クレイジー・グッド / タイラー・ペリー監督脚本製作総指揮で送るラブコメディ。ネットを通じて知り合った男性と恋愛中のダニカ。問題児である妹のターニャが出所して居候することになるが、恋愛に口を出し始め……。

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数々のコメディをヒットさせてきたタイラ・ペリーが監督、脚本、製作総指揮を担当。主演は チカ・サンプター、 ティファニー・ハディッシュ。
ネット上で知り合った男性と一度も合わないまま1年間恋愛し続けるダニカだが、実は彼の写真すら見たことがない。一家の問題児だった彼女の妹ターニャが刑務所から出所し彼女のところに居候することになるが、実在しているのかなどあれこれ口を出し始める。さらにダニカは近くのコーヒー店・店主フランクがずっとアタックし続けてきたのだが、彼との距離も縮まり……。ぶっとんだ妹のお下品さ炸裂するコメディ作品。
姉妹の母親役でウーピー・ゴールドバーグの他、 オマリ・ハードウィック、アンバー・ライリー(glee)、 メカード・ブルックスら共演。
あらすじ
マーケティング会社で活躍し、昇格が期待されるダニカだが、私生活では痛い失恋をし、それからはネット上で知り合った男性チャーリーと1度も会わないまま、1年もネット恋愛を続けている。そんなダニカの妹で問題児のターニャが、5年ぶりに刑務所から出所して姉のマンションで居候するようになる一方、ダニカが通うコーヒー店の店主で、ダニカに好意を抱くフランクが、ひょんなことからダニカと急接近してしまう事態になり……。(WOWOWより)


予告動画でも抑え目な方なんですが、ターニャの言動がとにかくぶっ飛んで、お下品ワード連発するのでそこだけ注意していただきたい、内容としてはおバカコメディに片足突っ込んでるレベルです。ただそんな妹ですが姉のことは人一倍心配で、だからこそ暴走しちゃうというかなりベタなキャラクター。クリスタッカーとかの「基本的にマシンガントークでボケ続ける」登場人物の女性バージョンと言ったところで、ツボに合えば常にニヤニヤさせられます。

メインの内容としては毎回いろんな理由で顔写真さえ見せてくれないネット恋愛相手のチャーリーが本当にいるのか、っていうところと、もうアタックしてくれててたフランクとの急接近。その二人で揺れる主人公と、前述の通り姉のために彼女なりのやり方で奮闘するターニャって感じで進みます。同時期に任された仕事が「自分が相手に求める条件」=『それを書くためのリスト』を売り込りであり、【理想の恋人とは?】という彼女自身の問とリンクしていくんです。この辺を意識して邦題がクレイジーグッドなんでしょうね。母親の言葉とか、映画終盤でも印象的に使われています。婚活の条件じゃないですけど、高望みしすぎてもあんまりいいことないんですよね。

個人的にはターニャの選択にちょっと納得が行かなくて(笑) 最初から最後までかなりフランクがいい奴なので、「どうしてダメなんだろ」ってずっと思ってました。過去の、ある秘密もそりゃ最初は身構えるかもだけど、別に隠そうとしたわけじゃないし。本気の恋じゃないならって落ち込んだものの割り切って付き合おうとしてくれて。にも関わらずあんな態度はどうかと思います。女性が見るとターニャに共感できるのかな?1年も連絡とりあって続いてたわけだし、チャーリーへの想いが捨てられない気持ちも理解はできますけど、冷静になったら絶対フランクとの方が幸せになれるでしょうが!まあ、この手の作品では「色々あるけど最後には正しい相手を選ぶ」パターンが多いので、きっと大丈夫だって信じてましたけど。それにしてもチャーリーの本性が酷すきて逆に笑っちゃいましたよ。

ぶっ飛んでるけど姉妹思いのターニャと、一途に思い続けるフランク、一方でデキる女性かもしれないけど自分勝手な主人公、という風に身始めた時の印象とその後で登場人物への思いがかなり変わってしまう面白いタイプの作品でしたが、細かいこと考えずにお下品ジョークに笑いたいとかにもオススメ。R15指定ですし、人は選びますけど……。

WOWOWで録画。ののち、アマプラ で発見したため吹き替え版を視聴。
2020年5月現在プライム会員無料対象です。





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