散々苦しめられたキーウエストのスタンド能力を誘い出しとドラゴナ&ジョディオの能力で封じ込め、本体もろとも再起不能にした二人。しかし彼は自分たちの正体をアッカハウラーに隠さず話しだし、この状況でなおも有利にことがはこぶことが約束され「かならず取引を飲んでサインをする」と宣言する……。
本編のネタバレを含んだ感想です。
先月の感想はこちら
ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第31話 (2025/12/18) / メリル奪還チームは一応危機を脱したものの、ジョディオたちはキーウエストのスタンド能力に苦しめられ、頼みの綱の溶岩を奪われてしまう。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/JOJOLands031.html
#032 沈みゆくハルラー
あの"引き"をしておいてやっぱりジョディオたちはまだまだピンチです、ってなったらドヤ顔で勝利宣言してる彼がバカみたいになっちゃうのでこの段階では勝つのはある意味予想通りでしたが、そのまま32話のサブタイトルで「沈みゆく」なんて言われたらもうページめくる前にわかってしまう。ですが同時に一度さがって再び強敵となって現れる匂いがぷんぷんで、やはり9部のラスボスはこのアッカハウラーなんだろうなって思います。
扉絵は傘をさしてドヤ顔のジョディオ、遮るものを貫けっていうのは「運命を切り開く力」の暗示めいていて、ジョジョ全体に通じる人間賛歌を感じられて好き。ジョジョランズ開始当初に「雨垂れ岩を穿つ」って言葉を思い出してましたが、ノーヴェンバーレインの能力は地味に見えて強力ですね。
つい先日8部いっきに読み返してたんですが、この雨粒も重力だけでなく「回転」の要素があきらかになりそう。
走馬灯のようにかけめぐる記憶、窮地にたたされる社長。
最初のページからそのアッカハウラー側の視点でスタート。いやこの人の立場での物語としても面白いですよね。先祖代々成功してきた家系、そこには土地や水と、なにより富を集める(離さない)不思議な溶岩のパワーがある。やりたい放題してきて、有能な部下が何人もいる。それが、何をどうしたのか急にすべてを失いそうになって、その裏には自分より年下のグループの存在がある。彼自身も恩恵にあずかってたことを棚に上げて「ただ溶岩をもっているというだけで俺のものを奪うのか」って気持ちになるのも分かります。
9部の感想を呼んでるとジョディオ側がいまのところ基本的に犯罪者なことに引っかかってしまう人がいるみたいで、それもちょっと理解できる。5部の場合は彼らなりの「哲学」が見えたから。
起こってることを表面的に乱暴にまとめると「ボスの命令で金持ってそうな日本人のところに強盗に入って、そこでもらった不思議なものの力で巨大企業の富を根こそぎ奪おうとしてる」わけで。アッカハウラー目線だと擁護しようないくらいジョディオたち悪役ですね(笑)
おそらくだけど彼が認識してないだけでめちゃくちゃ悪どいことやってるなじゃないかな?ハウラー社。よくフィクションの題材になりますもんね。そこの地域になくてはならない企業。しかしその裏では〜〜みたいな。本当に武器関連やってたり、環境破壊とかかな?
溶岩さえ なければこの状況が変わると信じ「ハウラー家のものだ」「よこせ」ってにじり寄ってくるのが相変わらず小物ムーブで癖になってきた。それと対照的に冷静な「もう遅いんだよ」っていうジョディオとの対比。たしかに溶岩そのものの所有権が移るのか?とか細かい疑問は湧きますが、もう勝負はついてしまった。
物理的にも「沈む」船
かれの状況を示唆するように、この船自体が転覆しかけてるというのも面白い。緊迫感ある両者の言い合いの最中、それを中断するように転がるボールと大量のヘリの音っていう急展開がほんと映像として浮かんできて呼んでてワクワクしました。この直前のキータンとのバトルでのノーヴェンバーレインの能力によて、浸水していたというのは彼の意図的なものなのか、溶岩による効果なのか。前回の「跳弾でボヤ騒ぎ→警察がのりこむ」みたいな、ほんと都合よく事態が変わっていくのがすごい。
警官たちに拘束され、岸からのやじうまたちの目線によって完全に勝ち目がなくなったアッカハウラー。ここまでくると可哀想になってくる。しかかも「大統領命令」ってとんでもない大罪人扱いだし。まあ国の安全を脅かすとか、敵国に武器を、みたいな認識されたとかでしょうか。とにかく富の移動のために、この人の手から離れなければならないわけで。どん底だ。縛られたことでサインできない=ジョディオたちにも不利では?ってそういう心配してるのがちょっとシュールでした。
ジョディオの予告再現と謎のスタンド能力
このシーンの少し前辺りからアッカハウラーのスタンドビジョンが出てきましたが、初登場の時と違い完全なヒト型。砂でひび割れてるようにもみえてそっち方面かと思いましたが、霧のようなものが出てるらしい。土埃、って表現してないからほんと煙幕みたいな感じかな?忍者っぽい。
この絶体絶命の最中「サインさせろー」って声高に叫んで本当にジョディオが予想してみてたとおりの再現が起こったのもすごかったですし、一瞬の出来事としてサインと警察への攻撃、逃亡っていうのをやっててのた展開が超面白い。
主人公チームにも、そして我々読者にもまだどんな能力なのか全貌がわからないってのがこの先を読むワクワクがあってたまらないんですよね。しかも霧だとしたらジョディオの能力とは相性悪いっていうか受け流されてしまいそう。そこでさらにノーヴェンバーが進化するのかな
溶岩の崩壊
一度は難を逃れたと思ってましたが、やっぱり溶岩のキャパオーバーでついに崩壊しちゃいましたね。まあずっと一つのアイテムもってるから主人公はラッキーが続きますというのも、あるいはその状況を変えるために奪われました、ってのも今回と同じことの繰り返しになってしまうので良かったかもしれません。最悪またあの土地にいくことになるだろうし。
劇中のキャラにも言わせてますが「ここまで」ってことで、あとは自分たちの力で切り開かないといけない。とりいそぎこっちチームも、メリル救出組もなんとか死亡とかせずにこの戦いに勝てて良かった。
社長との一触即発の「交渉のテーブル」からの、キータンとの直接対決と、洋上での展開も緩急あってずっと見応えありました。
「新展開突入」ってアオリ文、いつもそうだけど今回はより次回までが長く感じそうです。
ネトフリSBRアニメ第1弾が3月、さらにジョジョマガジン最新号発売など本編以外の情報も載っててテンション爆上がり。2026年もジョジョにたくさん楽しませてもらえそうで最高です。
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