オーシャンズ8 / 豪華スター競演で大ヒットしたシリーズが復活。サンドラ・ブロック、アン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェットら超有名女優のドリームチームで、過去最大級の盗みを計画！?: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2019年05月11日 17:00

オーシャンズ8 / 豪華スター競演で大ヒットしたシリーズが復活。サンドラ・ブロック、アン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェットら超有名女優のドリームチームで、過去最大級の盗みを計画！?

ジョージクルーニー、ブラッドピット、マッドデイモンらの競演でヒットした「オーシャンズ」シリーズが数年ぶりの復活。前作キャストの妹を主人公にし、有名人ばかりが集められるイベント会場で、１億５千万ドルのダイヤのネックレスを盗む計画を立てる。集められる仲間たち。周到な準備の上本番を迎えるが、思わぬアクシデントも発生。一切証拠を残してはならない激ヤバミッションに美女たちが挑む！
サンドラブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナ、ヘレナボナムカーターなど超有名女優が集まった他、ヴォーグの編集長やテニスプレーヤーなどセレブたちもカメオ出演。
あらすじ
仮出所したデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)は、服役中に考えていた犯罪計画を実行しようとする。それは、ニューヨークで開催される世界最大規模のファッションの祭典メットガラに出席する女優ダフネ・クルーガー(アン・ハサウェイ)が身に着ける1億5,000万ドルの宝石を盗み出すというものだった。デビーは旧知の仲のルー・ミラー(ケイト・ブランシェット)を相棒に、ハッカー、スリ、盗品ディーラーらを集めてチームを結成する。(シネマ・トゥデイより)

ケオーシャンズシリーズが面白いのが、ひと癖もふた癖もある専門家が集まって、チームワークで挑むケイパームービーって言う部分なのですが、このオーシャンズ8は真っさらな状態が始まってるので、その「仲間が増えていく」シーンもがっつり含まれていて序盤それだけでもめちゃくちゃワクワクします。

5年以上の歳月をかけて計画を練ったと言う司令塔役のデビー、普通に考えれば「3部作のメインキャラでもなかった人がいきなり主人公かよ」って感覚もあるんですが、用意周到な計画とその大胆さ、泥棒としてのカリスマの高さからそんな感覚は見事に消し飛びます。
「犯罪者を目指すどこかの8歳の少女のために、必ず成功させる」なんてブッとんだセリフを言えちゃうんだもん、文句なしの主役ですよ。

彼女に負けないくらいみんなキャラ濃くて、誰もが魅力的なんですが、特によかったのがヘレナボナムカーターのファッションデザイナー。ちょっとドジ属性入ってて、不安がよぎるんですが、求められた仕事はきちんとこなすからやっぱりプロですよね。アンハサウェイを炊きつけるために彼女が接触した若手モデルを演じてるのがダコタファニングだったのも、地味に豪華ですげぇと思いました。サラ・ポールソン演じるタミーも、引退してママ業に忙しいのに、悪いことやる楽しさには抗えない！ってキャラクターでこっちも好き。現場で一番動かなきゃいけない重要な役でしたし印象的です。
スリ担当、鮮やかに宝石を移動させていくコンスタンスというキャラを演じた女優、オークワフィナさんって初めて見たんですけど、ラッパーでもあるそう。この映画の後には「クレイジー・リッチ！」にも出演してますし、今後も活躍するのかな。アーティストというと、リアーナがハッカー役で出てるのも意外。最初誰だか分からなくて、検索してびっくりでした。

そうそう、本番を迎えるにあたって仲間が7人しかいないのであれ？と思うのですが、そこは皆さんの予想通りって感じ。でもそこへの持ってき方がうまかった。シリーズに言えることですが、「成功しても終わりじゃない」からね。捜査をいかにかわすか、も見所。
粗方の計画については準備段階で説明されて分かるんですが、それでも当日決行する中で「そんな方法で！？」というのをハラハラしながら見るのはとても面白くて、その上後になって「実はこういうこともあったのです」って判明する流れが好きなんですよね。犯罪だけど、最後は笑顔で終わる作品だって分かってるから、どうピンチを切り抜けていくのか、それが楽しみで仕方なかったですし、見事に逃げ切る姿はスカッとします。現実じゃ絶対やっちゃいけないことだから余計に。

彼女たちを追う調査員としてジェームズ・コーデン(最近SK-IIのネットCMで見る)が登場し、昔から縁があるみたいなこと言ってましたが、3部作出たんでしたっけ？なんか記憶が曖昧。本来は旧キャスト陣がカメオ出演する計画もあったらしいのですが、Metoo運動への発言などでカット。一人だけ登場しますのでお楽しみに。あくまで女性陣メインの新シリーズって感じだと思うので、このくらいのバランスで良かったのかも。現実世界同様に本編世界でもかなり時間経過してる設定でしょうし。

出演者の豪華さだけでなく、お話自体も面白くて、期待通り楽しめました。女性ということでそれぞれの個性を表すような服装もありますし、イベントに参加する際の豪華なドレスなどもあるので、そう言った部分も見所の１つかも。メインのネックレス以外にも、高価そうなアクセサリーとか美術品バンバン出てきましたし。

WOWOWにて吹き替え版を録画、視聴。いつもの担当声優さんが声を当ててるので、違和感もなかったです。