ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第20話 (2024/11/19) ネタバレを含む感想。/ 1人で刺客と戦うことになったジョディオ。弾丸を雨粒のカーテンで遮断し逃げ一方の彼を、まるで狩りのようにボビーが追う。

前回までは……。
とんとん拍子で成り上がったハウラー家。しかしその財もジョディオたちのもつ溶岩の力で失いつつある彼はあらためてボビーとルルに彼らの抹殺命令を下す。ウサギの治療に専念するドラゴナたち、エレベーターで孤立のパコ。1人でボビージーン捜査官と戦うことになったジョディオはスタンド能力で大量の弾丸をなんとかやりすごし、距離をとるのだが、逃げ込んだトイレに追い詰められてしまう。
本編のネタバレを含んだ感想です。
前回↓



ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第19話 (2024/9/19) ネタバレを含む感想。 / ウサギを治療するために訪れた病院で、刺客たちの本体と遭遇。ふしぎな弾丸に苦しめられ、まずはパコが孤立無援に。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/JOJOLands019.html




#020 グローリー・デイズ その2


ジョディオを容赦なく追い詰める、弾丸の雨
ここ最近脳内がドラクエに支配されてるので「マホカンタ」ってワードが浮かんできちゃうんですが(笑)ノーヴェンバーレインの防御性能ってほんと頼りになりますよね。扉絵イラストもちょっとやそっちゃ破れないから、バリア貼ってると同時にこちらもやられそうな雰囲気がある。アオリ文「弾雨」って表現もカッコいい。
前回からあいかわらず院内は強盗襲撃事件発生のように阿鼻叫喚状態。この前もかいたけど無関係の民間人まで巻き添えにしちゃうのはダメだなぁ。それだけ切羽詰まってるのはわかりますが、ボビーさん仮にもあんた捜査官だろ……っていうね。ただ悪役としてはめっちゃ魅力的。
逃げ込んだトイレの個室を一つ一つ確実に撃ち抜いていくのがヒットマンって感じで殺意を感じますね。スタンド詳細は不明ですが、相変わらず銃を向けて1発撃つ?動作をしただけで大量の弾丸が飛び出していく能力はえぐい。ゲームのチートみたい。ある意味で弾薬も無限みたいなものだし、今はすぐに発動してるもののある程度出現タイミングや弾速もコントロールできるっぽい。
そしてこの間もルルちゃんのバグが攻撃してくるからジョディオはしゃべるのさえ精一杯。孤立。これ詰んでるよー


ノーヴェンバーレインの能力看破 圧倒的優位で『狩り』を楽しむハンター
まだ戦闘開始して数分って感じなのに、見事にジョディオのスタンド能力分析してるのは、手練れオーラすごい。射程範囲3mとかまで推定してるし。横方向からはない。砲台っぽい性質上、真横ってのはまず難しいかもね。だから一方的に自分を守るように使うか、ある程度敵に近くないと攻撃としては使えない。その代わりかなりの圧力。【面を押す力】って表現されている。このちからが回転しながら抉ってるとか、重力とか最終的にパワーアップするのかな?と僕は睨んでるんですけどね。
扉を蹴破る、いない、じゃあ隣か。みたいに淡々と追い詰めていくハラハラ感。パニックになってるロビーの声は届かずに、足音だけが響いてる感じ。

持ちかけられる取引と、勝負を決める一撃
勝利を確信してベラベラとしゃべりだしたら負けフラグっていうのは徐々に限らずフィクションでありがちですが、ここで溶岩のことを思い出して差し出すようチャンスを与えるボビー。これ息の根をとめてから回収してもいいわけで、別にジョディオから命乞いされるのを待つ必要はないんですよね?ここにきて不要な殺しはしないとかいうキャラか?もしかしてハウラー社長の指示に従わず、ボビー自身のものにするつもりだったとも解釈できるのかな、って。こういうところで前回まで予想してた「お金でなびくかも」に近いことが起きるとは(笑)
そこでほんのちょっと殺意が緩んだタイミングで、天井からの一撃。
一方的な激しい撃ちあいのすえ、最後に一瞬で勝負がつくのが西部劇みたいでめちゃくちゃ痺れるし最後までカッコいいバトルだった。チャンスを逃さなかったジョディオの精神力もそうだし、かなり追い詰めたこと自体はボビーの強さが際立つ。
【子供を攻撃できるのか?】っていう不安は、ボビーの死をきっかけに戦意喪失でリタイアっていう落とし所。さすがにね(笑)

無事をよろこぶチームと、手に入れたもの
身体的には攻撃しないものの、敵は敵だからとルルちゃんにも容赦ないジョディオもらしくて良かったのですが、彼女の口からさらにハウラーの情報が聞き出せそうですよね。たぶんだけど別の刺客が送られてきそうだし。でももしかしてフーゴオマージュということは仲間入りしちゃうのか??ボビーばっかり気にしててそっちは気にしてなかったな〜今回チームの年齢若いから、後方支援でいても問題なさそうではあるんですよね。わがまま発動で話を転がしやすいし。
バグたちが出ていったことである程度一瞬で回復するのはジョジョのお約束ですが、パコも無事で一安心。さらに登記所にいて巻き込まれたお姉さん=ソフィが回復したっていうのも後味爽やかでいいです。こういうフォローあるだけで全然違う。どこかで「ジョディオたちのせいで」みたいな部分があったからね。病院にいた人も無事だったと都合よく脳内補完しちゃおうっと(汗)

次のミッション:お金の回収 その額380億
凶弾に巻き込まれた銀行員のカバンを手に入れたことで、銀行→ハウラー社への貸したお金の回収を知り取り立てることを決意。これが次の任務ですね。しかも「銀行も」「立ち上がれないくらいに」って宣言してるから、溶岩パワーで横取りしちゃうわけか。なかなかひどいなぁ(笑)とりあえずルルちゃんと銀行員を仲間にして(?)またメリルのもとへ。そこから新章スタートかぁ。
ハウラー社の金庫番、財務担当、会計士的なものがスタンド使いで出てくるよなー。インテリヤクザみたいな風貌であって欲しい。あとはジョディオがビシッとスーツきてメガネかけて敵の本丸にのりこみそう。そもそも現金で保管してるかな?金塊かな?本社、本宅?マジでワクワクしてきた。露伴の時とはべつの、本格的な金庫破りとかも見てみたい。

そんなワクワクさせてくれるところで、今回はおしまい。読み応えありました。

ということで2ヶ月ぶりのジョジョランズでしたが、ついに「ハウラーからの(まずは)2人の刺客」編はひと段落しましたね。土地権利書のところかから。でもほんとテンポ良く進んでたので毎回ワクワクでしたし、特にボビーは個人的にお気に入りの敵キャラ。これまでの感想でも仲間になってくれないかな〜ってささやかな望みを抱いてたんですけどね。ダメでした(笑)こういう終わりだからこそ余計に印象的って思うことにします。
そして相変わらずの【流れが来ている】というの展開。

今月は荒木先生執筆の新作「新・漫画術」も発売。さらに来月はジョジョランズコミックス最新刊と、ジョジョマガジンも出ますのでお楽しみに。とくにジョジョマガジンはスピンオフ漫画も読めるから楽しみだなぁ。

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表紙イラスト、それぞれのチームが自撮り風で共通してるのがアツい。よく見るとリゾットとパコでジェスチャーが👍👎逆なのも笑える。
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