健康機器メーカーのタニタ。その社長の息子で副社長の雪之助は積極的に売り込むのが苦手であり、太っている点も商品の説得力がないとバカにされていた。ある時父が入院することなり、会社のために奮闘しようとするがなかなか上手くいかない。その中で思いついたのは、自身も含めた太り気味の社員のダイエット企画をして商品の宣伝をすると言うこと。アドバイザーとして、かつての同級生を助っ人に呼ぶが……。
レシピ考案人として優香が主演するほか、浜野謙太が特殊メイクで小太り副社長を好演。
草刈正雄、壇蜜、吉田羊ら共演。
あらすじ
剛腕で有名な社長・谷田卯之助(草刈正雄)率いる健康機器メーカーの株式会社タニタは、世界初の体脂肪計を開発したものの、2代目副社長・幸之助(浜野謙太)ら太りぎみな社員が多かった。そんな折、新商品発表会のプランを考えることになった幸之助は、社員がダイエットを敢行し、逐一発表するというプランを思い付く。肥満を克服した栄養士の菜々子(優香)を迎え、いざダイエット作戦が始まるが……。(シネマトゥデイより)
Yahoo!映画によると「大胆にアレンジ」となっているので、実際のタニタのエピソードよりかなり「盛っている」ようです。確かにコミカルさ重視でしたし、劇中はただひたすら美味しそうな料理が出てきたのも本物の栄養士さんは苦心しながら考えたんだろうなーって感じであくまでフィクション作品だと思います。
とは言えダイエットの辛さとか、自分に甘いところを好きになれない(自信が持てない)点、さらに目標に向かってみんなで励まし合いながら頑張っていく姿は誰しも共感するポイントだと思いますし、あまり力を入れずに見れてスカッとできるのはとても良かったです。特に浜野さんは、「3月のライオンでの染谷君」的にぽっちゃり特殊メイクになってるので出てくるたびに妙におかしくて、と言うことは最後には素の姿になる=ダイエット成功するってことがわかっちゃってるんですけど、それはそれで楽しめます。他に3人のぽっちゃりさんが登場し、別れた妻を見返すとか、モテるとか、ただ痩せることだけじゃない別の目標と一緒になっているので、見てて応援しちゃいます。
ただストレス解消だったり、痩せてきたから今日だけは特別だ、いって我慢をやめて暴食しちゃうところはオイオイって感じでしたけど、自分のことを振り返るとおなじように完全に律することってできてない訳で。人間だもの、自分には甘いのが当然ですよね。まああの量はちょっと休むどころか後退=ダイエットが全てに無駄になりかねないレベルでしたけど。
そういった谷・停滞期を経て、中盤から終盤にかけてはそれぞれが再びやる気を取り戻し、一気にハッピーエンドへ。そこまで劇的に変わらないのはリアルですけど、この経験が、達成感が、主役4人に確実に変化をもたらしてましたね。素直に、「頑張ったね!」って思えるので、見てるこっちもとても気持ちよかったです。
優香さん演じる栄養士も、ダイエットに協力して、本気で怒ってくれて、魅力的なキャラクターでした。彼女への恋もモチベーションになっていましたが、果たしてその行方は……。最後のお楽しみ。
余談ですが、冒頭の健康診断のシーンで下着姿で出てきたり、壇蜜さんが妖艶なナースだったり、吉田羊さんが谷間強調する服を来てたり、ベリーダンスっぽい衣装があったり、ちょいちょいお色気要素があるのはなんなのか、って少し気になりました。
気になってたものの見るタイミングがなかったのですが、Amazonプライムで無料対象になって視聴。面白かったです。
レシピ本はこちら
体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~
posted with amazlet at 18.11.30
タニタ
大和書房
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他も数冊出ている模様です。
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