【Netflix映画】ヒュービーのハロウィーン / アダム・サンドラー主演のホラーコメディ。臆病者で普段からバカにされていたヒュービー。精神病院からの脱走者や、連続誘拐事件が起きたことで彼は独自の調査に乗り出すが……。

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Netflix配信 アダムサンドラー主演の最新作。ハロウィーンに起きた騒動と、その解決のために奮闘した一人の変わり者を描いたコメディ作品。監督は「サンディ・ウェクスラー」や「ドゥ・オーバー」でもアダムとタッグを組んだスティーヴン・ブリル。
ハロウィーンでは毎年盛大に仮装やイベントが盛り上がる魔女の街セイラム。惣菜店に勤めるヒュービー・デュボアは変わり者で臆病なため、街の人々からバカにされてきたが本人は優しくて思いやりのある男。危険から守ろうといつものようにボランティアで不審なものがないか見回っていた。時同じくして精神病院からは凶悪犯罪者が逃亡、さらにハロウィーンの夜には次々に誘拐事件が勃発。ヒュービーは真相を突き止めようと奮闘するが……。
ジュリー・ボーウェン、ケヴィン・ジェームズ、シャキール・オニール、スティーヴ・ブシェミ、レイ・リオッタら共演。
あらすじ
マサチューセッツ州セイラム。デリカテッセンの店員、ヒュービー・デュボワは街一番のハロウィン好きであり、ハロウィンの日にはイベントのヘルプスタッフとして町中を駆け回っていた。ヒュービーは思いやりのある優しい人間だったが、その臆病な性格故に周囲の人たちから馬鹿にされていた。ハロウィンを目前に控えた10月29日、精神病院に収監されていた凶悪犯、リッチー・ハートマンが脱走するという事件が発生する。ヒュービーは勇気を振り絞ってハートマンの捜索に乗り出したが、奮闘空しく、彼の目の前で知り合いが次々と誘拐されていった。それでも挫けなかったヒュービーは予想だにしなかった真実へとたどり着く。(wikipediaより)


バカにされてた人が本当のピンチのために大活躍、最後には認められて〜という王道パターンのコメディ作品ですが、色々と小ネタが満載、さらにはひねりが効いていて面白かったです。
ただ予告動画でもなんとなくわかる通り、主人公は変わり者で臆病者というよりも「間が抜けた人」という印象が強く、それを小馬鹿にするシーンが多数、そして映画の中でもギャグとして描かれているので、僕の場合は頭の片隅で『笑っていいものなのか』が若干チラついてしまいました。お話にのめり込んじゃうとそんなの気にならなくなるんですけどね。アダムサンドラーもたどたどしい喋り方をしてますし、吹き替えの森川さん(いつもの人です)もそれに準ずる演技をしてくれてます。

そうやって虐げられてても良さはちゃんとあるし、それを知ってる人はいるよっていう逆転させるための設定ですから仕方ないんですけど、せっかくヒュービーが作ったクロスワードをシスターさんがゴミ箱に捨てたり、どうでもいいことばかり報告してきてうざくなった警官にていよくあしらわれたりと彼に感情移入しちゃうと可哀想になってきちゃいましてね(笑) ただ「秘密の捜査員になれ」って言われた時に興奮して喘息の薬飲むシーン(煙の出し方)は爆笑でしたけど。

他のギャグとしては彼のトレードマークの水筒。もうほんとどれだけ機能あるんだよっていうくらいさまざまな使い方が登場して面白かったです。下手なスパイアイテムよりもすごい。序盤で投げつけられた卵をそのまま水筒でキャッチして丸呑み「ロッキーみたいだ」って時点で笑ったのに、水筒だけじゃないんだもの。予告でも傘とか鉤縄とか出てますよね。
あとはアダムサンドラーなので(?)お下品ネタも健在で、特に母親たちがきているTシャツが毎回なかなかのことが書いてあるのでそこも毎回注目してください。多分意味がわかってないみたいで、劇中でも「ヤリマン」=「やらかした人」という認識で、ヒュービーが「僕はヤリマンです」とかいう流れまであります。英語だと何かな。

全体的にはコメディなんですが、中盤あたりからいよいよ本科的に事件が勃発し始め、雰囲気が変わっていきます。精神病院から脱走したってのは「もっともらしく見せてギャグ要素だな」と早々に予想していたんですが、次々に人が消えていくとなるとね……。謎の人物としてスティーヴ・ブシェミがふざけたキャラでここも面白かったし、狼人間だと勘違いしたヒュービーが彼の変身した姿だと決めてつけるハスキー犬が可愛かったです。「ヒュービーをバカにしてた人が消えたから、お前が犯人だろ!」って詰め寄るシーンではその犬まで責め立てるような顔に見えたし。

勘違いといえば、ずっと彼の奮闘を見守って良さを理解していた同級生ヒロインとのラブロマンス要素がどうなるかってのも楽しみでした。何か裏があるパターンなのか、それとも本当に好きなのかってワクワクしてました。子供たちがすごくいい子に育っていたので悪人じゃないと信じたいし、でも卒アルの扱いを見ても全然接点なさそうなタイプだしなぁと。前述の通りかなり感情移入してたんで傷つけられて欲しくないな、って半ば祈るという方が近いかも。

ひねりが効いてたのは誘拐事件の犯人。動機を知るとなるほどって納得できるんだけど、普通じゃまず頭に浮かばないタイプのキャラだったのでいい意味で騙されて気持ちよかったです。ヒュービーほどあからさまじゃなくても、ちょっと変わってたり反応が面白い子供っていじめのターゲットになりがちだと思うんですけど、それは絶対にやっちゃいけないことですよね。子どもが見るタイプの映画じゃないですけど、そこちゃんと強調してくれたのも良かった。イジられ、って言葉で片付けちゃいけない。

ディセンダントのメインキャラの一人、キャメロンボイスがもともとキャスティングされていたのですが3作目のレビューで触れた通り若くしてこの世を去ったため、両親のたっての希望で親友のカラン・ブラル(彼同様にディズニー系でよく見かける子)が代役を勤めたようです。追悼メッセージも流れます。

ある意味ジャンルと言えちゃうような、いつもの「アダムサンドラー主演映画」の期待を裏切らない作品でした。不快まではいかないものの、基本主人公がバカにされるシーンが多いのでそこだけちょっとアレですが、馬鹿馬鹿しさにゲラゲラ笑えて、面白かったです。頑張りが認められて、ハッピーエンドなのもいい。

Netflixにて吹き替え版で視聴。




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