昨年このブログでも1作目「パージ」についてはご紹介しましたが、殺人を含めたあらゆる犯罪行為が夜の12時間だけ"合法"になるという恐ろしい設定のサスペンス。ついにやって来たパージの日、主人公たちは早めに家に帰ろうとするのですが、アクシデント発生し、無法地帯に取り残されてしまう。そこに謎の男が現れ・・。
前作からキャストを一新。設定を活かしつつ、また違った見所満載のハラハラアクション映画。
主な出演はフランク・グリロ(「バトルフロント」)、カーメン・イジョンコほか。
あらすじ
国民の怨嗟(えんさ)や憎悪を発散させ、それによって治安を維持しようと、アメリカ政府は1年に1晩だけ殺人などの全犯罪を認める日パージを制定する。その日を迎え、家路を急ぐものの車がパンクしたために街をさまよう夫婦。何者かに襲われ、拉致されそうになる母娘。武装した男に救われた彼らは、協力し合いながら無法地帯となった街からの脱出を試みる。次々と襲い掛かってくる殺人者たちを倒していくが……。(シネマトゥデイより)
<参考>前作の紹介記事はこちら
パージ / その12時間だけあらゆる犯罪が許されるとしたら、あなたならどうする?イーサン・ホーク主演のバイオレンス・サスペンス。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/438726386.html
上記のURLを読んでくださったり、あるいは見たよという方なら1作目のパージが「籠城戦」主人公たちが家にいて、襲ってくる奴からなんとか身を守る系のお話だとわかると思うのですが、今回はそれと異なり、無法地帯の街が舞台なんで、危険度が格段に上がってます。
そもそも開始時間までに無事に帰れるのか、いーや帰れないだろうなぁっていう最序盤の展開からもうスリリングで、変な仮面つけた連中に因縁つけられるところとかマジで怖いです。だって何やって許されるわけでしょ。それに参加しようとしてるわけだから、普通に一線を超える気持ちでいるってことです。
主人公チームは女性の割合が多く、そこに偶然現れた「謎の男」が彼女たちを救い、安全地帯まで共に行動することになります。さながら「狩りの獲物」のごとく、トラック(トレーラー)の連中だとか、車に火炎放射器を積んだ奴とか、ぶっ飛んだ輩からひたすら逃げ惑い、友人の家を目指します。ちょっとの気の緩みが命取りですし、
その謎の男もなぜ武装しているのだろうとか、信じていいのかっていう「完全には信じたら危険」なムードがあって、ずーっとハラハラしてました。
前回は基本パージに参加するなんてやばい奴、っていう印象がかなり強かったのですが、例えば日頃の鬱憤を晴らそうとしたり、何かの復讐のためにっていう意味で肯定的に捉えてる人もいるっていうのが見えて面白かったです。家族の中でも意見が別れてたりとか。一方で「パージなんて悪法を止めよう」という動きがあるのもなるほどって感じしました。
そうやって前作と違う魅力があるなぁって見ていると、残り30分あたりからの怒涛の展開で、さらに目が離せなくなりました。やっぱりか!って気持ちだったり、ざまあみろ!って感情だったり。題材が題材なので、最後の最後までどっちに転ぶか予測できなくてドキドキしたけど楽しめました。
前作と共に、設定から感じる印象ほど目を背けたくなる描写とかは少ないのでそこまで人を選ぶ作品ではないと思いますが、R15+指定なのでご注意を。
スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。
2017年12月現在、3作目の「パージ:大統領令」がAmazonプライムで無料対象になっていますので、そちらもどうぞ。
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