覆面系ノイズ / 歌の上手い女子高校生と、幼い頃にそれぞれ出会い、再会した二人の男子。三角関係の中、ヒロインは人気覆面バンドのボーカルとして参加することになるが……。アニメ化もされた人気コミックを中条あやみ主演で実写化。

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福山リョウコの恋愛コミックを三木康一郎(「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」)がメガホンをとって実写映画化。主演は中条あやみ。
歌う才能がある少女、アリスは隣に住む少年モモといつも一緒にいたが、家庭の事情で彼が引っ越してしまい「歌があればまた再会できる」という約束を大切にしていた。寂しがるアリスはユズという少年と出会い、砂浜に書いた楽譜を読んだことから仲良くするように。そこから時は経ち、高校生となったアリスとユズは再会。彼は自分の曲をアリスに歌ってほしいと思いながらバンドを続け、テレビ出演が来るほどの人気になっていた。一方モモもプロ歌手に曲を提供するほどのプロ作曲家になっていることが判明。こちらもアリスと再会し……。
志尊 淳、小関裕太、真野恵里菜、磯村勇斗、杉野遥亮ら人気若手スター共演で送るラブストーリー。三角関係、約束。そして音楽。劇中で披露される中条あやみの声にも注目。
あらすじ
歌うことが何よりも好きな有栖川仁乃(中条あやみ)は、子供の頃一緒に歌っていたモモとユズという少年たちと離れ離れになった過去を持っていた。二人と交わした約束を胸に日々を過ごしてきた仁乃は、6年後高校でユズ(志尊淳)と再会し、彼が所属する人気覆面バンドのボーカルに誘われる。彼女は、自分の歌声が初恋相手のモモ(小関裕太)届くことを願い、精いっぱい歌い続け……。(シネマトゥデイより)


いやー、王道のラブストーリーって感じでこの恋がどう着地するか見入っちゃった。少女漫画原作のラブ「コメディ」はここで何個も紹介してると思いますが、その中でも特にコミカル要素は少なめ、恋愛に特化したストーリーでした(まったく笑いがないわけではないけど。
上記あらすじや予告動画でわかってもらえるとおり、ヒロインのアリス(苗字)をめぐって、二人の男子が出てきます。片方は手をつなぐほど仲良しで、「離れても歌があれば見つけ出せる」なんてロマンティックな約束をしたモモ。普通に考えるとこっちかなぁと思うし、アリスもこの約束をずっと大事にして生きてきたわけです。一方で傷心してた少女アリスと後から出会ったユズもまた運命的なものだと考えていて、冒頭で触れた通り、「自分が砂浜に書いた楽譜を歌ってくれた」というのがこれまた心に残って、彼女に歌ってほしいと思いながらバンドを続けていたという。相関図的に、心変わりさえしていなければアリスとモモの両思いなわけで、こうなるとどうしてもユズを応援したくなってしまうのが人間のさが(?)僕だけかも知れませんが、こういう選ばれなかった相手についつい感情移入しちゃうんですよね。まあこの映画に限ってはまだ決まってなくて、この状況だと「分が悪い」ってだけですけど。

さらに引き込まれるのが、ユズのバンド「イノハリ」でボーカルを担当してたミオの存在。これも王道パータンですが、ユズに恋してるわけです。でもユズはアリスを見てて、そのアリスはモモを追ってて、という切ない構図。モデル系美人の中条あやみさんに対して、可愛らしいタイプの
真野恵里菜さんでどっちも魅力的でしたし、頼まれて歌唱力のトレーニングする流れも、ずっとこうやって努力してきたんだろうな、振り向かせたかったんだぁって思って余計にジーンときちゃいました。スッと身を引いてバンドやめるとかいい子だし、一方でライバルとして諦めないところも良かった。映画だとちょっとしか描かれませんが、この人の新しい恋についてもちょっとあります。原作だともっと色んなキャラ掘り下げられてるんでしょうね、いつか読んでみたい。

ユズとモモの関係も面白くて、素性を知らないまま仲良くなってセッションするところとか同年代で音楽の才能を頭角を表す二人としていい友達になれそうな雰囲気なのが好きでした。分かってからのギクシャクも見てるこっちがハラハラ。というかモモが最初こそ距離置こうとしたのにだんだん「とられちゃった」みたいに焦り出すところとかね、等身大の男子高校生っぽいし理解できるけどちょっと都合が良すぎるだろようよ、って感じてしまって(上で書いた通りユズびいきなので……。

そんな状況でユズもバンドなくなる覚悟でいっぽ踏み出して、映画ラストに向けていよいよ「アリスはどっちを選ぶのか」って問題と直面することに。タイミングよくイノハリのライブがあるんですけどね、そこまでに彼女の出した答えや、それを受けて見にきてる人たちのそれぞれの表情がなかなか良くて、2時間の映画だけどしっかり引き込まれたなぁと改めて実感しました。

そういうライブシーンを初め、モヤモヤを吹っ切るために屋上でアカペラとか、結構中条あやみさんの歌唱シーンがあります。個人的には劇中での設定とそこまで違和感を覚えるレベルではなかった(めちゃくちゃ下手とかではない)と思います。当然レッスンとかもしたんでしょうね。原作の設定でしょうが、それこそアリスというかお人形さん的な衣装をきてたり、眼帯つけてることの方がなかなかのインパクトありました。
中条あやみ主演で音楽関係かな、くらいしか知らずに見たのですがとても面白かったです。

三角関係に揺れる王道ラブストーリーなので、そういうの好きな方はぜひ。

2018年12月末にWOWOWで録画。つい最近Netflixで視聴。
2021年2月現在、アマプラ無料対象です。




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