フィフス・ウェイブ / 突如現れた、地球外生命体。アザーズと名付けられた彼らの攻撃によって地球は壊滅状態に陥るが、荒廃した世界でわずかに残った人類たちは必死に戦っており……。ヒットSF小説をクロエ・グレース・モレッツ主演で実写化。

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小説を原作にしたSF作品で、宇宙人からの攻撃を受けている地球を舞台に、わずかに残った人類と、アザーズとの戦いを描く。4種類の攻撃で地上は壊滅状態となり、人口も99%が現象。そんな中生き残っていた女子高生キャシーだが、弟と離れ離れになってしまい、荒廃した世界を彷徨うことに。5つ目の攻撃が迫る中、各地での人類の抵抗は続いていく……。
主演のクロエ・グレース・モレッツのほか、ニック・ロビンソン、リーヴ・シュレイバーら共演。
あらすじ
人知を超えた知能を誇る生命体アザーズが、地球を4度にわたって攻撃し世界人口の99パーセントが死滅。そんな荒廃した世界で、女子高生キャシー(クロエ・グレース・モレッツ)は離れ離れになった弟の行方を追っていた。アザーズが人間の内部に侵入できるために他人を一切信用できないという状況下で、彼女は一人の男性と出くわす。彼をアザーズではないかと疑いながらも惹(ひ)かれるキャシー。弟が連れ去られた可能性のある基地に二人で向かうが、アザーズによる第5の攻撃が始まろうとしていた。(シネマ・トゥデイより)

※津波の映像があります。

上記あらすじを調べた際に併記されていた映画レポートでも触れられていましたが、SF小説が原作で、荒廃した世界というと「ハンガーゲーム」や「ダイバージェント」を連想するはず。でもこの映画はどちらかというと一人の強い主人公という感じでもなくて、色々な場で抵抗する人類のしぶとさを応援したくなる、そんな作品でした。

津波だったり疫病だったり、度重なる波状攻撃によってダメージを受けていく様子は序盤で終わり、残された人類がどういう行動をとったか、がよりメインで描かれます。わかりやすい「宇宙人」というタイプではなくて、見た目は人間そっくり、しかもそれがこっそりと紛れ込んでるということでより不気味で油断ならない状態。だからこそキャシーを助けてくれた男エヴァンがアザーズなのか、信頼して大丈夫なのかっていうドキドキも見所の一つだったりするのです。

一方で残された子供達が集められ、アザーズ向けに軍隊のような組織を作るのも(ここが一番ほかの映画と似てましたが)メイン要素で、キャシーの弟サムが入ったチームの訓練の様子がよくわかります。疫病を患っても生き残った青年が「ゾンビ」というあだ名になってたのも笑いましたが、キャラが立っててキャシー以外だと一番魅力的でした。視聴者的にはすぐに「怪しい」ってわかるアレコレも、こういうちょっと生意気な奴がいたおかげで事実にたどり着つくことができましたしね。そう、タイトルにもなってる「5番目の攻撃」についてです。
ジュラシックワールドの方が有名かもしれませんが、演じてるニックロビンソン君は個人的には「メル&ジョー 好きなのはあなたでしょ?」ってドラマ。あれかなり好きでした

かなり勝ち目がない状況の中でどこまでやれるのか、そして姉弟は無事に再開できるのか。それらを主に2つの視点から並行して描写していって、ラストへ向かっていくという作りはキャラへの感情移入はしやすかったですし、ストーリーも比較的わかりやすく予想しやすいものだったので疲れずに見れました。あとやっぱりクロエグレースモレッツちゃんはオーラがありましたね。彼女のパートの、孤独と絶望感みたいなものは見入っちゃいました。

前述の通り小説が原作の関係もあってか(?)非常に続編を予感させるような終わり方でした。が、今のところそういった情報がないので小説を読んで補完した方が良さそうです。

スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。

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