俺たちダンクシューター / ウィル・フェレルがバスケチームの監督兼選手を演じる、実話を元にしたスポーツコメディ。NBA昇格をかけ、万年最下位チームが大奮闘。

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先日紹介した『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル主演。フロント・トロピックスのオーナー兼監督兼選手であるジャッキー・ムーンは試合そのものよりもパフォーマンスに力を入れていた。そのためABAリーグ内の順位は最下位。そんな折、NBAリーグとの吸収の話が浮上するが、入れてもらえるのは上位4チームのみ。トロピックスを含めた他のチームは解散だと告げられ、最後の望みをかけて4位以内にいくことを目指すのだが……。
ウディ・ハレルソン、アンドレ・ベンジャミン(ラッパー)、ウィル・アーネット他共演。
あらすじ
1970年代、アメリカのプロバスケットボールリーグ“ABA”は、ルール無視のハチャメチャな試合で観客を呼んでいた。オーナー、監督、選手の3役をこなすジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)のチーム“フリント・トロピックス”は万年最下位。ところが、上位4チームがNBAに吸収され、ABAリーグは解散することになり……。(シネマ・トゥデイより)


この作品もバカバカしいギャグシーンというコメディ要素こそあれストーリー自体は王道スポ根で、実話を基にしているため感動的なシーンが多々あります。
展開としてはチームの強化のために本家NBAチームに所属していたエド(ウディ・ハレルソン)を洗濯機と引き換え(?)に引き入れ、彼の特訓メニューの成果でメキメキと上達していく。マジで4位いけちゃうんじゃないか?と思ったところで……。

客を呼び込みパフォーマンスすることばかりのジャッキーではなく、技術力と的確なアドバイスが出来るエドに監督を頼もうという話が浮上した時の一悶着では結成当時からここまできた仲間の絆を深く感じましたし(要はへそを曲げないように上手く説得した)、エドもNBA時代はベンチにいることが多く、苦しんだ過去がある中でトロピックスのおかげでバスケの真の楽しさを思い出せた、とか、おふざけ描写しながらもグッと来るツボをついてて、どんどん引き込まれていきました。

肝心のバスケット試合シーンも中々の迫力で、特訓の成果が発揮されてどんどん上手くなっていくの見ていてスカッとします。そして終盤の一大イベント『メガボウル』(ジャッキーの宣伝部長としての腕だけはすごい。)での、大技。なるほど、それでタイトルがダンクシューターなのか!と納得します。ここぞという技なのに連発してて笑ってしまうけどとてもカッコいいですし、重要な局面でのフリースローシーンも非常にハラハラして面白かったです。

70年代の実話を基にしてるのでユニフォームやファッションもきちんとその時代ってわかるようになってますし、そこもきちんとしていました。長髪のウディ・ハレルソンだけは笑ってしまったけど。
オバカコメディでもありますが、スポーツ作品としても決して恥ずかしくないクオリティなので避けずに見て欲しいなと思う1本でした。

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