ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第10話 (2023/12/19) ネタバレを含む感想。/ 高級時計店での実験により溶岩のルールについて少しは見えてきたドラゴナたちだが、待っていたジョディオとパコの前に謎の刺客が。いきなりピンチに。

前回までは……。
高価なものを引き離そうとしても、巡り巡ってまたそばに戻ってきてしまう不思議な力を持つ「溶岩」そのパワーを実証しようとした高級時計店での行動はドラゴナたちの仮説を確信に変えた。一方で二人を待つジョディオとパコの前には恐ろしいギフトが届き、さらにパコそっくりの謎の男が現れいきなり喉元を切られてしまう。この敵は一体。
本編のネタバレを含んだ感想です。

先月の感想はこちら↓


ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第9話 (2023/11/17) ネタバレを含む感想。/ 軽い実験のつもりで向かった高級時計店で溶岩のパワーが発動し万引きを疑われるドラゴナ。一方でジョディオには警告を暗示するギフトが。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/JOJOLands009.html



#010 THE ハッスル

パコそっくりの男VSパコ

前回のラストでいきなりジョディオが攻撃を受けたところで終わっていて緊迫感が凄まじかったのですが、まだ序盤も序盤、それも主人公が死ぬってことはないと思うのでどこか安心してる僕がいるのも事実。そういう予想の仕方はよくないですよね(汗)でも流石に首は出血量とかかなりあるしピンチには変わりない。今作の医療担当(?)のドラゴナもいないし。
しかし彼が一時たたかえなくなってもこっちにはパコという頼もしい仲間がいますし、敵がご丁寧にそっくりに変装してきてくれてるので対峙。鍛えてますし、露伴の時にも結構貢献してました。肉体そのものという意味では彼が一番強いんじゃないかな?
ある意味で「3本目、4本目の腕」というくらい応用性のあるスタンド能力「THE ハッスル」最初はそんな一発芸みたいな……?って思ってたんですが、かなり強いですよね。今回はサブタイトルになってますし、ここからしばらくはパコの活躍が見れるのかな。
ファストフードのお盆を盾がわりにしたり、椅子を筋肉で掴んでぶん投げたり。ストーリーが進むうち、筋肉の中にもう一つの意志があって動いてる設定に変わっても違和感ないくらいほんと自由自在に動かしてますね。肩から人型の何かが生えてきて喋り出したりして。あるいは一時的に筋肉量を増やして120%とか。幽遊白書の見過ぎでした。すみません。


徐々に正体が見えてくる刺客、異質な体
前回の登場時からカサカサした細かい岩?ぽいのが剥がれ落ちたりする描写があったので、当然ながら本人の顔は別にあって能力でパコそっくりに擬態してるのは明らかだったわけですが戦う中で本体の顔が見えてきましたね。僕はなにかスタンド能力で「着ている」という印象を受けたんですが、「細かい砂や色のついた小さい岩」ってことなんで、本体自体がもうそういうもので形成されてると考えていいのかもしれませんね。
君は岩人間なのかい?違うのかい?どっちなんだい?パワー!
8部要素が出てくるのはそれはそれで嬉しいんですが、またここでもってなってくるとDIOについでジョースター家との因縁があるとしか。これロカカカも価値あるものってことで出てきそうだし、東方家キャラの匂わせもありそうだな……。
というか岩人間だとして、何目的で溶岩が欲しいんだろう。最初に予想した通りこの人が守り主とかそういう系?でもそれなら猫をあんなふうにしないよな?

必死に戦うパコと、緊張感のないドラゴナ・ウサギコンビ
僕が正しく読めてないのかもしれませんが、もしかしてパコの能力って相手にも有効なのかな?触れた敵の肉までもモコモコメキメキいってあらぬ方向に曲げて痛めつけてるように思える。つえーな。相手の首に手をかけるくらいだし、結構優勢だ。しかしこの後の不思議現象もすごい。敵の左手が雲に同化して見えたって。遠近感が狂うってのは蜃気楼とかそういうのに近いアレが起きているのかな?って予想するんですが、姿を変えられるし幻覚じみてるとまでくると刺客にピッタリですね。やっぱり今回の過去部オマージュは5.6の比率が多いのかな?
そして「バンソーコーでも貼っとけよ」と、それでなんとかなっちゃうジョディオに笑いました。大抵の怪我はバトルが終わったらなんとかなっちゃうジョジョですが、今回は特にすごいわ。他の漫画だったら死んでてもおかしくないやられっぷり。
ちょうど時計店からドラゴナたちも出てきますが、ニコニコなのでその温度差にもニヤニヤ。マジでピンチなんだって今!

時計店から出てきたカップル、溶岩の力が発動、か?
結局盗んだという濡れ衣を免れた例の高級時計は、別のカップルが購入したんですね。これも巡り巡って結局はドラゴナの元に帰るんでしょうが、トラブルにならならなければいいな。ドラゴナとウサギがキャッキャしながら「すぐ戻ってくるよ」って話してるの、カップルに負けず劣らずバカぽくていいね。何度もいうけどチームの温度差よ。
思ってたよりもパコが冷静なタイプで、マフィアというのはハッタリで「本物ならそんな傷じゃすまない」って一応フォローがされてた。先月のラストのを見て「バンソーコー1枚で治ります」って言われても信じられないと思うけど(笑)
予想通りカップルが腕から外したタイミングで鳥がやってきて、時計を掴んだままこっちに飛んでくる。こんな近くだとまた盗んだだろって言われないかな??

不意打ち特化型の敵
でもそれは時計じゃなくて、敵の擬態。いきなり人間モードに変化して、ダイヤを奪うわ、ドラゴナの首に突き刺すわで一瞬やられてしまったのが痛すぎる。プロじゃないから浅くて済んだって話したすぐ後に今度は致命傷与えてくるの「ぬか喜び」的な、より絶望を感じる。一気に血が吹き出してるし。一応ノーヴェンバーレインで相手の逃亡を阻止できたとはいえ、この傷は……。初回からなんとなくドラゴナに死亡フラグ的なものを感じたけど勘ぐりすぎならいいなぁって思ってたんだよね。例の4人いたから。っていう伏線もまだ活きてるだろうし誰か犠牲になりそうでほんと怖い。スムース・オペレイターズが傷を移動させるんだろうけど、2回連続でピンチのところで終わるなー。

でも敵にノーヴェンバーレインが効いたのは結構な朗報ですよね。砂とか岩に対して、水というか雨は特攻になりうる。『雨垂れ石を穿つ』って言葉がありますが、これから大金持ちになるという大きな目標のあるジョディオを象徴する気がしてきました。てことは敵はガッツリ岩人間……?

続きが読めるのは年が明けてからですが、今年はついに新作のジョジョランズが始まってほんと嬉しかった。露伴映画もサブスク解禁されてますし、2024の動きにも大いに期待。

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