ラッパーで映画監督であり、近年は21ジャンプストリートなどコメディにも多く出演するアイス・キューブ主演のファミリー向け作品。スポーツグッズなどを扱う店を経営するニックは子供は苦手だったが、通りを挟んで反対側の店に務める女性スザンヌに一目惚れ。しかし彼女には二人の子供がおり、彼らは父親との復縁を信じ、母親に近づく男性には冷たく当たっていた。なんとかスザンヌの気を引こうとするニックだったが・・・。
ニックと子供達のドタバタ珍道中。旅を続ける中で絆が芽生え・・・。
あらすじ
大の子供嫌いのニックは、ある日スザンヌという女性に一目惚れ。ところが、彼女は離婚歴アリ、2人の子持ちだった! しかも子供たちは、母親に近づく男たちを次から次へと撃退する超ツワモノ。何とかスザンヌとの距離を縮めたいニックは、子供たちをオレゴンからバンクーバーへ送り届ける役目を買って出るのだが……(amazon商品ページより)
ホームアローン成分とロードムービー成分のいいとこ取りって印象。父親との復縁を信じている子供達はニックを含め母に好意を寄せる人たちをあの手のこの手で撃退してきた訳で、物語のメインとなる旅路も一筋縄ではいかない。というかそもそもオレゴンからバンクーバー(カナダ)って結構な距離があるわけで、飛行機→列車→最終的にニックの愛車という風に当初の計画からかなりかわってしまい、母親との約束の時間もギリギリに。
それもほとんどが子供達のちょっとしたイタズラが発端になっていて、振り回されるという表現がぴったり。空港の金属探知機でわざと10得ナイフ的なものをポケットに忍ばされ、危険人物扱いされるし、やっとの思いで電車に乗れたと思えば些細な理由で勝手に降りちゃうし。おまけに高速道路では「誘拐された」みたいな嘘を言い出しり、子供が苦手なニックじゃなくてもブチ切れますよあれは。
最初こそ10ドルやるからおとなしくしろ、みたいなアレな対応してたんですが怪我させないようにとか、喘息の発作にたいしてとか、ちゃんと子供達のことを考えてるのが見えてきて、彼らも少しずつ心を開いていきます。決め手になるのは、実父の家にこっそり向かった時のシーンで、あそこのニックの対応で一気に距離が近づいた気がしました。こいつと過ごすのも悪くねーじゃん、みたいな。
そうやって絆が深まったと思ったら、中盤あたりからの伏線を回収するように邪魔が入り、母親にも呆れられて一気にションボリモードに。だけど子供達の気持ちは・・・。と思った通りのハッピーエンドでそこも満足。
子供に振り回されるニックのドタバタを楽しく笑う系の作品なので後味も良く、気軽に見れる映画だと思います。
なんとキャスト続投で2作目もあるようで、そちらは晴れて一緒に暮らすようになったニックたち家族と修理業者とのバトルが描かれるようです。いつか見て見たい。
ネトフリにて吹き替え版を視聴。例によって高木渉さんが声を担当してましたが、ぴったりでした。
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