前回までは……。
ハウラー社から土地を手に入れるため、銀行員ヨコハマとその部下になりすまして社長アッカハウラーのもとに「取り立て」へと向かうジョディオ、ドラゴナ、チャーミングマン。しかし彼らの帰りを待つメリル校長にも社長の部下2人が近づいてきていた。尋問され、暗号でメッセージを送る彼女。待機中のパコとウサギは救出のために学校へ戻ることにするが……。
本編のネタバレを含んだ感想です。
先月の感想はこちら
ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第22話 (2025/1/18) ネタバレを含む感想。/ 刺客を撃退したジョディオチーム。銀行による取り立てをチャンスと捉え、次のミッションへ。一方、社長の護衛に3人の強者が集結し……。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/JOJOLands022.html
ハウラー家と溶岩、その歴史
JOJOの形にむりやり収まってるジョディオと真顔のヨコハマという、今回は特にシュールな扉絵でまず笑ってしまいました。最初くつした……?って思ったんですが隣の「O」に気がついて(汗)
冒頭からアッカハウラーの先祖のエピソードの説明が展開されましたが、やはり過去にもその水源をめぐってきな臭い事件が起きていたんですね。正式な記録が残ってない以上弱い立場で可哀想な反面、守るために殺人をも厭わないとなるとなると一族もまた「悪人」側ですよね。
そして以前からも示唆されいてた「溶岩」との絡み。彼らは宝箱の中に一緒にしまうことでそのパワーを与えていたみたいですが、『劣化する』というのは新事実ですね。この状態でも効果はあるものの、やはり持ち歩いたりできないのはかなり不便ですね。ということはジョディオたちが持っているものも?
個人的にはロカカカみたいにこの9部の中でたくさん出てくるというのか、あの場所に辿り着いた人間なら比較的手に入れやすい代物だと考えていたんですが土地をもってる彼らでも1個しか所持してないことを考えるとその希少性がいっきにましましたよね。露伴みたいに執念かけてで探してないのかもしれませんが。あるいはこの溶岩自体が誰かに奪われる展開も予想してるんですが、崩れていくとなると……?
クルーザーに乗船し、いよいよ交渉のテーブルへ
『こちらは部下のピンク』で笑った。どんだけその呼び方気に入ってるんだよ。いちおうジョディオもノワール(=黒)って偽名使わせてるけど、前回説明あった通りただのバイト扱いだし。待機組がメリルを助けに行ったことを横目で確認してるから、この洋上での戦いにバックアップは期待できないって覚悟の上での乗船。緊張感走りますよね。
モブのクルーたちの服装がみんな定助の服装しててこれもだめだった。たしかに「水兵服」ではあるんだけどさ〜(笑)すなおに考えたらこの人たちはただのスタッフなんだけど、自分の周りを信頼できる部下で固めたいとかの理由で『分裂系のスタンド能力者』っていうのもありえるんじゃないかなと深読みしてしまった。古い例えだけどエージェントスミスが大量に襲いかかってきたら結構ピンチですし。
そんな状況でも緊迫感ゼロではしゃぐピンクちゃんことドラゴナのギャップよ。『ハーバード』って嘘ついちゃうし。さらっと流してるけど「ヘルツベルク教授なんていないわよ」って詰問されそう。というか怪しいのは分かった上で泳がされてるまであるかも。
銃、金、溶岩
まあ自分たちのホームにやってきた銀行員の言葉をそのまま受け入れて簡単に引き渡すとは思わなかったけど、銃でおどしつつ「買収」をちらつかせてくるとは。アッカハウラーは予想通りの悪人ですね。ジョディオも脳内で計算してましたが、ぶっちゃけそこまで悪くない取引だし、こういう風に一部の上層がお友達同士でうまく立ち回ってるなんてのはフィクションでお馴染み。正直現実もそんなもんだろうなという感覚もありますよね。ただ今回の目的は根こそぎいただくこと。銃にくっすることなく啖呵をきる
この土地の等価交換スキーム(プラベートバンカーぽい言い方)も言いくるめかた含めてなるほどって思っちゃった。特殊詐欺も後がないことを強調して「この方法で助かりますよ」って飛びつかせるけど、まんまそのイメージですもんね。必死にキーウエストが抗議してるけど、当のアッカハウラーはかなり狼狽してる。あとひと押しって感じ。
しかしここからが不味かった。まさかの「溶岩の崩壊」これ序盤で回想を見せてるから、「ハウラーは知っている」ことを理解してる。彼の脳内でいっきに色々なものが繋がるのが見えるようですよ。多分この時までは「ボビーたちを撃退した、溶岩持ちのチーム」だとは思ってなかった。しかしここでバレてしまった。こういう時に溶岩で直接近づけないとだめな誓約が仇になるんですね。
しかも運の悪いことに、崩壊するってことをジョディオたちは今初めて認識したから、予想外のことでとっさに行動できない。銃を向けられて、一気に形勢逆転。ここから言葉だけでやりすごすのはほぼ不可能ですよ。いよいよバトルかなぁ。
刺客とのバトルこそあるものの、溶岩の力でかなりスムーズに色々と手に入りそうだっただけに、ここにきて万能じゃなくなってく展開は面白かったですね。欲を言えばメリルの方がどうなってるのかって気になりますが、パコたちが辿り着いたところまでは描写されてるので、来月。同時進行で進んでくのか〜どっちもハラハラする!
ヱビスビールコラボとかあったのでちょっと覚悟してたのですが、来月も掲載されるみたいなのでひと安心。
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