「ウェディング・クラッシャーズ」と同じくオーソン・ウェルズとヴィンス・ヴォーンを主演にし、ピンクパンサーやナイトミュージアムシリーズのショーンレヴィ監督がメガホンを取ったサクセスコメディ。
それまで時計販売の営業として働いてきたビリーとニックだが、時代の波に影響され会社が倒産。職探しをする中で、Google社がインターンを募集していることを知り、ITに全く縁のなかったにも関わらず応募。見事合格し、次は正式採用をかけたプログラムに参加するのだが・・・。
世代間のギャップなどを面白おかしく書きつつも、人生の再起をかけて奮闘する主人公の頑張りを素直に応援したくなる傑作映画。
あらすじ
時計販売会社のセールスマン・コンビのビリーとニックは、スマートフォンの普及で時計が売れなくなってしまったため、突然会社倒産の憂き目に遭ってしまう。デジタル化の波に巻き込まれ失業者となった2人だが、ある日ビリーがとんでもないことを言い出した。なんと一流巨大企業“Google”のインターンシップ募集に応募しようというのだ。知識不足の自分たちには無理と反対するニックだが、ビリーに説得されインターンシップへ参加することに。しかし他の参加者は秀才のエリートばかりで、とても二人が太刀打ちできるような相手ではなかった。(allcinema ONLINEより)
Googleが協力し、お話のメインとなる正式採用をかけたチーム戦では本物のGoogleの敷地が使われているので、かなりリアリティを感じます。お昼寝ルームとか、なんでも飲み放題食べ放題とかちょっとだけあの会社のことを知ることができます。もっともネットを含めてその奇抜な社風は散々目にしてきましたし、実際にビリーたちが面接で聞かれた「5センチサイズになった状態でミキサーの中に閉じ込められてました、さあどうする?」って質問も、この映画を見る前から思っていた「Google」のイメージそのものでした。
これに対する答えを含めて、恐竜(時代遅れ)とも揶揄されるような二人の、天才少年少女に負けてない部分が随所に見られてよかったです。確かにITの知識とか、話の噛み合わなさとかは面白いですけど、あんまりやり過ぎても可哀想になっちゃう。チームワークが発揮される前の「チャールズエグゼビア」関連は文字どおり「笑えないよ」でした。いや、笑ったけども。
劇中「アメリカン・ドリームは本当にただの夢になっちゃったのよ」ってセリフが出てきますが、この映画はそれを否定するかのように、頑張った人がちゃんと報われるという物語。少々でき過ぎかなって思いもあるんですけど、とっても爽やかでスカッとする。ハッピーエンド至上主義者の僕としては本当に大満足です。フラッシュダンスのストーリーを引用しながら鼓舞するビリー。大ボケをかまし迷惑をかけられないと一度は諦めそうになるビリー。だけど最後には営業で培ったトーク力でものすごい活躍をするビリー。二人の中年、それぞれ違ってるのも良かったです。お話を邪魔しない程度のニックのラブロマンスも爽やかに見れるし。彼が勉強しまくって若者顔負けになっていく姿も良かった。
ライルを含めたチームメンバーも個性的で、だんだんとチームワークができてくるところもグッときます。ライルは本当に先輩なの?って感じの頼りなさも良かった。それぞれ見せ場があったし。密かに想いを寄せる女性役をゴシップガールにヴァネッサ役で出ていたジェシカ・ゾアがやってました。
不快な部分もなく、予想以上に王道のサクセスストーリーで色々な人に勧められる作品。ネットフリックスで吹き替え版を視聴。
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