自立せずにガレージセールで自作のおもちゃを売る日々を過ごすクリントンの心の拠り所は飼い猫のマウサー。日中どこかに姿を消すこともあるが、いつも一緒にいる彼は掛け替えのない存在だった。そんなマウサーが何者かにボウガンで射られて無残な姿になっていた。近所からも変人扱いされているクリントンだが、探偵さながらに犯人探しに躍起になり・・・。
あのサム・ライミが製作に名を連ねるサスペンスコメディ。主な出演はフラン・クランツ、J・K・シモンズ、ニッキーリード他。
あらすじ
いつまでも自立せず庭先でフィギュアを売って暮らすクリントンは、周囲から変人扱いされ、飼い猫マウサーだけが心の拠り所だった。だがある日、マウサーがボウガンで撃たれ殺されてしまう。嘆き悲しむクリントンが犯人捜しをするうち、マウサーが近所に住む美女グレタの部屋を行き来していたことを知る。真相を探るためボウガンを販売するスーパーに乗り込むクリントンとグレタ。事件の背後には常軌を逸した不正が潜んでいた…。(スターチャンネルより)
英語の予告なので注意。
今やセッションのイメージも強いJ・K・シモンズが警官の役で登場。彼は主人公クリントンの母親といい感じになるので、もしかして自分も追い出される?って言う意味も込めて結構意地悪く当たります。わざとお母さんのあらぬ噂を教えて嫌いにさせようとしたり。一方で警官は恋人の息子だからどんだけ変人でも無下にできないと言う構図。これが彼の「捜査」に結構好都合なんです。
ヒロインのグレタは実は同じ猫を飼っていたと言う縁(ホレイショって読んでました)から、一緒に犯人探しをすることに。最初こそクリントンの変人ぶりに呆れつつも、犯人探しはだんだんんと真剣に、さらに彼のことも見直していきます。
冒頭でスーツを着こなしたクリントンが車に乗り、事故を起こす?ようなところから始まるので、僕らとしては彼がちゃんとした探偵ぶりを発揮していくことがなんとなく予想でき、例によって「冴えない男、変人が大切な者のために覚醒する」と言う王道パターンだと読めちゃうわけです。だからだんだんと顔つきが変わるのかって楽しみもありました。例えば髪型も変わりますしね。
その犯人探しの方も、ブラックユーモアたっぷりにしつつ、とある巨大スーパーマーケットの闇にまで繋がってて、ハラハラしました。怪しい韓国人キャラとか。TVCMに出ているオーナーの自宅での醜態だとか。おどろおどろしいタイトルからは想像できないふざけっぷりですが、綺麗にまとまってて、面白かったです。ソフト未発売なので、有料チャンネルか、動画サービスなどでお楽しみください。
スターチャンネルにて字幕版を録画、視聴。
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