ピーターラビット / 世界中で愛されるポターの絵本を原作に、可愛いらしい、けどいたずら大好きやりたい放題のウサギたちの物語を描く。人間VSウサギ、容赦なしのバトルが今はじまる。

animal_usagi_brown.png

可愛い絵柄で世界中に愛されるビアトリクス・ポターの絵本を実写化。ポター本人を主役にした作品はあれど(ミス・ポター)、ウサギたちを実写化したのはこれが初。しかし隣人の畑から野菜を盗んだり、空き家となった屋敷で動物たちとはちゃめちゃしたり、心優しい女性が取られそうになると必死で邪魔したりとイメージとかけ離れた姿も多数披露するなど、アレンジされた要素に思わずニヤリ。
実写キャストとしてドーナル・グリーソン、ローズ・バーン共演の他、ピーターラビットにコメディアンで人気司会者のジェームズ・コーディン、ピーターの妹ウサギ・フロプシーにマーゴットロビーなども声の出演も豪華。日本版吹き替えでは千葉雄大がピーターを好演。
あらすじ
イギリスの湖水地方。いたずら好きなうさぎのピーターと心優しい女性ビア(ローズ・バーン)が暮らす家の隣に、ロンドンから神経質そうな青年マグレガー(ドーナル・グリーソン)が引っ越してきた。彼がビアに惹(ひ)かれたことで、ピーターとマグレガーはライバル関係になる。さまざまないたずらを仕掛けるピーターに、マグレガーも反撃を試みるが……。(シネマ・トゥデイより)


上記予告や前情報から、いわゆる普通の子供向け映画とは少し変えているってことは分かってましたが、いざ見てみると思った以上にピーターたちが凶暴(笑)でびっくり。原作からして、「お父さんはパイにされてしまった」なんてブラックなネタがあることこそ知ってましたけど、それにしたってこれはイメージがガラッと変わります。実際そういう意味での批判的な意見も少なくないようですしね(こんなのピーターじゃない)

でも見た目めちゃくちゃ可愛い存在がやりたい放題やるっていう図式は他人がやられている分にはめちゃくちゃ面白くて、これはこれでありだなと。吹き替え版で視聴したので千葉くんの声だったのもまたより好意的に見れたのかもしれませんが、長男として率先して人間に立ち向かうっていう姿を見せる反面、実際は慕っていた女性が取られそうで怖かっただけっていうすごく子供っぽい本音の部分が見え隠れしてて、どうしても憎めないんですよね。

唯一引っかかるのは、アレルギーな食べ物を無理やり食べさせちゃうところ。実行する前に「お手紙書かないでね」(ガチでアレルギーに苦しんでる人のことをバカにしたいわけじゃないから批判しないでね)みたいな予防線はってたのにね。ブラックコメディ特有の「笑っていいのかと現実に引き戻される瞬間」になってました。そういう調子に乗ったツケが中盤一気にきて、悲しい展開になっていく=ピーターも反省しますし、あれだけ憎み合ってた二人が……という流れで胸が熱くなるので最終的には許された感もありますけど。

それと関連して、意思疎通できる設定なのは意外でしたね。完全に人間の言葉喋ってるけど、あくまで映像的にわかりやすくしてるだけで人間とウサギじゃただの鳴き声にしかならないと思ってたのに、マグレガーと普通に会話してて笑いました。そうじゃないとあの熱い展開にならないからしょうがないのかな。でもビアとは最後まで喋らないし笑 「間に合えってくれ!」って奔走するシーン、ダイジェストでどうぞ、とかいうメタ発言して早回しされた部分、いろんなピーターの姿が見れて地味に可愛かったです。

ウサギ以外にも複数の動物が出てくるんですが、ダイエットするって言いながら全部食べ尽くしちゃう豚とか、おっとりしてるシカ、イクメンな雄鶏などそれぞれCGのクオリティもあってめっちゃ可愛くて、それだけでも癒されました。電流流して人間を吹っ飛ばしたり、凶悪なんですけど、あの姿を見たら全部許しちゃう、それくらい魅力的なキャラクターなのは間違い無いので、そういうシーンが平気なら強くおすすめします。マグレガーもダイナマイトでウサギ爆殺しようとするし、お互い様ですしね。

WOWOWにて吹き替え版を録画、視聴。

ピーターラビット™ (オリジナルカード付き) [AmazonDVDコレクション]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2019-04-10)
売り上げランキング: 601


ピーターラビット™  (吹替版)
(2018-07-20)
売り上げランキング: 1,277


ミス・ポター [DVD]
ミス・ポター [DVD]
posted with amazlet at 19.04.29
角川映画 (2010-08-27)
売り上げランキング: 15,037

この記事へのコメント