Netflixオリジナルシリーズ(だと思う)。12歳の誕生日にもらったネックレスがきっかけで魔女としての力を自覚したウィラとその友人2人の3人組が、悪い魔女たち2人との攻防を繰り広げるキッズ向けドラマ。偶然見つけた「猫になる薬」を毎回使うことで間抜けな2人を毎回出し抜く「猫ちゃんタイム」に大人も癒される。エア・バッド・エンターテイメント製作の、動物が喋るタイプの作品。
誕生日に亡き母が残してくれたネックレスを受け取ったウィラ。それによって母が良い魔女だったことを知るが、近くに住んでいる悪い魔女がそのペンダントを狙って彼女たちに忍び寄る。隠されていた手紙を元に「鍵」を手に入れることを目指すウィラとその友人マジョーズだったが……。
ソフィア・R＝ガンザート、エイヴァ・アウグスティン 、ダフネ・ホスキンスら出演。
英語ですが、予告動画はこちら
動物関連の作品目当てでNetflixの「キッズ」の欄で検索して見つけた作品で、冒頭で触れたあらすじの通り「Eテレで放送しそうなドラマ」とりあえず30分の全9話と短めなのでサクッと見られますが、タイトルに偽りなしで毎回猫に変身するシーンがあるのが最高に可愛いです。
移転前を含めてこのブログでも度々紹介してきた、ディズニーから出ている「バディーズ」シリーズ。5匹のレトリーバーの子犬が出てくる人気映画なんですが、そこのスタジオ？が製作しているのでクオリティや可愛さは折り紙付き。本物の動物を使って撮影し、口元だけCG合成して人語を喋るっていう描写です。※ネトフリでは同社の「わんわんアカデミー」なども配信中。
子供向け作品だと割と魔女＝いいキャラっていう設定が多いと思うのですが、この作品の舞台となる街では悪い魔女の伝説が残っているという感じで、ウィラの母のような良い魔女は逆にイレギュラーっぽい？印象。
主人公が魔女として自覚すると普通はサポートするキャラが出てくると思うのですが、敵役のワンダとウィルマは文字通りの悪人。しかも明るいものが嫌い、暗くて汚いものが好きっていう極端な味付けされているので逆に新鮮に感じます。でもまあピザのトッピングにゴキブリを欲しがったり、カビ臭いのをよしとしたりギャグとしても結構引く。
でもそれ以上にちょっと間抜けっていうのがいい味出してて、だからこそ12歳前後の子供3人にも出し抜かれてしまう。そもそもめっちゃ近くにネックレスあったのに気がつかないっていうね。ウィラの母のこと知ってるなら一番の要注意人物だろうに……(笑)
もちろんサポート役が全くいないわけでもなくて、魔法の道具を取り揃えている一本ヒゲのピート(常に猫モード。これも可愛い)だったり、魔力はないけど魔女や魔法マニアである、学校の担任ジャニパー先生。4話の時点では魔法云々全然わかってないけど父親の存在も何気にありがたい。この人も奥さん亡くしてウィラ育てるの大変だったろうなぁってなんか泣けてくる。「なんでそんなこと起きるんだって思うこともあるけど、未来に起こることの準備だよ」ってセリフが印象的。
すでに触れましたが、「変身薬」は毎回のノルマなのか？ってくらいかなりの頻度で猫ちゃんシーンが入ってくるので多少お話が子供向けでもそれだけでめちゃくちゃ楽しめます。普段アクションとかサスペンスとか見まくったりして心が荒れた時に、スーッと癒しになってくれる。CGの技術が上がって「ペット」「シング」といったアニメ映画でも十分たまらないのですが、この制作会社の作るような「実写映像」だからこその良さってありますよね。
4話はとあるキャラが薬を飲んじゃって、4匹目の猫が登場するんですがそれもまたちょっと小さめで最高でした。一所懸命怒ってる姿とかやばいです。敵側にもネズミ、黒猫、カラスが出てきますが、特にネズミはコミカルなので、苦手じゃなければ愛くるしさを感じられると思います。若干だけどデフォルメされてる気もする。あとは先生のペットでモルモットやブタが出ますね。
ハリーポッターやゴーストバスターズににているっていうレビューを見かけましたが、ガッツリ魔法バトルってよりはちょいちょい不思議なパワーでの大人と子供の戦いって感じなのでそれらのいいところを入れつつも、もう少し低学年向け＝安心して見られる作品ですね。
今現在全エピソードの半分まで見終わっているので、このまま続きを見るのが楽しみなんですが2021年配信開始で今の所シーズン2はないようです。わんわんアカデミーは続きが来たのになぁ。
吹き替え版で視聴。
Netflixで好評配信中。
「バディーズシリーズ」はディズニー＋にありますし
23年4月現在 『エアバディ』『エアバディ2』『ワンワンカップ』『スーパードック エア・バディ ベースボールで一発逆転!』などはアマプラ見放題の対象のようです。
そちらもおすすめ。
サンタ・バディーズ／小さな5匹の大冒険 [DVD]
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