目を覚ますと大学の構内で全裸になっていた新入生の伊織。記憶も曖昧なまま、学生たちからの変質者扱いされつつなんとか逃げようとすると、ふと気づくとまた同じところで目が覚める。自分とそっくりの状況に陥っている耕平と手を組みループから抜け出そうと頑張るが、そこにはダイビングサークルが関わっており……。
鈴之助、朝比奈彩、小倉優香、石川恋、高嶋政宏ら共演。
あらすじ
伊織(竜星涼)は、青い海に囲まれた離島にある伊豆大学に入学し、気さくな仲間やかわいい女子と大学生活をエンジョイすることだけを夢見ていた。だがオリエンテーション当日の朝、大勢の人が集まった大学の講堂で、伊織は記憶がないまま素っ裸で目を覚まし、自分と同じ状況の耕平(犬飼貴丈)出会う。(シネマ・トゥディより)
最高におバカ映画ですね。(褒めてる)
原作、アニメ版ともに未視聴だったんですが、ひらがなのタイトルと「なんか裸の男性がたくさん出てる映画」という漠然という認識があって。(特にネットで何かが炎上すると比較対象として挙げられてるイメージ) 想像以上に「バモス!」な作品。特に前半部分の肌色成分が多すぎる(笑)
ダイビングという、一歩間違えば溺れたりという危険があるからしっかり体力ないといけないのはわかるんだけど、それでもみんなめちゃくちゃマッチョなん同性から見ても汚らしいという印象はあんまり受けない。というよりも撮影にあたって仕上げてきたキャスト陣すごいしそもそもよくこの仕事受けたよなって感心の方がでかい。まさしく身体張ってる。
最序盤は「なんで気がつくと裸で寝てるんだ?」っていう謎解き要素から始まるので前述のような事前情報なしだとマジで主人公同様に混乱したし、見終わった後でもなんのためのシーンか自信を持って他人に説明できそうにはないんだけど「希望を胸にやってきたのに地獄のような日々が始まった」という笑いがあったし、特に女性とのロマンスから裸集団というギャップがね。身体が勝手に踊り出すのとか、理屈を超えて面白かった。
それ以後のストーリー展開としては中盤は学園祭編、そして1/3から本格的なダイビングって構成。全編にわたってギャグがふんだんに入っているのですが、基本的には主役二人が酷い目に遭う姿、リアクションでの笑いが大きいので二人の演技力が光ってたと思います。学園祭では伊織のかっこいいところも見れたし、ヒロインである千紗(乃木坂の与田さん)の酔っぱらい姿もニヤけた。あとここから絡むことになるケバ子はビリギャルの表紙繋がりで石川恋さんというキャスティングの妙があります。
そうそう男ばっかりと思われがちですが、女性陣も豪華で、特に小倉優香さんは下着姿とか「挑発してくる年上のおねいさん」ポジションとしてセクシー担当してましたし、上で触れた与田さん、石川さんたちの水着シーンもちょっとあります。映画ラストのダンスの場面は彼女たちも一緒に踊るんですが、かわいかったです。
おふざけをしつつもダイビングについては割とガチで、こういう装備があって、こういう風に潜るという説明だったり、ハンドサインのことなど初心者向けに魅力を伝える要素もありました。伊織だけうまくいかないとかそういうギャグももちろん挟むんだけど先輩たちや千紗がダイビングや海が好きだってことがヒシヒシ伝わってきてギャグとのギャップでなんだかんだグッときちゃいます。泳ぐシーンは結構あるので水中の美しい映像もバンバン見れますしね。そこも癒されました。
必死な思いでライセンスを取ってハッピーエンドに向かうと思いきや、そこに隠された真意も面白かったし、結果的に本当に一致団結する流れも笑いつつ爽やか。文句言いながらもこういうのが青春なんだよなってこっちまで明るくそして羨ましくもなりました。ただまあ過剰な飲酒とか、裸になるとか褒められない部分もあるけどね。フィクションだから笑ってスルーするしかない(笑)
そうそう千紗と付き合ってるという嘘が浸透した時に嫉妬してくるのが矢本悠馬さん、森永悠希さんとドラマでは結構似た役所で使われるイメージある二人なのが妙にツボでしたし、キョウリュウジャー(竜星涼)、仮面ライダービルド(犬飼貴丈)、仮面ライダーバース(岩永洋昭)と特撮俳優が揃ってたのも個人的にテンション上がりましたね。
大量の裸という出オチというかイロモノ系と思わせてダイビングや学生サークルの楽しさが詰まってるので軽い気持ちで見てゲラゲラ笑うのに適した映画。半裸の男たちに拒否反応がない人(?)はぜひ。
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