マジック・イン・ムーンライト / 自称霊能力者のペテンを暴いてくれと頼まれた皮肉屋の凄腕マジシャン。しかしトリックは見つからず、なんだか二人の距離は近づいて。ウディ・アレン監督の道ロマコメ。

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コリン・ファースとエマ・ストーン主演、ウディアレン監督のロマンティックコメディ。皮肉屋だが腕は一流の有名マジシャンが、自称霊能力者のペテンを暴くように依頼されるもなかなかトリックを見破れず、最終的には認めざるを得なくなってしまう。しかもだんだん二人の距離は縮まり・・。
ウディアレン節が炸裂しつつも、王道をいくストーリーに胸をうつ。
あらすじ
魔法や超能力など信じない皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は、ある大富豪をとりこにしているアメリカ人占い師の正体を暴いてほしいと頼まれる。南フランスの富豪宅を訪ねるも占い師ソフィ(エマ・ストーン)が発揮する驚異的な透視能力にただただ驚かされ、それまでの人生観を覆される羽目に。その上、かれんな容姿で明るく活発な彼女に魅了されてしまい……。(シネマトゥデイより)


ウディアレンはこれまでも不思議な出来事を題材に作品を撮っていますが、真っ先に連想したのは「スコルピオンの恋まじない」アレン本人も主演してて、催眠術で「二人は恋仲になる」とかけられた犬猿の仲の二人が、ショーが終わっても度々メロメロ状態になって、というラブコメ。アレン作品の中でも特にお気に入りの一つです。

予告動画でも出ちゃってる通り、最初は絶対に化けの皮を剥いでやると意気込んでいたのに、いつの間にか恋してしまっている、という典型的な物語で、そこに到るまでの出来事などもかなりの王道。ただそこはウディアレンなのでとにかくスタンリーの言動が皮肉の連続で、見ていてスカッっとくるレベル。絶対に友達できないタイプですよ。特にそれを半ば諦めている叔母とのやりとりが本当に面白くて、終盤あたりも含めて彼女はとても重要な役どころでした。ぶっちゃけてしまうと彼の背中を押すポジション。具体的には一言も言ってないんですけどね。彼女の含みを持たせた物言いに、スタンリーは本心と向き合うことに。

お話は予想しやすいものの、車でのシーンの見せ方だとか、素直に慣れない男の奮闘ぶりのおかしさなんかは名匠って感じがしましたし、シンプルですけど劇中でも匂わされる「理性で説明できないこと」=「恋」(=魔法のようなもの)という伝えたいことがストレートに現れていてとても良かった。

個人的にはもう一捻りあると思って身構えていたんですが、珍しく?最後までベタな展開を貫いていて、それはそれで小気味よかったです。合図、の使い方にニヤリ。

現実的にコリンとエマの年齢差を考えちゃうとあれですが、これまで非科学的なことを一切否定してきた人間が、初めて本当の恋をした、と思うと微笑ましくて。エマも全体的に可愛らしくて、超能力というのを抜きにしても、あれは好きになるだろうなぁと思ってしまいます。降霊術してる時の「今きてます」っていう半開きの目とか笑ってしまいましたけど。

誰もが楽しめる王道ロマンティックコメディですのでおすすめ。

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