ふたりのトランジット [Netflix配信のみ] / ケイト・アプトン＆アレクサンドラ・ダダリオ主演。タイプの違う親友二人。飛行機で乗り合わせた男性に恋をした二人はあの手この手で相手を出しぬこうとアピール合戦。キュートでセクシーな魅力満載のコメディ。: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2020年01月23日 19:00

ふたりのトランジット [Netflix配信のみ] / ケイト・アプトン＆アレクサンドラ・ダダリオ主演。タイプの違う親友二人。飛行機で乗り合わせた男性に恋をした二人はあの手この手で相手を出しぬこうとアピール合戦。キュートでセクシーな魅力満載のコメディ。

2020年1月現在日本ではNetflix配信オンリー、女性ふたりのエスカレートしてくアピール合戦を描いたコメディ作品。主演はケイト・アプトンとアレクサンドラ・ダダリオ。
女子旅へと出かけた親友同士のケイトとメグ。飛行機で偶然彼女たちの間の席に座った男性に一目惚れした二人は、相手に負けじとあの手のこの手でアピールを続ける。普段から女性であることを武器にしてきたメグとは対照的に比較的真面目だったケイトまで、どんどん積極的になり……。異性問題はふたりの友情に亀裂を産むのか。下品&お色気要素あり、さらには本気の取っ組み合いと体当たり演技の女優ふたりの魅力にご注目。
監督は俳優としても多数活躍するウィリアム・Ｈ・メイシー。
あらすじ
女子旅に出かけた2人の親友は悪天候のせいで足止めを食らうが、そのおかげでセクシーな男性と知り合いに。いつしか2人は、彼をめぐって女子力勝負を始める。(Netflix配信ページより)

(日本語の予告ありませんでした。)

原題は"The Layover"で、途中下車的な意味合い。まあトランジットとほぼ同じですね。上記あらすじにある通り、悪天候のために目的地への途中で足止めになってしまい、そこで最初の飛行機内で隣同士だった男性ライアンと再開、これはいよいよ本気で相手に勝つぞ、とアピール合戦が激化していきます。最初は時間潰しという感じで、バーで飲んだりしてたんですが、ライアンが結婚式に参加するっていうことで急遽車での長旅をすることに。ここで顔はライアンに負けるもなかなかいい男であるクレイグも本格参戦して、4人のロードムービーって要素も出てきます。

ダブル主演ってなってますが、どちらかというとアレクサンドラダダリオ演じるケイト目線で描かれるシーンが多く、普段からちょっとセクシーさ出しておまけしてもらったりと、女性であることを武器にするのも厭わないメグとは違って割とお堅い彼女がだんだん殻を破る、というよりも暴走していく部分がギャグだと思います。高所恐怖症なのに気球に乗っちゃうのは序の口、予告動画にありますが、地味目だと感じたのか、水着を大胆にアレンジして露出度アップ。首や肩をマッサージしてもらうと艶かしいムードになったりと、ケイトに「いつになく本気じゃない」と焦られせる感じ。同じように彼女もどんどんアピールしていきますし、蹴落とすためにとんでもないことをしちゃったり。トイレのシーン、ほんと辛そうだった。

なので晴れてライアンと心が通じて……というラブシーンもケイトが担当。露出度はほぼなしで半分くらいギャグシーン的なノリ。でそのことが発覚したときに文字通り「とっくみあい」のバトル勃発。最初朝食用のパン？をお互い投げ合うところから始まるのも良かったですし、『トドメ刺すときの攻撃』を意図せずしちゃってキレるのとか笑いました。基本的に二人ともかなり体張ってるなーって感心しちゃいましたし、どちら美人なので、このくらいわかりやすい物語でも魅力を引き出してる時点で及第点なのかなぁって(笑)

もちろん友情に亀裂が入ったまま物語を終わらせるわけはないので仲直りイベントを経て爽やかに終わるわけですが、要は矛先が別のところに行けば言い訳で。考えてみれば初めからライアンがさくっとどっちかを選んでればここまで拗れなることもなかったので当然なんですけど、思ってた以上にクズ野郎なので、一挙にヘイト集めてくれて、自業自得感でスッキリしました。
一方、どちらかふられた方の相手役なのかな、と思ってたクレッグは中盤あたりから片方とフラグが立ってて、最後ギリギリまで「くっつくの、どうなの？」と焦らした挙句のあの終わり方だったのでそこも楽しめました。いい奴だってのはひしひしと伝わってきましたからね。長旅のために自分オリジナルのミュージックリスト作ってたりとか、絶対友達にしたいタイプ。
さらに、旅を終えた二人がそれぞれお互いの要素を影響されてたのもすごい良かった。ケイトが上司に言い返すところとかスカッとします。

アレクサンドラダダリオさんは最近だとベイウォッチとか出ていて、そのときに出演作調べたらこの映画を見つけて、日本にはこないのかなーなんて思ったまま忘れてたら、なんとNetflix、しかも吹き替えできたので嬉しかったです。

あまりにやり過ぎな部分もあるので、あくまでフィクションとして主演女優たちの魅力を堪能しつつ楽しむタイプの作品だと思います。

ネトフリにて吹き替え版で視聴。

DVD未発売なので、それぞれの出演作へのリンクを載せておきます。