第37回ゴールデンラズベリー賞【ラジー賞 / 2016 】発表。バットマンVスーパーマンが4冠!

他のエンタメ情報サイトですでにご存知かも知れませんが、今年、というか去年のラジー賞が発表になりまして、当時からいい評判を聞かなかったBvSが「最低助演男優賞」「最低リメイク、パクリ、続編映画賞」「最低スクリーンコンボ賞」「最低脚本賞」の4つで受賞。
スクリーンコンボ賞はカップル賞やアンサンブル賞を統括して作られた枠で、最低の組み合わせに送られるもの。対象者が"ベン・アフレックとその永遠に最悪な敵ヘンリー・カビル"になってて笑いました。

バットマンVSスーパーマンはこのブログでも紹介しましたが、僕個人的な意見を言うと普通に楽しめました。まず第一にアベンジャーズをはじめとするマーベル関連作品に比べてこっちのDCは全体的に暗く(お話もシリアスよりですし、画面自体も暗め)上映時間も長いので見ていてテンション上がる!ってタイプの映画じゃなかったことが一つと、脚本賞を取っている通り、「ヒーローの対決→和解→共闘」って言う王道をやりたいにしてもちょっと強引すぎた感があったのでは、と言う感じ。終盤その共闘で楽しめるのかと思いきや、ワンダーウーマンが全てを持っていくと言う。彼女の登場シーンとBGMが神がかりすぎてて、そこまでのストーリーが前座とも思えるレベル。あのカタルシスはすごかったですよね。やっとキター!って。
アクションについては前作マンオブスティールの時点で漫画ドラゴンボールのような「殴られたらその勢いで超遠くまで吹っ飛び、壁とかにめり込む」みたいな圧倒的な怪力によるねじ伏せが、個人的にはなかなか爽快感があってよかったので、スーパーマンがバットマンをボコボコにするシーンでそれが見れたのは良かった。ただお話の展開上バットマンも押し返す必要があって、結果的に「せこい戦闘」みたいになっちゃってるのも否めません。用意周到、頭で戦うって感じがして嫌いじゃないですけど。
副題の「ジャスティスの誕生」が示す通り、あくまで次回作ジャスティスリーグへつながる作品なので、あんまり「マンオブ〜」の続編として評価しても仕方ないのかなって気もします。頑張ってスーパーマンが救ったんだよ、って言う前作終盤の展開をバットマン目線で描いた冒頭はなるほどなぁって思いましたし、ドゥームズデイとかあとはクラークの考える「正義」については1作目あってこそなのかなって感じましたけどね。

助演男優賞についてが一番同意しかねるって感覚で、これまでの実写映画とは別のタイプで新鮮でしたし、いい塩梅の小悪党感が滲み出ていて僕は好きでしたね。これからもしつこくスーパーマン狙ってくるんだろうなぁって思いましたし。最後の最後でああ言う描写したのはファンサービスとわかってても、やっぱりか!ってなりましたし。

今年中に金曜ロードショーでやりそうな気配なんで、評価は低いかも知れませんが、一度は見といて損はないかな、と思います。ワンダーウーマンのところでCM入って、って言うのが目に浮かぶ。

ちなみにNetflixで配信開始されたようです。


受賞こそ逃したものの、ズーランダーNo2も数々の部門でノミネートされてました。あれも近いうちにここでも紹介予定です。カメオ出演の豪華さに力入れすぎちゃったのかな、って感じ。Mrダマーと同じく、1作目からの空白期間は劇中でも時間経過していると言う設定でした。



同じく4冠のこちら、僕はまだ見れておりませんが、ドキュメンタリー映画のようです。
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