三家本礼がコミックビームで連載中の人気同名漫画を実写かしたスプラッター作品で、主人公を演じるのはこれが初主演となる内田理央。他に山地まり、佐藤聖羅共演。解体屋の娘で学校にまで仕事道具のチェーンソーを持ってくるスケバン女子高生ギーコ。彼女の前に突然改造人間たちが襲いかかる。マッドサイエンティストの同級生ネロはなぜ彼女に敵意を向けるのか。そして無事に倒すことができるのだろうか。
あらすじ
解体屋の娘でスケバンの鋸村ギーコ(内田理央)。ある日、ギーコが追試を受けるべく学校へ行く途中、同級生でマッドサイエンティストのネロ(山地まり)が作り出した改造人間の爆谷さゆり(佐藤聖羅)が刺客となりギーコを襲撃する。さらには、元女学生で男子に改造された怨憎(玉城裕規)率いる忍者部がギーコに襲い掛かり、ギーコはチェーンソーを手に対抗するが……。
ストーリーは非常にシンプルで、あらすじの通り主人公の元に次々と現れる刺客たちとの死闘が繰り広げられ、最終的に改造人間を作り上げた張本人のマッドサイエンティストと直接対決をするという流れ。面白いのが敵がみんな同級生=高校生ということ。ただしみんなキャラクターが濃い。序盤に戦う爆谷というチアリーダーの必殺技からして面白かった。あんなところからミサイルとは。
チアリーダー、忍者部の3人、ネロとガッツリ時間をとって戦う敵の数が少なめなんですが、途中工作部の協力を経てチェーンソーがパワーアップ。銃をぶっぱなしたり、刃の部分が伸びたりとバトルのバリエーションが増えて良かったです。敵の攻撃を受けるか、切るかしかないと、どうしても単調になりますからね。ネロの元へ行くときに一気に倒して行く改造人間たち、たぶん原作ではもっと見せ場があるんだろうなって、漫画を読みたくなりました。その分さきに挙げた人たちはバックボーンを含めて長めに描かれるのでご安心を。
R15+指定なのもそのせいなんですが、結構な頻度で人体欠損、つまり切断されて腕が落ちる、みたいなことが起きますし、胴体を切られて腸が飛び出す演出も数回ありました。タイトルの血まみれっていう時点で手に取る人が限られると思いますが、そういうの苦手な人はご注意を。忍者部の一人がすごい方法で白刃どりしようとして笑いました。お色気要素?
ふんどし、なんて言葉で話題になっていましたが、内田理央さんのファンにはもれなくオススメしたいと思います。何回かスカートがめくれてました。演技の方は、主人公がスケバンという設定上男っぽい喋り方をするのでそういう部分で「頑張ってる」感じがしましたが、聞きにくくはありません。スプラッターアクション、というジャンルになると思うのですが、結構激しい戦いなのでそこも良かったと思います。
劇中、「何かに夢中になってる人は笑われがちだけど、どんだけマジにやってるんだよ、って部分を笑ってるだけでそのハマってるもの自体を笑われてるわけじゃなない」ってセリフはグッときましたし、そこで「スプラッター映画ファン」が例に挙げられててニヤッとしました。
ラストのネロとのバトルは、なぜマッドサイエンティストになったのか、そしてなぜギーコに恨みを?という謎に対する答えなど、盛り上げる要素が一気にきて、さらにチェーンソー対決という絵的にも燃えました。しかも決着をつける瞬間のギーコの行動が結構びっくりで・・・。面白かったです。
昔ロリポップチェーンソーというゲームにハマってましたが、なんだかそれを思い出してまたやりたくなるような映画でした。前述の通りいつか原作も読みたいです。同じ作者の巨乳ドラゴンや、ゾンビ屋れい子も実写化されております。
Netflixにて視聴。
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原作の5話まで収録されているようです。
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