ゲット・アウト / 白人彼女の実家に出向いた黒人彼氏。不安とは裏腹に家族もその友人知人たちも好意的で安心するものの、何かがおかしいと感じはじめる。大ヒットした傑作スリラー。

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「パラノーマルアクティビティ」などで有名なジェイソン・ブラムが製作にも携わる傑作スリラー。
黒人男性と白人女性のカップル。当然人種のことで何か言われると不安だったものの、彼女の家族はかなり好意的に出迎えてくれる。しかし彼らと過ごすうちに「何かがおかしい」と感じはじめ、さらにパーティで出会った別の黒人とった奇妙な行動がその恐怖をさらに煽っていく。
じわりじわりと増えていく不気味さ。そして終盤明らかになる恐ろしい真実。全てが繋がった時のあの感覚はぜひネタバレなしで味わってほしい1本。
あらすじ
ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り……。(シネマ・トゥデイより)


低予算ながら大ヒットしたスリラーで、人種のことをテーマにしている、ということのみで試聴したため、結構衝撃的で。全てがわかった時の、なるほどそういうことか!って感覚はすごく気持ちよかったです。
上記予告動画でも少し見せすぎな気もしますが、不安をよそに、拍子抜けするくらい黒人であることに好意的な白人家族っていうのはこの雰囲気の作品だし「何かあるぞ」って感じさせますけど、それ以外もとにかく不気味なんですよね。
家族の恋人としてはすごく歓迎されるけど、使用人の二人はどうなんだろう?とか思いながら見てると、夜中にジョギングしてたり、待遇を聞くと涙を流しながら笑顔で答えたり。この演技が凄まじかったのですが、終盤、前述の真実がわかった上で見るとそういう感情か!って腑に落ちるんですよ。ネタバラシした後での、ローズが彼らをどう呼ぶかご注目。

不気味さを感じるのはあらすじにもある、もう一人の黒人。もう全てがおかしいんですよ。まるでペットみたいな感じで、彼のそばにいる女性が、彼のことを自慢してるみたいに感じる。その上で、カメラのフラッシュをたかれた後の反応。ここでも過去の作品の記憶から、ああでもないこうでもないと予想をしたんですけど、結論からいうと全部違ってましたね。

もう一つの不気味さは母親との会話。カウンセラーである彼女とのやりとりのシーンは、人種云々抜きにしてもめちゃくちゃ怖かった。こっちまで脂汗をかくような感覚。獲物として囚われてしまったかのような印象を受けます。まあ、白人ばかりの中に黒人がやってくる、ということがもうそういう流れを暗示してなくもないんですが、しばらくコーヒーカップまで恐怖の対象になりそうです。

シリアスな雰囲気の中で唯一の救いが友人で、いち早く危険を察知するも、「白人たちの性●隷にされる」という予想を立てたせいで警察に取り合ってもらえないのが可哀想でしたね。彼の動き次第で、この奇妙な状況から抜け出せるかもしれない、頑張れ!ってずっと応援してました。その結果どうなったのか、お楽しみに。

仮に全部のネタバレされてたとしても十分怖くて不気味だったと思いますが、知らなかったからこそ余計にハラハラさせられた(主人公同様、わけがわからないという恐怖)と思いますので、ぜひ何も調べずに試聴することをオススメします。
知った後で現実世界の人種の問題のことを調べたりすると、さらになるほどなぁって思わせられます。

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9月現在もまだ無料対象のようです。

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