あらすじ
マーベル・スタジオが贈る初のアニメーション作品。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ぶりにアベンジャーズが集結!ヒーローたちの”もうひとつ”の物語
アイアンマンや、キャプテン・アメリカを始めとしたアベンジャーズたちに、もしも別の運命が待っていたとしたら…?をテーマに、マーベル・シネマティック・ユニバースで実際に起こった出来事をベースに様々な“もしもの物語”が描かれる。“ウォッチャー”と呼ばれる男をガイド役にヒーローたちの驚くべき“ありえたかもしれない”ストーリーへと導く。(予告動画概要欄より)
シーズン1 全9話のタイトルは以下の通り。
もしも...キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?"
もしも...ティ・チャラがスター・ロードになったら?"
もしも...世界が最強のヒーローたちを失ったら?"
もしも...ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?"
もしも...ゾンビが出たら?"
もしも...キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?"
もしも...ソーがひとりっ子だったら?"
もしも...ウルトロンが勝ったら?"
もしも...ウォッチャーが誓いを破ったら?"
記事タイトルで触れてるように、コンセプト的には「もしもの世界」を1話完結で描いているストーリーであり、それがマルチバース=ちょっとだけ違う並行宇宙が無数にあるという昨今のMCUのメインストーリーにも繋がる展開。最終的には8話で「ウルトロンが勝った世界」に、それまでのメンバーが次元を超えて集結して協力するという集大成的なフィナーレになってますので、短期間で一気に見れてそれはそれで面白かったです。
もちろん各話サブタイトルが表すような、僕らが映画で見てきたのと全然違う設定なのも新鮮で良かったのですが、それによって「意外なキャラ同士の掛け合い」が見られたのも面白かった。特にティチャラがブラックパンサーじゃなくてスターロードになっている2話ではサノスが敵じゃなくなってるし、ゾンビの5話ではメイン級ヒーローが感染した結果としてこれまでスポット当たるのが少なかった人たちが活躍してたりします。
結論から言うと「マルチバース・オブ・マッドネス」とは直接的なつながりはないものの、ドクター・ストレンジが一番重要なポジション。4話は涙なしには見られない。頑張って時間を巻き戻して恋人を救おうとしても、別のパターンで救いきれない。そこでどんどん禁断の魔術に手を染めて……。闇堕ちドクターになっちゃう。
逆にソーがわがまま王子やってる7話は底抜けに明るくて良かった。連れてきた連中がふざけまくって地球人はすごい迷惑かかってるけど(日本列島とか停電してた) バカっぽくていい。演じる方も楽しかったろうな。MCUメインの世界とのギャップがね。割とソー本人もコミカルなところあるけどさ(3.4作目のコメディ路線好き)
あと嬉しいのが芸能人吹き替えを除くと基本的に映画と同じ人が吹き替えを担当してるのでスッと入り込みやすいです。それはオリジナル音声も俳優陣集めてるらしくて、豪華ですよね。ちなみにトニーの藤原さんの代わりは他の作品同様に森川さんがやっていました。
映画見てて嬉しいのは「明確に運命が変わる」瞬間までは同じ時間が流れてるので共通していて『こういうやりとりあったな』って懐かしくなりましたし、一方でもしもの結果として会話の相手がそのまま入れ替わったりとかしてて、一度本筋を追った人こそ違いを楽しめる。逆にいうと知らないと何が特別なのかすら分からないので完全にファン向けですよね。
予告動画でちらっと映っちゃってますが、アベンジャーズ1作目のシーンをパロディしてる「ガーディアンズオブ……」のシーンも胸熱。あとは全てが終わった後のナターシャの……。
ちなみにシーズン2の配信も決定していて、当初は今年初頭の予定だったのですが色々延期、現在は「23年に絶対公開される作品」にも含まれてないらしいので、「近々」としか言えない感じ。シャンチーとか、ヘラとか出てくるらしいので楽しみです。
ということで「いまさらか」って感じですが、ざっとしたご紹介でした。
来月末にはニックフューリーらが出てくるシリアスなドラマ「シークレット・インベージョン」が配信開始されますので、「ホワットイフ」見てなかったなという方はその時一緒にどうぞ。
Disney+にて独占配信中。吹き替え版で視聴。
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