EXO <エクソ:地球外侵略者> / ゲームオブスローンズのイワン・リオン主演。未確認生物が襲来し荒廃した世界で、100日間の監視員となった主人公。孤独な任務の中で、だんだんと疑問が浮かび上がり……。

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「Misfits/ミスフィッツ-俺たちエスパー!」や「ゲームオブスローンズ」で知られるイワンリオン主演で送る、SF作品。地球外生命体エクソによって多くの人類が犠牲になり、地下での生活を余儀なくされた世界。主人公の若き兵士SUM1は生まれてはじめて地上に出て、100日間監視塔にこもり観察する任務につく。前任者の残した日記や、住み着いていたネズミなどで気を紛らわしていたが……。
登場人物も少なめ、低予算ぽさは否めないながらも不穏な雰囲気がヒシヒシと伝わってくる良作。
あらすじ
未確認生物が襲来し、人類の95%が死滅した世界。生き残った人々は地下の巨大都市での生活を余儀なくされ、地上で逃げ隠れする少数の者たちを除き、地下から地上に出られるのは監視塔に送られる兵士のみとなった。生まれてから一度も地上に出たことのない若い兵士S.U.M.1.は、地上に広がる森の奥深くに立つ監視塔にたったひとりで配属される。孤独と戦いながら、100日間の配属期間を全うするべく任務をこなすS.U.M.1.だったが……。(映画.comより)


予告動画の通りカラーコンタクトとか髪の色の関係で近未来感はありますが、孤独な任務という設定上、主人公に加えて1,2人くらいしか出てこないのであまり予算はかけてないんだろうなーってのがわかります。でもその割にかなり引き込まれて、とてもハラハラしました。

序盤は監視塔にたどり着き、そこでの任務を淡々とこなす様子が描かれるのですが、そのシンプルさがかなり不気味で。決まった時間になったら本部に「異常なし」という連絡を入れて、それ以外は見回りをしたり、食事をしたり、筋トレしたり。ある意味「刑務所」ぽい雰囲気があって、これ精神に異常を来さないかなぁっていう不穏な空気、不安が募ってきます。

案の定不審な点がいくつも見えてきて、前任者はどうだったのかとか、隣の塔の担当者は何者かとか。慣れてきて色々余裕ができてはじめて見えてくる真実。深く考えず言われたことやってればいいのでしょうが、あいにく無限のように時間があって、考えずにはいられない。

こうなってくると誰が嘘をついてるのか、あるいは狂っているのか、っていうクイズみたいなもので、見ている僕らがそれに正解できるかという楽しみ方もできる。主人公が勘ぐっているように、エクソなんてものは存在せず、何か別の理由があるのでは。それとも……。

友達のようになっていたネズミを待ち受ける運命だったり、再生できない監視カメラのログなどどんどんテンションが上がっていって、そして森の奥からの物音。これ例えば映画館などの暗い場所で見てたらより怖かったと思います。そもそもエクソが実在したとして、一切説明がないですからね。主人公同様に、実態のない恐怖がこっちまで伝わってきます。Amazon商品ページに「神経がすり減らされる」って書かれてますけど、のめり込めばこむほど消耗するタイプの映画。勝手に肩に力が入っちゃう。

真実は最後の最後に判明しますが、なるほどそっちか、という感じ。そこに到るまでの引っ張る力というか見せ方がうまくて、低予算作品ながらなかなか面白かったです。前述の通り見た目が奇抜なので表情自体も難しいとは思うのですが、疑心暗鬼、惑っていく兵士の様子をうまく表現したイワンくんの演技も光ってたと思います。

WOWOWにて字幕版を録画、視聴。

アルバトロスフィルム同様にB級作品を多く発売する「アメイジングD.C.」から発売されていて、ちょっと納得。

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