ワンダーウーマン役でお馴染みのガル・ガドットが美女スパイ役で主演するアクションコメディ。郊外の住宅地で暮らすとある家族ジェフとカレン。そこに彼らやその土地とは不釣り合いなほど完璧な美男美女カップルが引っ越して来る。ご近所さん同士のイベントにも顔を出し、良好な関係を築けそうではあるのだが、どこか不可解な点も多く特にカレンは不審がる。こっそり調査を開始すると、お隣さんの意外な姿が明らかに・・
ハングオーバー!シリーズのザック・ガリフィナーキス、アイラ・フィッシャー、ジョン・ハムら共演。
あらすじ
郊外の住宅地で妻のカレンと子供たちとともに暮らすジェフの隣に、ティムとナタリーのジョーンズ夫妻が引っ越してくる。ジェフは夫妻を歓迎するが、カレンは近所のパーティーでのティムの挙動を不審に思い、あまりにもゴージャスでパーフェクトな彼らに疑念を抱く。偶然、ティムからの贈り物の中に盗聴器を見つけたジェフとカレンは、夫妻の留守中にジョーンズ宅に忍び込むが、そこで驚愕の事実を知るのだった――!(20世紀FOX商品ページより)
ガル・ガドッドがピッタリすぎて笑ってしまう作品。タイトルや予告動画でネタバレしちゃってる通り、実はそのお隣さんはスパイであり、調査のために主人公家族に近づいて来たという設定。それが判明するまでのドタバタと、判明してからのドタバタ。非常にわかりやすいお話ながら、巻き込まれ系主人公のラッキー回避だったり、ガルらのかっこいいアクション(カーアクションやドンパチ)で楽しめる映画でした。
ジェフが人事部という設定のためか、人同士の仲裁をやったり、悩みを聞き出したりという経験がジョーンズ夫妻とのやりとりに生かされていて、完璧カップルに見える二人でも抱えた「仕事に対する姿勢」や「今後の人生」なんかを二人が向き合うっていうサイドストーリーに発展していて面白かった。流れとは言え素人を参加させるなんて、っていう感じだったのが、へっぽこでもなんかいい感じの信頼関係になってるんですよ。
劇中でも「僕と色々やったのは情報を聞き出すためなのか?」っていう問いに対して「最後は君の友達としてやっった」っていう一言があったりしてグッと来ましたね。完全に仕事に徹しきれなかったりしてティムもなかなかよかった。ただ半ば脅すため?に連れていった蛇料理の店は色々インパクトありました。
一方でガルの方は終始カレンの行動お見通しって感じで余裕っぷりがすごくて、前述の通り今のワンダーウーマンで見た「かっこいい女性像」にピッタリ。サービスとしてなのか、尾行中に下着を買いに来る→試着室で問いただされる、なんていうシーンもありました。そこでの「好きで完璧美人になったわけじゃないのよ」っていうのが面白かった。それもあまり違和感なく聞こえちゃうからすごい。
普通に彼女目当てに見ても満足できる作品だと思います。
ちなみに原題は"Keeping Up with the Joneses"で、ジョーンズ夫妻に負けずについていく、みたいな感じのニュアンス。ブラピ夫妻の映画にあやかってこんな邦題ですが、最終的に主人公二人も協力してるので、二組のスパイ夫婦ですよね。Amazonのレビューに載っていたのですが、吹き替えキャストがそのMr.&Mrsの時のブラピアンジやってた堀内賢雄さん湯屋敦子さんになってるのも心憎いです。
スターチャンネルにて吹き替え版を録画、視聴。
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