夫を亡くしたミランダは働きながら子供3人をたくましく育てていたが、ある日の運転中、気を取られて前の車に激突。しかし相手は怒るどころか壊れた彼女の車を修理すると申し出る。その男性ブレイはハリケーンがミランダたちの家を襲った際の修繕も請け負ってくれ、いつもポジティブシンキングな彼に周りも影響を受けていく。しかし打ち明けなければいけないある秘密を抱えていて……。
ジョシュ・ルーカス、ジェリー・オコンネル、セリア・ウェストン、サラ・ホフマイスターら共演。
あらすじ
夫を亡くしてからというもの、ミランダ・ウェルズは3人の子供を養うために必死で働き続けていた。そんなある日、ミランダは携帯電話の呼び出し音に気をとられ、前の車に追突してしまった。ミランダが前の車を運転していた男性(ブレイ)に弁償する意を伝えたところ、彼はミランダを咎めるどころか、壊れたミランダの車を修理したいと申し出てきた。不審に思ったミランダだったが、断る理由もないのでその通りにさせた。
その直後、一家が暮らすニューオーリンズを巨大ハリケーンが襲った。風で飛んできた樹木に屋根を突き破られたが、ミランダは屋根の修理費を工面できる状態になかった。一家が途方に暮れていると、ブレイがやって来て屋根の修理を申し出てきた。それ以降も、ブレイは何かと一家の世話を焼き(wikipediaより抜粋)
劇中でも子供たちに「仏教徒?」って言われていましたし、ブレイがポジティブシンキングすぎる気がするなーなんて思いながら見てたのですが。なんともともと自己啓発本が原作だったという。そういう意味では若干「うまく行きすぎ」感はあるのですが、フィクションでくらいこの上ないハッピーエンドがあったっていいじゃないか。悪い方に考えすぎるよりは、希望を持ち続けることは大事だよなぁっていうのが正直な感想です。
ストーリー展開としては、謎の男ブレイとの出会い(これほんとに偶然)があり、彼が何かとよくしてくれる中でちょっとずつ家族が打ち解けていく良様子が描かれていきます。ミランダの姑さん(亡き夫の母)だけがやたら警戒してたり、ミランダの現恋人はライバルの登場か?と探りを入れてたりしますが、視聴者としては「彼が何かを届けにきた」ことが分かってるので、一生懸命に尽くすのは『引け目があるのか??』と考えながら見ることになります。まあその謎こそがタイトルのシークレットなわけですが、何に関係してるかってのはすぐピンとくると思います。
ブレイは頭の中の磁石、という表現をしていましたが、いわゆる「引き寄せの法則」的なことを説明。繰り返しになりますが、同じように将来を考えるなら、明るいことを考えた方がいい。そうしてると実際に良いことが起きるってな感じですよね。偶然が重なって宅配ピザが届けられる、というシーンがあったり、あと終盤にとある数字が一致してたり(これは流石にできすぎでは?と思ってしまうw) その効能を実感させられるような描写もあります。まあ分かっていても現実問題そんなうまい話があるわけないんだよ、っていうミランダがちょっとずつ好転することを信じて踏み出してもいいのかなって変わっていくのは見てて嫌じゃないし、どんな理由だろうと彼女たちのために一生懸命やってるブレイにも好感が持てます。
で、この二人いい感じじゃないかな?と思ってるところで恋人からのプロポーズ。これで一気にお祝いムードになる中、ついにブレイの秘密が知られてしまいます。いやこれ、もっと早く本人の口から伝えてれば全然違ったのにね。こういう「些細なすれ違いが最悪な結果を招く」というパターンもまた王道ですよね。したがって、その後の流れも割と予想できてしまうんですけど(笑) その事実自体も、彼が何か悪いことしたわけじゃないってのは良かったです。
正直ちょっとできすぎた展開が見受けれられるものの、一生懸命やってたミランダたち家族が報われるとか、人との出会いが人生を好転させるっていうストーリーそのものはシンプルに胸を打ちますし、例えば僕のように小さいことを気にしすぎる"たち"があるひとにとっては、もっと楽観的に、もう少し希望を持つのもいいものかもねって思わせてくれる作品でした。
「ザ・シークレット」「ベストセラー」などで検索すると、原作というか元になった自己啓発本の情報が出てきますので興味がある方はそちらもどうぞ。
Netflixにて吹き替え版で視聴。
ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム (字幕版)
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ブログ投稿時にトラブルが起き、最初に書いた文面が消えてしまっていました。すみません。13日20時追記。
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