人気シリーズをJJエイブラムスがリブートさせた映画3作目にして、スタトレ劇場版の13作目となる今回は、突如謎の星人に襲われ、クルーは誘拐されるわ、船は諦めなければならないわのかなりのピンチ。不時着した未知の惑星で、仲間たちも離れ離れになりながらもそれぞれの戦いを繰り広げる。
クリスパイン、ザカリークイント、ゾーイザルダナら前作からのキャストも続投。
あらすじ
カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラール(イドリス・エルバ)がエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた。(シネマトゥデイより)
今回はスタートレックのファンだというサイモンペグが脚本にも携わっていて、どの程度「スタトレらしさ」があるのか、劇場版の1作目と、これまでのJJエイブラムス版2作しか見てない初心者の僕もなんとなく感じ取れるかなぁと期待していたのですが・・。
ワイスピのジャスティンリンが監督を担当してるからなのか、かなりアクション要素が多々あって、不時着してからクルーたちが少人数で分断され、それぞれの窮地に立たされたり、新キャラのジェイラの登場など、ワクワクする感じは普通のアクション作品って感じ。逆に言えば僕を含めたスタートレックを知らない人でも楽しめるってことでしょうか。
中盤までの流れで、それぞれのクルーの性格などキャラが容易に把握できて、エンタープライズの乗員たちについてこれまで以上に身近に感じることができたのも確かです。ジェイラのかっこいいバトルシーンもそうですが、スコッティのコンビが一番好きでした。実際、不時着した惑星からの脱出はこの二人の貢献が大きかったですし。
終盤近くになるまで敵の目的とかがあまり見えてこなかったのですが、最後にそれまでのことが一気に繋がって、なるほどなぁと。思わず残り時間を気にしちゃいましたが、最後にカーク船長のかなりハラハラする展開があって、ラストまで面白かったです。
個人的には前回スポックとの絆にかなり心打たれていたので、二人のやりとりに注目していたんですが、またツンに戻ってたというか淡々としたヴァルカン人のままで少し残念でした。現実世界でレナード・ニモイが亡くなったことを受け、劇中でも自然になるような展開をしました。※エンタープライズのスポックから見ると未来の自分に当たる存在を演じてました。
万人が楽しめるアクション映画ではあるものの、そこに未知の惑星、星人という要素だったり、宇宙船や、重力があらぬ方向へ向かうシーンや、スタートレックではお並みのワープ転送などSFとして見応えある設定もちゃんとあるので楽しめました。続編の制作も決定しているようなので、それまでにもう少しスタトレに触れられたらなと思います。
劇場版は全部録画してあるのですが、TV版は・・。ネトフリで配信されてるので、少しずつ見ていきたいという気持ちだけはかなりあります。
Amazonプライムで無料対象だったので視聴。スターチャンネルでも来月放送されるようです。
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