Huluプレミア、と題して日本独占配信されている海外ドラマの一つ、「ヒューマンズ」。DlifeでTVCMなども流れているので契約してない方もご存知かも知れませんが、タイトルの人間、ではなく人間そっくりに作られたロボット(アンドロイド)を題材にしたSFドラマです。
秋に30日限定でまたHuluに加入し、その時にS1全話視聴したので、このブログでもネタバレにならない程度にご紹介。
ヒューマンズとは
私たちの住む現代世界を舞台に展開するスリリングな物語。人間に代わってどんな仕事もこなす最新の高機能ロボット“シンス”は、忙しい人の必需品として世界に普及した。家庭や職場で活躍し、人と生活を共にするシンスに、人間は恐怖、情欲、憎しみ、親しみ、さらには愛情といった感情をぶつけはじめる。しかし、そんなシンスにもし“意識”があったら…?(Huluの番組ページより)
上記の予告動画でもわかる通り、本当に人間そっくり。目と、機械っぽい動きこそ特徴的ですがぱっと見じゃシンスと人間の見分けは付きにくいです。メタ的なことを言うとSF設定のわりにお金が掛からなくて済みますし、ストーリー展開的に言うと「もしも人間のように意識(感情)を持つ個体が紛れててもわからない」と言う良さがあります。
そうなんです。どうやら実際は自我があるのに、それがバレないようにしているシムスがいるのです。予告動画だと黒人男性の姿をしたシムスがそれっぽく言及されていますが、果たしてその数はどのくらいなのか、そして彼らに共通点はあるのか。はたまた、主人公一家にやってきた「アニータ」はどちら側なのか、って言う疑問が浮かび、ストーリーを追うごとにそれらが少しずつ明らかになって色々な要素が繋がっていくのが面白いです。最序盤に意味深な映像があるのも、余計にさまざまな憶測を呼び起こすと思います。
基本的には、シムス「アニータ」を迎え入れた4人家族。さらには序盤に起きる事件を担当する刑事さん。そして年代物の(と言っても見た目は若者)シムスをずっと使い続けるおじいさん博士がメインキャラクターで、そのほかに数体のシムスと、管理している会社(開発者)などが登場して展開していきます。
個人的にはおじいさん博士とオンボロシムスの関係性がとても胸を打ち、行政に無理やり看護師を兼ねた女性シムスを支給されても、オンボロ青年を納屋に匿い続けてるのが泣けます。能力が衰えて、知能も下がっていると見えて「隠れんぼだ。わしが呼ぶまでここを動くな」って言い聞かせたり。いっ時はおじいさん以上に詳細に過去の出来事を説明したかと思えば、読み込みエラーを起こしてしまったり。切なかったです。
劇中では、例えば「ただ命令に従うだけの機械」と言う価値観でシムスを扱う人間が多く見られますが、意識を持ったシムス側の視点と言うものも描かれるわけで。そういう人間全体に対して怒りを抱えているシムスも入れば、分かり合えるって思うシムスもいて面白かった。終盤あたり本当にその人間とシムスの垣根を超えた信頼関係みたいなのが見えてグッときます。あと、おままごとのシーンは和む。
シーズン1は全8話なんですが、毎週1話ずつ更新という形で配信されていました。僕が契約してた時がちょうど真ん中くらいだったので、1週間待たされては毎回驚く、という感じで楽しませてもらいました。現在は全部一気に見れますのでご安心を。Huluは物によって3週間限定とかあったりするんで、契約のタイミングによっては3話から、みたいなことも起こるんですよね。これは違うので大丈夫ですけど。
来年シーズン3が公開予定なのですが、このままシーズン2もHuluで配信されてくれることを期待しています。
2017年12月現在、まだソフト化はされていませんので、見たい場合はそのHuluに入るしかないという感じです。前述の通り8話なので、年末年始などに加入してサクッと見てしまうことも可能だと思います。
SFな設定ですが、「十分ありえるかも」と思えますし、難しいことは出てこないので安心。直接的な描写はほとんどないものの、一部アダルトなシーンはあります(そういうお店など)
参考までに日本のアマゾンで取り扱っていたBlu-rayのリンクを貼っておきますが、日本語等は未収録なのでご注意ください。リージョンコードAなので再生自体はできると思われます。
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