記憶探偵と鍵のかかった少女 / 相手の記憶を体験し真実を探る探偵ジョン。担当した少女の衝撃的な出来事を目の当たりにするが、どうも事実とは辻褄が合わず……。

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対象の脳とシンクロし、その人の記憶の中の出来事を追体験することで事実を読み取る『記憶探偵』という職業の主人公。上司の紹介で、ある一人の少女の摂食障害を直して欲しいと頼まれたのだが、彼女の記憶を辿るうち、衝撃的な事実が判明し……。彼女が隠しているのはいったい。重厚なミステリー・サスペンス。
出演は、マーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ、ブライアン・コックス、サスキア・リーブスほか。
あらすじ
ジョン・ワシントンは、他人の記憶に入り込む特殊能力で数々の難事件を解決してきた“記憶探偵”。そんな彼の元に、問題を抱えた16歳の少女アナを調査してほしいという依頼が舞い込む。早速、アナの記憶を辿ってゆくジョンだったが、浮かび上がってきたのは性的虐待や殺人未遂といったあまりにも衝撃的な出来事だった。真相を探ろうと事件関係者への聞き取りを開始するが、得られたのはアナの記憶と食い違う証言ばかりだった…。()


2016年夏現在、公開中の邦画『秘密』(清水玲子の漫画原作)にも近いですが、記憶に入り込むという設定が面白いですよね。劇中の説明によれば、裁判でもそこまで厳密な証拠としては認められないものの、かなりの効果が出ているのが伺えて、現実世界でもこういうことできたらすごいよなぁって。自分自身でも奥の方に封印しちゃって思い出せないようなことでも見えてきたりとか、活用法が色々ありそう。

主人公はそんな記憶探偵でも凄腕、というわけでもなくて、ある事件をきっかけにしばらく離れていた身。だからこそ復帰初仕事として犯罪捜査というよりも思春期の女の子を担当することになるんですが、この子がまあすごかった。

おそらくIQがかなり高くて、単純に頭もいいんでしょう。記憶の世界に入り、トントン拍子に依頼を達成したと思えたにもかかわらず、彼女が抱えた闇が大きい。だけど事実関係とどうも辻褄があわなくて、真実が見えてこない。

記憶を呼び起こす=本人が捏造することも不可能ではない、という部分が活かされていて、ジョンと同様、われわれ視聴者もアナに翻弄されていく。どれが実際の事件で、何が彼女の作り話なのか。そしてジョンのトラウマを利用され……。

そういう息もつかせぬハラハラが続いたかと思えば、終盤に急展開を見せ、一気にこの物語の真相が見えてくる。見えてきたところで綺麗さっぱり収まるわけでもなく、たぶんこういうことなんだろうなぁっていう感じ。アナのまとう冷たい雰囲気だったり、メトロノームの音だったり、ニコニコマークだったり。色々な要素が重々しいムードになっていて、見応えあるサスペンスでした。

スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。
Amazonプライムビデオにもありました。

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