ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第6話 (2023/7/19) ネタバレを含む感想。露伴と取引をして犠牲者が出ることなく別荘を後にできたジョディオ一行。価値あるものが集まる溶岩を託されたことが、吉と出るか凶と出るか。

前回までは……
仲間3人が無力化され絶望的な状況に陥っていたジョディオ。しかし露伴が本当に大切にしている「謎の溶岩」のことに気づき、交渉材料にする。躊躇なく二つのうち一つを破壊したことで彼の本気度を痛感した露伴はそれ以上の攻撃をやめてダイヤの持ち出しを容認。さらには溶岩までジョディオに託してくる。溶岩を手にしない限り、価値あるものを持ち出せない不思議な力が働いてるようなのだが……。脱出したのも束の間、ワイヤー攻撃を仕掛けていた猫たちが彼らをさらに追う。

本編のネタバレを含んだ感想です。






先月の感想はこちら

ジョジョの奇妙な冒険part9「ジョジョランズ」第5話 (2023/6/19) ネタバレを含む感想。ついに岸辺露伴と対峙するドラゴナら強盗チーム。経験値の差ゆえか、圧倒的な優位にたたれてしまう。しかも手にしたはずのダイヤはこぼれ落ち……?
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/JOJOLands005.html





#006 ジャングルの攻防 その1

溶岩の性質に気づく仲間たち
前回の露伴が「溶岩」を託した時にわざわざ秘密を明かすべきではないという論調でしたが、ジョディオがバラさなくても気がついてしまいましたね。すぐそばというかチームの誰かが持っていればOKという扱いだと思ってましたが、4人で逃亡してる最中でもいつの間にかジョディオの元に集まってしまうじゃ誰でも分かってしまうか。と、なると気が早いけどボスの校長先生に渡すことすら出来なくないか?漫画の方針としても、「溶岩を手にしたジョディオが大富豪になる」という最重要アイテム。良くも悪くも運命を変えるものだと思ってるので、最後まで持つのは確定かな?と予測してるんですけどね。
「溶岩の持ち主」が手に入れた「価値あるもの」が離れられない、戻ってくるって程度の認識でしたが、ウサギが盗んだ原画まで集まるとなると、もう無条件で【価値あるものが溶岩に吸い寄せられる】いわば磁石のようなイメージに近いのかな、と。そりゃ当然トラブルも一緒に舞い込むよなぁ。
例えば映画「マスク」なんかは【捨てても戻ってくる】ってのがありましたが、リュックのファスナーまで勝手に開いてくるってのは凄すぎる。
ていうかジョディオ本人もよく分かってなかったのかよ。
ここ数話でそういうルールだってのは読者は察してたと思いますが、かなり親切に解説してくれましたね。ついでにいうと本編冒頭にキャラ紹介が毎回1ページつくようになってる。露伴映画効果で新たに読み始める人も少なくないのかな?

恐るべき追っ手、猫たち
前回ラストに後を追う猫が描かれ、一難去ってまた一難、今後はこいつらと戦うんだなってこれまた分かりやすい示唆がありましたよね。実際、6話のタイトルがジャングルの攻防だし。そのラストで複数いたのは驚きでしたが、予想通り罠を仕掛けられてました。サバイバル系の作品でピアノ線を使った仕掛けなんてよく出てきますけど、別荘以上に視認性悪くて気づけない。難易度マジで上がりますよね。3人が苦しめられたあのワイヤーにジョディオも洗礼を受けることに。それこそジャングルではお馴染み、足に巻きついて逆さ吊りにされるタイプ。経験済みの仲間がいてもあの硬さは一筋縄じゃないかないよな、ワイヤーだけに。

猛威をふるうワイヤー
すごいなと思ったのが近づいてきたピンクちゃんことドラゴナが攻撃を受けてしまうところ。野生生物の狩とか、戦闘のセオリーぽいんですよね。負傷した仲間を救おうと別の個体が来たらそこを狙うっていう。もう猫たち=ハンターとしての強さが。やっと露伴終わったのにまたピンチだ。さらに悪いことに単純な拘束具じゃなくて、刺して攻撃したり体に貫通してそのまま縫い合わせたりとやりたい放題。自由を奪うという方面で歴代のスタンド能力でも上の方じゃないかな?見にくいものが風に乗ってやってきていつの間にか巻きつき刺さる。ストーンフリーは出す分だけ体の体積がなくなっていきましたけど、これ再現なく出せそうだしなぁ。猫たちを倒せない限り続くよなぁ。

そもそも、猫たちは何者なのか
最序盤では露伴にとってなんなのか。ペットなのかそれとも近くの野良猫なのかってことすら分からなくて。まあバキンもいるし、猫だしって感じではあったんですけどね。前回までのやり取りで特に触れなかったからワイヤーのことは知ってても彼の命令でもなさそう……。って感じはしていたんですけどね。繰り返しになりますが明確に「託す」って言ってるのに自分の仲間を差し向けるのは絶対にないだろうから、
(1)「猫は溶岩に関係する存在で、追いかけてきている」このパターンだと持っていることでのトラブルの一つなので、露伴的にもジョディオにおっかぶせた、厄介払いできたってことになるし。
(2)「たまたまあの近辺を縄張りにしていて、とにかく獲物を狩っている」これだとなんで露伴は無事だったのか?ヘブンズドアーで自分には危害を加えないようにしたのか?などが考えられますけどね。
なんとなく有耶無耶になるのでは?それ以上考えるのをやめました(笑)

裏切りのウサギ、か?
こんな状況の中で、いつの間にか溶岩やダイヤを盗んで車へと逃亡しているウサギ。ノーベンバーレインで浮遊しているワイヤーは溶かせたようですが、すでに巻きついているものには効果がない?何かを選んでどうこうするってことできないのかな?その割にサボテンの棘だけ、って出てきたし。溶かせるなら自分が釣られているワイヤーきれないのかな?まあ酸とかそういうもので物理的にしてるのとはまた別っぽい感じもしますしね。コミックス幕間での解説読めばわかるかな。
そして1人にげたウサギですが、個人的には「またせたな!」って車で勢いよく走ってきてくれるのを信じてます。例えば車で思い切り突っ込んでくれば木が倒れてジョディオももう少しマシな状況になりそう。
あとはネタ予想としては「ピンクちゃんは俺にとって価値あるものだから」なって、3人とも車の方に引き寄せられて脱出できるとかね。溶岩にそこまでのパワーなさそうだけど笑

今月は40ページないくらいでしたし、サブタイトルが「その1」になってることからしばらくは続くはず。分かってはいたけど今年中は地元に戻れないじゃないかなと。でも今度どんどんジョディオのスタンドバトル見れそうでますます楽しみです。
そしてそんな中早くもコミックス1巻の発売が発表。来月8月です。

第6話掲載のウルトラジャンプ8月号は7月19日<本日>発売





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ウルトラジャンプ 2023年 08 月号 [雑誌]

今回も電子書籍で購入しました。

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