ゴーストバスターズ(2016) / 80年代のヒット・コメディーシリーズをリブート。女性4人を主人公にし、NYでオバケ退治に奮闘する彼女らを面白おかしく描いたアトラクション的ムービー。

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ビル・マーレイらの主演でヒットしたオバケ退治をモチーフにした「ゴーストバスターズ」が1作目の公開から数えて32年ぶりに復活。現代のNYを舞台に、女性4人組が結成した新たなバスターズが、街にはびこるゴースト達をやっつける痛快ムービー。オリジナル版へのオマージュ・パロディを入れつつ友情や絆といった要素を追加し、よりド派手な演出でノリノリで見られるアトラクション的作品。
出演はクリスティン・ウィグ、メリッサマッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリージョーンズ他。
友近、渡辺直美の吹き替えも話題。

あらすじ
コロンビア大学の物理学者エリン(クリステン・ウィグ)は、旧友アビー(メリッサ・マッカーシー)が自分と共同発表した幽霊研究本を承諾もなく電子書籍化しているのを発見。憤慨して彼女の勤める大学向かうが、なぜか一緒に幽霊騒動の起きた屋敷を調査する羽目に。そこで初めて幽霊に遭遇したエリンは、アビーとその相棒ジリアン(ケイト・マッキノン)と共に喜ぶものの、それぞれ大学を解雇されてしまう。行き場をなくすも幽霊の存在を確信した三人は、超常現象の調査会社を立ち上げるが……。(シネマトゥデイより)


上記あらすじの3人に加え、とあるゴーストを目撃した駅職員のパティ( レスリージョーンズ)の4人が主役となるバスターズなのですが、アベンジャーズの雷神ソーなどでおなじみのクリス・ヘムズワースが「イケメンだけど超おバカ」って言うぶっ飛んだ役をやっていて、割とまともな女性陣と対照的に、あまりにも間抜けなんで出てくるたびに笑ってしまいますが、後半、NYがいよいよ危機に陥ってく中で重要な役割になるのでそこもびっくり。
今作は「ブライズメイズ」の監督がメガホンをとっているのですが、あそこまで行かなくても「女性同士の歯に衣着せぬ物言い」も結構痛快で、基本的にはずっとコミカル。しかも友近と渡辺直美が吹き替えですからね。残りの二人は朴璐美さんとくじらさんって言うベテラン勢がやってるので安定感がありました。
4人とも個性が強く魅力的ではありますが、特にジリアンがすごくいいキャラしていて、マッドサイエンティスト的な側面があったり、音楽でノリノリに無っったり。後半にあるバトルシーンはめちゃくちゃカッコよかったです。

前述の通りオリジナルシリーズの対してのオマージュもかなりたくさんあり、キャストのカメオ出演やなぞったような演出、そしておなじみの場所なども登場して、ファンの人や視聴前におさらいをしておくとより深く楽しめると思います。ゴーストバスターズのロゴマークが決定する演出とかグッときました。あとは一番最後にある今後の展開を匂わすおまけシーンも過去作を知ってると「!」となるかも。

わかりやすいストーリーと、トンデモ兵器でオバケを捕まえるって言うわかりやすい展開で頭空っぽで楽しめるんですが、それに加えて面白い試みがありまして。視聴する際の画面の上下にある黒い枠を有効活用していて、手前、つまり視聴者方向に飛んでくるビームや炎などだけが枠を超えて描かれるために、3Dじゃないのに3Dに見えるんです。
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参考画像アニメgif。正しく動いてなかったらごめんなさい。
原理的にはこんな感じ。すごいと思いました。

オバケとか信じてるとか(笑)とバカにされてきた少女が大人になってオバケ退治で街を救う側になると言うカタルシスや、女同士の友情、絆などグッとくる要素もあって、期待以上に楽しめました。

DVDレンタルにて吹き替え版を視聴。

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