ジャスティス・リーグ / DC版アベンジャーズ、満を辞して結成。世界を変えてしまうおそろべきパワーをもつ3つの箱。ステッペンウルフに奪われるのを阻止するため、バットマンやワンダーウーマンらヒーローが手を組む。: 映画感想.net ～映画ファン「きよ」のオススメ作品紹介～

2018年03月26日 12:00

ジャスティス・リーグ / DC版アベンジャーズ、満を辞して結成。世界を変えてしまうおそろべきパワーをもつ3つの箱。ステッペンウルフに奪われるのを阻止するため、バットマンやワンダーウーマンらヒーローが手を組む。

DCエクステンデッド(フィルム)ユニバースも本数を重ねましたが、世間の評価は(ワンダーウーマンを除くと)厳しめなのが否めない印象。アベンジャーズとは違い、まだ主要3人しかお披露目されてない状態で新たな3人を追加したヒーローチームの活躍を描く今作。それぞれのキャラを立てつつ、団結の強さを見せたエンターテイメント映画になってます。今回は画面もお話も暗くない！それだけでかなり印象が変わります笑
バットマンにベン・アフレック、ワンダーウーマンにガル・ガドッドらこれまでのキャストを続投しつつ、フラッシュにエズラ・ミラー、アクアマンにジェイソン・モモア、サイボーグにレイ・フィッシャーが参加。
あらすじ
ブルース・ウェイン（ベン・アフレック）は、スーパーマンの捨て身の行動に影響を受け、再び人類を信じるようになる。彼は新たな相棒ダイアナ・プリンス（ガル・ガドット）の手を借り、強敵との戦いに備えて準備を進める。バットマンとワンダーウーマンとしてお互い協力を約束した彼らは、共に戦ってくれるヒーローたちを集めるが……。(シネマトゥデイより)

アベンジャーズの名前を出してしまうのはどうかとも思うんですが、ヒーローがチームを組んで戦うという点では先に映画化されている以上どうしたって比較されてしまうし、何より今回はその「アベンジャーズ(2012年)」などのジョス・ウェドンが途中から参加してるんであえて使わせてください。

やっぱりそれが功をそうしたのかはわかりませんが、今回めちゃくちゃ王道で、かなり画面が明るいんです。僕はこれまでのDC映画もドラゴンボール的な圧倒的なパワーの表現とか嫌いじゃなんですが、どうしたって画面自体が暗いっていうのは不満要素の一つで。せっかくカッコ良いシーン、見せ場のシーンなんだから明るいところで見せてくれよっていう気持ちがいつもあったんです。でもジャスティスリーグは基本的に明るくてとても見やすいです。地球の危機にヒーローが集結。それぞれの個性、パワーを最大限に使って敵を倒す、っていう燃える展開らしく、ザ・エンターテイメントって感じの映画になってました。

特に宿敵ステッペンウルフが呼んできた「恐怖に反応して攻撃する虫っぽい雑魚戦闘員」が大量に出てくるので、「エイジオブウルトロン」的です。一人のピンチをもう一人がカバー、とかちゃんとチームしてました。戦闘面では主にワンダーウーマンが活躍してましたね。ジャケットに出てるのでもうネタバレしちゃいますが、スーパーマンだけちょっと規格外のパワー(強すぎてしまう)なのでどうしても宿敵とのバトルは短め。でも出番自体は思ってた以上にありました。特にフラッシュとの絡みが好きです。

そう、僕はドラマ版のフラッシュが大好きなので、色々な思いがあったのですが、「バットマンvスーパーマン」でちょろっと出た時同様「ドラマはドラマ、映画は映画の良さがある」から全く変わらないどころか、さらにその気持ちが強まりました。エズラ版フラッシュも好きだ！って。劇中は友達のいないオタクキャラで、チームの中では新人扱いでしたけど、色々なものに反応したり、ヘタレまではいかなくとも限りなく一般人に近くて「お笑い担当」を一手に引き受けていました。かなり記憶に残ると思います。バットマンも「走っていって、人質を一人助けろ」って指示して、結果的に全員救わせたりとバカにしたりせずに的確に強みを発揮させてたのも良かった。
もちろん高速を活かした活躍は色々やってました。ワンダーウーマンの剣が手元から離れた時にチョンってやったりとか、僕のような「X-menのクイックシルバーの演出」が好きな人は笑えると思います。

ワンダーウーマンも単体作品でのスティーブ(クリスパイン)とのことが出てきたり、チームにおける「リーダーに大切なのは」っていう自問みたいなことがあったり、ヒーロー映画おなじみの精神面のお話ももちろんありました。意見の相違はあっても、仲間割れみたいなシーンは短めだったのは良かったです。

合計2時間なので序盤あたりは初登場キャラの説明というか掘り下げ、チームと敵とのバトルは3回？ほどになってるので面白さもあってあっという間の印象もありました。もしかすると今後カットされてない完全版も発売される可能性もありますが、万人受けというか分かりやすさではこれでいいのかなぁとも思ったり。
逆にいうと過去の作品見てなくても楽しめると思います。

今回は北米4k Blu-rayに日本語収録！とのことで北米Amazonで購入。いずれここでも経緯をまとめるつもりですが、悪天候のために今まで一番届くまでの日数がかかり、とてもハラハラしました。
吹き替え版で視聴。