友人ソフィーと共にクライミングを楽しみにやってきたケリーだったが、居合わせた男性グループにソフィーが乱暴、さらに殺されてしまう。目撃し撮影までしていた彼女は追われることになるが、逃げ場といえば岩壁のみ。連絡もできないどんどん装備もなくなっていく中、敵が迫る。覚悟を決めた彼女は反撃を開始するが……。
ベン・ラム、ネイサン・ウェルシュ、ルイス・ボイヤー、アナイス・パレロ、デヴィッド・ウェイマンら共演。
あらすじ
ロッククライミングを楽しむため、標高約3,200メートルのアンテラオ山を訪れたケリーとソフィー。しかしソフィーは同じロッジにいた男たちに乱暴され、口封じのため崖下へ突き落とされてしまう。その現場を目撃したケリーも彼らに追われ、岩壁を登って逃げようとするが、男たちは先回りして頂上で彼女を待ち受けていた。頭上から激しい攻撃にさらされる中、岸壁につられた状態のケリーは決死の反撃に出る。(シネマ・トゥデイより)
原題のLEDGEは「岩棚」って意味があるのでまあ邦題もそこまでおかしくないのですが、明らかにゲームやその実写版の「トゥームレイダー」を彷彿とさせるジャケット(レンタル落ちの方)だったのが妙に印象的で公開当時から気になっていた作品。
最序盤こそ女性を複数で襲おうとしたり挙句殺してしまうという最低の胸糞要素があるものの、そこからは彼女の友人である主人公の反撃していく構成なので一応天罰がくだるお話。相手は男で数も上回ってるので、あらすじの通り最初はただケリーも逃げるだけなんですけどね。覚悟を決めて逆に立ち向かうのは良かった。
そもそもこれシュチュエーション1本で全力で勝負している低予算(?)作品なので、崖を舞台にした逃亡&反撃に対してスリルを感じられるかどうかで決まるわけで。逃げていく中で色々なアイテムを落としてしまったり、スポーツクライミングで見るような【ギリギリ届くか届かないか】の場面があったりと個人的にハラハラして面白かったです。特に男連中からまるで狩の獲物のように「無理しないでよ〜ニヤニヤ」と追われていう様子がなんとも言えない緊張感。
その男たちも、特にリーダー的な1人がサイコパス設定で他の仲間の意見とか無視で平気でぶっ飛んだ行動しちゃうから怖かった。実質的にはこのやばい男VSケリーの構図になっていく。友達の彼女と浮気していただの後半になるにつれて本性があらわになって行くし、平気でその友達も捨て駒にしちゃうからね。作品屈指のクズ。対照的にケリーが回想する彼氏はいい人で、彼の言葉を思い出すことで勇気を奮い立たせる流れとか好きでした。男も色々です。
この手のサバイバルものは自然の脅威として野生生物もありがちですが、蛇が登場。主人公だけじゃなくてこっちにとってもびっくりさせられるのであらかじめご注意を。しかも2回出てきて、最終盤の方は敵を倒すキーアイテムの一つになるのである意味グッジョブとも言える。アクション俳優主演作品とかだと体力回復のために何かを食べるってシーンもあったかも知れませんが、痛そうな部分以外は基本グロとかもなかったです。
先に触れちゃった通りケリーは最後無事なのでハッピーエンドですが、とにかくボロボロですし、正直もっと楽な方法もあったのでは?とか思いつつ。細かいツッコミどころはありつつも、「崖のぼりサバイバル」としては普通に楽しめましたので、B級映画としてもクオリティは高い方だったと思います。
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