら見ることができてとても良かったです。
まず言うまでもなくアニメで見た場面が美麗CGで映像になってるだけで超感動もの。ライオンだけでなく、ハイエナ、シマウマ、ヌー、ミーアキャット、イボ猪、ガゼル、ヒヒなどなど、いろんな動物が登場しますし、ほんと生き生きしてるんですよね。しかも過度にデフォルメされてるわけじゃないから、喋る時に口こそ動くものの、僕らがイメージしたり動物園とかで見るライオンそのものが動いてるという。そのせいで若干個体の見分けがつきにくい感もありますが、例えばナラは目の雰囲気とかでやっぱり他のメスとは違うのがよくわかるし声もあって混乱することはなかったです。スカーとかアニメだととてもわかりやすい悪役でしたが、今回は見た目そのものよりも纏ってるオーラで闇落ちしてるのが伝わってきますし。

映画の半分くらいまではシンバがまだ子供の状態なんですが、これがまあ可愛くて可愛くて。予告動画の時点でイチコロなんですけど、ナラと戯れてるところとか心配性の鳥ザズーにうるさく言われてるところとかライオンなんだけど「猫」的な可愛らしさ、もふもふ感。話が進まないけど、ずっとこのバート見ていたくなりました(笑)子供特有の怖いもの知らずな部分や、いい意味で自由気まま姿はその後の悲劇を知ってるだけに癒されました。ただ父との思い出となる、星を見上げて先祖が見守ってるっていうくだりは泣けますよね。この時はシンバはピンときてないみたいだけど、後に彼の力になる。

ディズニーだからもうちょい軽くするかと思ってましたが、スカーの策略でムファサが、のシーンはしっかり描いてて想像以上に辛かったですし、だからこそティモン とプンバの底抜けに明るいムードはシンバと同じくらい救いになりました。芸能人キャストですがおふざけキャラなだけに違和感もなく、歌唱シーンで一部佐藤さん笑っちゃってないかこれ?と思うのはあるもののあまりにも有名なあの「ハクナマタタ」を一緒に歌えて気持ちよかったです。一部虫が出てくるのでそこだけ目をそらしてしまいました。

体は大きくなっても群れに戻ることを拒み続けたシンバが、助けるために再び立ち上がる後半もすごく良くて、スカー率いるハイエナたちとの先頭は一気に映画の雰囲気が変わって見応えがありました。それぞれが思い思いの戦い方してて、カッコいいし笑えるしで。ハイエナもちょっと間抜けさが残る個体がいたり、逆にリーダーのメスは威厳たっぷりでキャラが立ってて良かったです。一貫して悪役だったし。

前述の通りアニメ映画版をなぞるようなストーリー展開のため見ていくうちに先を思い出していったんですが、内容が分かっていてもやはりのめり込むように見れちゃいますし、随所に挿入される歌唱シーンも相まって改めてオリジナル版が大ヒットしたのも納得だなぁとしみじみ思いました。この作品もこれでしか見れない映像がありますし、アニメはアニメでよりデフォルメして子供により馴染みやすいなど違う魅力があるでしょうしね。見たことがないという人にもぜひ見比べてほしいと思います。

ディズニー+で吹き替え版を視聴。今回日本のサービス開始の目玉の一つでしたので(たぶん定額動画で配信されるのは初)ぜひぜひ。



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