マイル22 / マーク・ウォールバーグ主演&ピーター・バーグ監督4度目のタッグ。実在する組織を主役に、国の安全と引き換えにとある人物を護衛する任務を描く。空港までの22マイル、武装した敵が次々と襲いかかり……。ド派手アクション。

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「パトリオット・デイ」「ローン・サバイバー」などでもタッグを組んだ、ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグの4度目のタッグ。実在する組織をモデルに、国のために危険任務を行うCIAの特殊部隊「ウォーバーウォッチ」の護衛任務を、ノンストップアクションで描く。
セシウムが盗まれ、ロシア人のアジトを襲撃するが空振り。そこから1年以上経った頃、東南アジアの国インドカーにあるアメリカ大使館にセシウムのありかを知るという元警官が現れる。無事にアメリカに亡命させれば情報を渡すという彼の言葉を信じ、チャイルド・ワンことシルバたちオーバーウォッチが空港まで護衛をすることになるが、次々に刺客が現れて……。
「ザ・レイド」などのイコ・ウワイスが元警官を演じ、肉体アクションを披露する他、司令塔役としてジョン・マルコヴィッチ、ローレン・コーハン、ロンダ・ラウジーら共演。
中盤〜ラストまで息つく暇ないド派手映像は必見。
あらすじ
シルバらCIAの極秘部隊“オーバーウォッチ”は、危険な物質セシウムを盗んだロシア連邦保安庁のアジトを襲うが、セシウムは見つからない。6カ月後、東南アジアの国インドカーの米国大使館に、セシウムの行方を知る元警官リーが現われ、米国への亡命を求める。大使館はリーを米国に送ると決め、大使館から空港までの22マイル(約35km)を“オーバーウォッチ”が護衛することに。だが一行は武装した刺客に次々と襲われる。(WOWOW番組ページより)


基本的なあらすじは上記の通りで、序盤でロシア人たちのアジト襲撃が描かれ、残りの2/3がタイトルになってる護衛任務という構成。その最初のシークエンスでもチャルド・ワン、ツー……とコードネームで呼び合うオーバーウォッチたちのチームワークや、遂行の上では容赦のない姿勢など描かれてていきなり引き込まれます。あ、ちなみにR15+指定なのでご注意を。この時点ではマークウォールバーグ扮する主役の「チャイルドワン」は本格的には戦わず。不測の事態に備えてスナイパーとして見張り、一方で的確な指示を出しています。司令塔としてマルコヴィッチ演じるマザーがいて、実働部隊のリーダーはチャイルドワンという感じ。本名はジェームズ・シルバで、小さい頃から卓越した才能があったものの衝動的なところがあるというほんのちょっとだけ掘り下げがありましたが、自分を抑えるために「手首に巻いた輪ゴムをはじく」行動の補足といった程度。劇中でも緊迫した状況下で部下を鼓舞したり上司に食ってかったりする中で「パチン」という音が効果的に響いてインパクトがありました。本人がブチ切れないためでもありますし、同時に「今私はイラついています」というアピールにもなってるから周りはビビりますよね(笑)

あくまでオーバーウォッチは存在しない幽霊なので、すでに書いた通りチャイルドというコードネームで呼ばれますし、任務中に何が起ころうともお構いなしです。その覚悟とか、徹底したプロ意識みたいなものがめちゃくちゃカッコ良くて、そこがあえて一人ひとりを掘り下げなくてもお互いに命を預けてこれまでいくつも死戦を掻い潜ってきたんだなぁと想像できて好きです。ストーリーが進む中で絶望的な状況になっていくんですが、もう助からない状況になったら手榴弾で敵を巻き添えにしたり、撃たれてほとんど力がないはずなのにギリギリまで数を減らそうと反撃し続ける姿とか涙なしには見られませんでした。心拍数モニターがゼロになって「殉職!」っていう描写がキツイ。

一方でアリスだけはかなりの時間さいて私生活を描いてて、それは「待っている娘がいる」という設定として感情移入しやすかったですし、「だから無事に任務を追えて絶対に帰るんだ」っていうシルバの姿勢を余計際立たせてる。リーダーだからもっと冷酷なのかと思いきや、すっごい人間味あるんですよね。情報の解読をしてるスタッフに日本の原爆のレポートの名前を上げて「そういう悲劇は起こしちゃいけない」ってはっぱかけるところとか、ほんとこの人は正義の人なんだぁってめっちゃカッコいいです。

もちろんアクションとしてもめちゃくちゃすごくて、彼は主にドンパチですけど車がだめになってからの攻防はすでに書いた通りずーっと緊張感が続いてて、見てるこっちまで心拍数が上がってしまいます。シルバ(チャイルドワン)、護衛対象であるリーとのタッグみたいなシーンもありますし、相手は複数で殺す気でかかってきてますからね、怖すぎ。一応マザーが指示を出してくれるとは言え、圧倒的な不利な状況下。それでもこの人ならできちゃいそうって信じられる魅力もあります。

冒頭で触れましたがリー役がイコ・ウワイスなので、格闘シーンもてんこ盛り。特に中盤に差し掛かるところ、検査中の半裸の状態で襲われたシーンでは「こいつただの警官か?」ってくらいめちゃくちゃな強さを見せてくれますし、ずっと画面に出てるのでもう一人の主人公状態です。この俳優はこういう風に活躍させるべきっていうのをちゃんと守って演出してるんで、マークウォールバーグとは別のカッコよさが出てましたね。「スカイライン」みたいに強引に見せ場作ってるわけでもなかったし(笑)

序盤から聴聞を受けているようなモノローグが挟まれるので、一筋縄じゃ終わらなかったのかな?なんてのもよぎりながら見てたんですが、案の定、無事に飛行機にたどり着いてからも一悶着あって、ほんと最後まで気が抜けない映画でした。この主人公の活躍また見せて欲しいと思う終わらさせ方でしたが、なんとすでに続編が進行中だそうで、楽しみです。

監督と主演のタッグを見てピンとくる人にとっては説明はいらないと思いますが、ド派手アクション、極上サスペンスをきちっと見せてくれる作品。「見ると疲れる」タイプの映画ですが、それだけ満足感はあります。前述の通りR指定なのでバンバン撃たれてバンバンやられますのでそこだけはご注意ください。

WOWOWにて吹き替え版を録画、視聴。
主演の吹き替えはいつもの咲野俊介さんでした。

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