グースバンプス 呪われたハロウィーン / 世界4億部の大ベストセラーシリーズを原作としたホラーアドベンチャー第2段。腹話術人形が復活し、家族=モンスターを街中に増やして大暴れ。少年少女の奮闘を面白おかしく描く。

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ハリーポッターを超えるヒット作「グースバンプス」シリーズを原作に実写映画化し、世界収入1億ドルを超えた前作の第2弾は、別のキャラクターを主人公にしつつ、あの本によってまたしても引き起こされた騒動を描いたもの。メインのモンスターはいたずら腹話術人形スラッピー。
ハロウィーンが近づく中、ソニーとサムの仲良しコンビは古い屋敷で怪しげな本と腹話術人形を見つけ、そこに書いてあったメモの呪文を読み上げてしまう。すると人形スラッピーが勝手に動き出し、いじめっこを撃退したり、宿題を手伝ったりと驚くべき能力を見せる。いい奴かと思った矢先、だんだんと本性が現れ、家族を増やすと息巻いた彼は様々なものに意識を芽生させ、街中ではハロウィーンの魔物たちが大暴れして大混乱。ソニーの姉サラを加えた3人はモンスターたちを再び本に封印しようと奮闘するが……。
マディソン・アイズマン、ジェレミー・レイ・テイラー、カリール・ハリスら主演。脇役ながらジャックブラックも登場。
子供も楽しめるホラーアドベンチャー。

あらすじ
ハロウィーンシーズン真っ只中、ソニーとサムはある屋敷で一冊の本と腹話術人形を見つける。ホラー作家R.L.スタインによって書かれたその本を開くと、中に書かれていた小説が現実になってしまうのであった。スタインの描いたモンスターが街中に溢れ大混乱!そんな中、悪魔の腹話術人形スラッピーに捕らわれた母を救うため、ソニーとサム、そしてソニーの姉サラはハロウィーン・モンスター達に立ち向かう。果たして彼らはモンスター達を無事本の世界に戻すことが出来るのか…!?(Youtube予告動画概要欄より)


参考リンク
グースバンプス モンスターと秘密の書 / R・L・スタインの児童小説シリーズを元にしたファンタジーサスペンス。「ガリバー旅行記」のジャックブラックとロブ・レターマン監督が再びタッグを組み、共演は「13の理由」のディラン・エミット。
http://xn--qfusdo8o71s.seesaa.net/article/GOOSEBUMPS.html

前作を視聴しここで紹介したのが3年以上前なので細かい部分を忘れてしまってましたが、腹話術人形スラッピーはその時点で結構出番多かったんですね(笑) 呪いのアイテムとかゲームを扱ったシリーズものでありがちですが、この実写映画グースバンプス2も「開くと中のモンスターが出てきちゃう本」と「人形スラッピー」が続投で、主人公らキャストが一新されております。時系列的には繋がってるけど、別の物語。最初に触れた通り作者役でジャックブラックがちょっと出ますし、1作目の出来事に触れてるネット記事のシーンなどがありますが、基本的にこの映画1本で独立してると思っても問題ないです。

子供向け、という表現はちょっと乱暴なジャンル分けかもしれませんが、非常にシンプルな物語で小さい子でも楽しめる話だと思います。、適度にギャグが挟まれてますし、やられるというのも例えば巨大な熊に抱きしめられるとか、蜘蛛の糸でミノムシ状にされるとかグロテスクなシーンもありません。まあ腹話術人形が不気味といえば不気味ですけど、「怖い!」って感覚は僕はなかったです。
具体的なストーリー展開としても、最初はいじめっこ撃退してくれていい奴かと思ってたらちょっとしたグチを拡大解釈して酷いことしたり、主人公たちがそれを諫めると暴走し出して「家族を増やす」ことを目的に街を混乱に陥れ街に大量のモンスターたちが。そこからは前作と共通、なんとかして再び本の中に閉じ込めようと頑張るっていうもので、バラエティ豊かなモンスターたちが出ますし、あの手この手で奮闘してく面白さがあります。

サブタイトルがついてる通り今回はハロウィーンがテーマなので出てくるモンスターもそれで統一されてるのもいいですね。もしかして公開時期もその頃だったのかも。家々で飾り付けられた置物たちが実際に動き出したらどうなるだろうか?という妄想する子供は少なくないと思いますが、それを映像で見られる面白さ。すでに触れましたが。クマの形の小さなグミがキングスライム(ドラクエ知らないとわからない例えですみません)のようにどんどん集まって合体、大きなクマとなって襲ってきたり(でも可愛い)。家を見張ってくれと頼んだはずのジャックオーランタン(カボチャのくりぬき)が逆に攻撃してきたり。「頼むぞ軍曹!」ってセリフのせいか軍人キャラになってたのが笑えました。

それぞれのキャラの掘り下げやモンスターの犠牲者を出す関係で、ソニーとサムはよくからかわれてるだとか、姉サラはフラれてしまうとかのシーンもあるんですが、全体で1時間半なのでやや物足りなさを感じてしまうのも否めません。一方でソニーの授業での発表がニコラテスラの電波塔のミニチュアだったり、サラが作家志望って設定はストーリー上で結構生かされててそこは良かったです。スラッピーの思惑が成功してたらかなり広い範囲でとんでもない事態になってたでしょうし、よく考えたなーと。

キャストとしてはソニー役ジェレミー・レイ・テイラーは「IT」シリーズの太っちょ転校生役で、これは見てすぐに気がつきました。個人的には彼らの母親役のウェンディ・マクレンドン=コーヴィが「それいけゴールドバーグ家」の母ビバリー役で馴染みがあったのでちょっと嬉しかったです。ちなみにどちらもSONYの作品ですが、この作品の中ではXperiaやPS4が登場しててそこもニヤリポイントでした。(サラはMacBook使ってるし、ソニー一色なわけでもないけど)

庭のデコレーションにめちゃくちゃ凝ってるアジア系のおじさんがモンスター撃退にかなり貢献してくれて、ラスト30分のいよいよ反撃だ!ってなってからも楽しかったですし、最後まで肩の力を抜いて気軽に見られる作品だったと思います。変に教訓めいたメッセージがあるわけでもないし、大騒ぎだったけど、無事に解決できました、めでたし。というまさに児童小説を読みおわったかのような爽やかさ。
ちなみに最後の最後で続編を感じさせるようなシーンで終わっていますが、2018年の作品で、その今現在続報がないということは……。ただ映画のプロデューサー(ニール・H・モリッツ)によるドラマ版の製作が今年発表されましたので、同じ世界観での続きが見られるかもしれません。期待してます。

前述の通りそこまで怖くないので子供でも見られるアドベンチャー作品。特にハロウィンの時期にオススメします。

Netflixにて吹き替え版で視聴。




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